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ⅩⅩⅥ 卍 新年度に向け 卍

 今月は濃かったなー……。


 人生最速で出来たばっかしのダチを失い、おまけでどういうわけか極悪人認定されたり。

 

 哲学なんてものは人間ひとりの人生にはなんの役に立たないとあらためて確認できて。


 知識や言葉を自分のコントロールに置くことの難しさ、逆に知識や言葉に振り回されてしまうことについて考えさせられた。


 誰が精神的にもろくて、誰が芯の強さを持っているのかについて、自分はあまり見る目がないと分かった。



 お気に入りユーザーさまを増やしたいと思い、おかげさまで去年の11月から三倍に増えました(相互を結んでいただいた皆様にはまこと感謝してます!!)。

 その結果なろうユーザーはまるっきり阿呆ばっかしではなく、しっかり己を持ち作品と向き合っている真摯なかたも大勢いるのだと再認識できた(当たり前のことに気付くの遅すぎだろバーカ、というのは認めるよ!)


 

 自分はロバート・A・ハインライン博士を師と仰ぎ、その信念に従ってます。

 

 そう、師の名作【宇宙の戦士】は30年にわたって議論され、1997年にやっと


 「ハインラインがこの作品で語っていることは哲学などというものではなく、単純な信念に過ぎない」


 という妥当な評価が下された。

 当たり前のことに気付くのにずいぶんかかったものである。

 単純な信念。ためしに四つぐらい書き出して毎日貫こうとしてみれば、それだけでもずいぶん難しいと分かるはずだ。


 浅はかな批評屋は「ハインラインは古くさい」と言い捨てる。

 だが一年に一度良質なジュブナイルを書き、それで青少年を啓蒙するのは無理と気付くとガチガチの軍国教条主義SFをものし、かと思えばわずか数年後に「ヒッピーの聖典」と呼ばれたSFを書き、老人が若い女性に生まれ変わる小説を書き、1968年に中学生向け革命指南書と大容量コンピューターネットワークがどれだけ役に立つかを描き(コンピューター=カプセルに収まったでかい脳味噌、という描写が普通だった時代に、電話線のコントロールや本物と見分けがつかないCGまで予言した)最後はフリーセックスを説いた。

 そして他のSF作家ほぼ全員がが葉っぱを吸ってマントラを唱え宇宙と交信して霊感を得ようとしているとき、師はつねに地道で現実に即した作品を書き続けた。

 かっこいいです。


 師は語られた。


 「私は、夕餉のビール代を私の本に使ってくれた人のために書いている」


 自分はアマチュアなのでビール代は払ってもらえませんが、師がそうなら自分はささやかなポイント、日々のアクセス数でじゅうぶん……感想コメントは得難いボーナスである。


 それでいいのだ。

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