モブたちの覚悟
新作始めました。
前世の俺は「ここは俺にまかせて先にいけ~~~!」と叫んで死んだらしい / 我が人生に一点の悔いなし……いやある
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よろしくお願いします。
もしかしたら、そっとしておいた方がいいのかとも思ったりしたけど、基本俺はおせっかい焼きなんだろう。
落ち込んでいる真司を放っておくことが出来ず声をかけてしまった。
「真司、死にそうな顔してるな」
「あぁ……海斗か」
「いや、マジで大丈夫か?」
「いや、大丈夫じゃない。もう俺はだめかもしれん」
「模試が悪かったんだって? 1回くらい調子の悪い時もあるって」
「この前はC判定だったんだ。今回も悠美と一緒に結構頑張ったからB判定はいけると思ったんだ。それが判定外って。俺もう終わったかも」
「大袈裟だな。たかが模試だぞ?」
「海斗はどうだったんだ?」
「えっ? 俺? え~っと」
「よかったんだな」
「まあ、それなりに」
まずい。
思った以上に真司がやられてる。
それに俺の事を聞かれると、よかっただけに答えづらい。
「勉強見てもらったのに悠美を失望させてしまった。このまま俺だけ落ちたら、きっと悠美は別の誰かと……。俺は浪人探索者で一人地下に籠るんだ。もう太陽とはおさらばかもしれない」
「なにバカなこと言ってるんだよ。地下に潜るって探索者なら普通だろ。それに前澤さんなら大丈夫だろ」
「海斗、葛城さんが受かってお前が落ちた時想像してみろ。大学は4年もあるんだぞ」
「うっ……」
その可能性もゼロではないだけに、真司の言葉が深く深く刺さる。
俺もそれを想像したことはある。
正直最悪の気分になってしまう。そうならない為に俺は頑張っているんだから。
「わかっただろ。俺はもうダメだ。もう無理かもしれん」
「真司、諦めるのはまだ早いぞ。お前が今回だめだったのは前澤さんとキャハウフなスタディライフを送ったのが原因だろ。どうせ前澤さんばっかり見て集中できてなかったんじゃないのか」
「なんで、それを」
それはわかる。彼女じゃないけど俺も春香と勉強すると同じような状況に陥ってしまう。
どう頑張っても、隣の春香に脳のリソースを奪われてしまう。
「真司、お前に前澤さんとの勉強を断る勇気はあるか?」
「悠美との勉強を? なんでだよ」
「ここから先は、お前にその覚悟がなけりゃ教えられない。どうだ?」
「それって、海斗俺でもまだどうにか出来るのか?」
「ああ、覚悟とやる気があればな」
「……わかった。悠美との勉強は断る。海斗、頼む」
さっきまで死んだような表情だった真司の顔には、決意が見てとれた。
「厳しいぞ?」
「頼む。悠美とキャンパスライフを送る為だったら何でもやれる」
不純にも思える動機だけど、結局俺も隼人もそれが原動力となって頑張ってるわけだしな。
「わかった。じゃあ、放課後一緒に行くぞ」
「どこへだ?」
「決まってるだろ。ダンジョンだよ」
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予約受付中。
コミック版 非モテサラリーマン1話も今月予定です。
もう少しで詳しい情報が出る気がします。
よろしくお願いします。






