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ⅩⅩⅣ 卍 ネタが古くなる 卍

 拙作【マリオンGPD】のエピソードのひとつとして書いてたんだけど、タイトルは【悩ましき隣人】。


 これはひと言で言うと、【惑星丸まる一個朝鮮半島】という話であった。


 そのために伏線まで張ってました。

 人類が発見したヒューマノイド異星人【ヤンバーン】というのが登場するが、これは朝鮮の貴族階級である両班(ヤンバン)から持ってきている。


 ヤンバーンは何ものかによって西暦5世紀ごろ地球、アジアの片隅からフォーマルハウト星系の惑星【マーハン】に移住させられた人類の子孫で、つまり実際は異星人ではない。(【マリオンGPD】にはスタートレックばりの顔白く塗ってツノ生やしただけの人間みたいなヒューマノイド型異星人は登場しません)


 惑星の名前もマルハンから頂いてます。


 発表済みの【戦女神の休息】で主人公の上司が「ヤンバーンどもめ!」と悪態をついているように、ヤンバーンはモラルの低いヤクザものばかり、という設定でした。


 その惑星マーハンで「門」の遺跡を調査していた国連調査団が「北」に身柄拘束され、マリオンはその調査団を救出に向かう。折しも「南」と「北」の軍事危機が高まり、国連調停使節と同行するかたちだが、その調停責任者が黒人女性だったためにヤンバーン全員が激怒し……という粗筋。



 で、なぜ惑星丸まる一個が朝鮮半島、なんて話を作ろうと思ったのか。


 それはネットの嫌韓スレやらいろいろ漁ってみた結果、隣同士であれだけ揉めてんだから異星人とのファーストコンタクトなんて実際チョー不可能じゃね!?と直感というかショートカット的結論に達したからです。


 それで、実像は韓国行ったこと無いから分からないので、ネットに書かれている韓国/北朝鮮についてのあれこれ「だけ」を元にコンタクトSFを書いてみよう……と思ったのだね。


 まあかの国の実像を盛り込むことには興味ありませんでした。

 だって本気で突き詰めたら「あらまあ日本とそんなに違わないぞ」という結論に達するものと分かってたからです。

 アメリカでも日本でも韓国でも社会体制はほとんど同じ。となればそこで市井の人が普段どう過ごしてるか……たぶんそんなに変わらないはず。

 変化をもたらすものがあるとしたら、教育とか社会通念といったものすごい上からの同調圧力だけでしょう(あの国はそれが致命的レベルとは言え……)

 その程度の認識は、あっちの掲示板まとめで韓国人のお喋りの数々を読むだけでもじゅうぶんでした。日本の嫌韓厨が言ってることはだいたい気付いてるし、それについて自虐的なギャグを放つ程度にはものが見えている。


 大惨事になると予想された平昌オリンピックもまずまず荒れることなく終了したり「あーあの国でもちゃんとやれるんだ」という印象。


 日本国内の嫌韓厨も数年前に比べて格段に目立たなくなっている。メダルを量産する日本に対するやっかみやいつもの政治的スローガンも目立たず、対する日本国内の嫌韓スレ立ちもなりを潜め、唯一話題だったのはモルゲッソヨだけ。



 そう、ここでやっとタイトルに繋がる。

 もうみんな嫌韓は飽きたっぽいのだ!

 あいかわらず嫌韓厨はいるが、そいつらが垂れ流すテキストを読んで暇つぶす層が減った、というべきか。


 それで……【悩ましき隣人】を書いていたとき自分は、なにかSF者的な使命感に燃えていたのだろうが、最近そんなコトする意義も見出せなくなっちゃった。


 まあ北朝鮮のアレとか事態は現在進行中ではありますから、いずれ復活するかもしれまへんが。

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