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なんちゃって用語集

以前感想で、異世界の用語集のようなものがあればとのお声を頂きましたので、つくってみました。

名前の由来は色々です。ギリシアやフランスの酒の名をもじっていたり、国の名前をアレンジしていたり。魔獣もギリシャ神話からとってみたり、元の名前の音を変えたりしてつけています。

【食べ物】

・リコ:

葉物野菜。キャベツと白菜とレタスを足しっぱなしにしたような外見。栄養価が非常に高く、スープによし焼いた肉をそのまま巻いても良し、サラダにも最高。

水分を多く含み、レースのような見た目と繊細な歯ざわりで人気だが、天候の影響を受けやすく、ハウス栽培などのない異世界のサカスタン皇国では育ちにくい。


・フレーズ:

苺に似た外見の紅い果物。味はワイルドストロベリーとラズベリーを合わせたくらいの酸味。パイによし、ジャムによし。


・ビート:

外見はじゃがいも(インカの目覚め)に似た穀類。味と食感は、サトイモやタロイモのような粘りと甘みがある。煮物揚げ物、スープによし。

優のお気に入りはフライド・ビート。


・ティッカ:

豆。形状・味ともにレンズ豆に似ている。煮るか炒めるかが主流。


・カナン鳥:

チャボに似た家禽。もとは魔獣だったと言われているが、ヒトに飼われるうちに小型化し、飛ばなくなった。

鶏のLL寸くらいの卵をとるために農家でよく飼われている。肉も美味。



【飲み物】

・クーゾ(もしくはウーゾ):

葡萄によくにた房状の果物からつくられる酒。色はハンガリーのトカイワインのような黄金色のものが主流。


・カヴァス(もしくはカヴァ):

ウィスキーに似た蒸留酒。


・ブルサ:

エールに似た醸造酒。アルコール度数は低く、タブラオ(居酒屋)で食事代わりに飲まれるくらい。カヴァスやクーゾにくらべると味に雑みがあり、貴族は飲まない。


・ヴェノ:

シャンパンのように、貴族の夜会でだされるお高い発泡酒。花茶で使う花を原料のひとつとする為、味と香りは桂花陳酒に似ている。実はあまり酒に強くないルーカスのお気に入り。



【魔獣】

・ハーピー:

体高7メートルのスズメによく似た魔獣で物語の冒頭、優においしく食べられた。魔力はそれほど高くないが、火を吹き、強力な羽ばたきで攻撃してくるので、通常は魔導師と一個中隊の騎馬団で駆除する。

そんなにでかくちゃ飛べないだろうと言われそうだが、そこは異世界。風の魔導に似たものを駆使している、らしい。


・ラスリーム(もしくはラスリム):

日本のRPGものではお馴染みの、透明もしくは半透明のスライム。身体の深部にある核を破壊しない限り、火でも水でも風でも石のつぶてでもをなんでも呑みこみ消化する悪食。そのくせ彼らの浄化した(身体を通過した)水はどんな泉の水より清浄で、酒の醸造に使われることもあるらしい。


・ドラコ:

コモドオオトカゲを縦と横に2倍したくらいの大きさの魔獣。通常は四足歩行だが、敵に遭遇・攻撃する際は前足で地をけり、後ろ足と三本目の足とも言える太い尾で身体をささえて覆いかぶさってくる。

尾での攻撃も侮りがたいが、声帯を震わせて発しているらしい「衝撃波」は、聴覚にダメージを与えるだけではなく、殴られたような衝撃をもたらす。


・デュゴス:

伝説の、というよりも神話上のと言ってもいい魔獣。外見は西洋の竜に似ている。魔力・知能ともにヒトと比べるまでもなく高く、魔導を自在に操ると言われる。目撃例すらほとんどないため、その生態は謎につつまれている。

ルーカスは師匠とともに一度だけ、黒色金目の個体に遭遇したことがある。師匠ともども目が合った瞬間、「あぁここで死ぬんだ」と思ったそうな。


・キィーウィ:

幼獣は、もこもこの茶色い毛と中型犬ほどの大きさと、少々耳障りだが甲高い声が、可愛いと思える。が、成獣は体高5メートル、口から飛びだすするどい牙と、ひと振りで人間を絶命させる太い手足に鋼鉄のような爪を持つ魔獣。

サーベルタイガーに似ている。


・ファング:

猪によく似た魔獣。雌雄で呼び名が違うが、通常はその鋭い牙からこの名で呼ばれることが多い。

雄の方が通常大きく、体長は3~4メートルほど。猪と同じく幼獣の毛皮には斑点があり、毛皮も柔らかくかつ防寒に優れているため、高値で取引される。家族単位で行動する魔獣であり、幼獣を守るため成獣が容赦のない攻撃をしてくるため、滅多に入手できないのだが。

肉も赤みの中に独特のサシが入っており、老獣でなければ非常に美味。優はボタン鍋としてよく食べている。


・ヒッポス:

馬によく似た使役獣。魔獣だった名残は、額にある一本の角にみられる。角は成獣になれば雄雌ともに生えるが、雄の方がより鋭く大きい。

通常使役されるものは去勢されているため大人しく従順であるが、本来は足も速く近づくものをその鋭い角か強靭な足で攻撃する気性の荒い魔獣。野生種は飼育種の1.5倍の大きさを持つ。


・マンティス:

カマキリによく似た昆虫型魔獣。ただし、大きさは成獣で3メートル以上(平均的に雌の方が大きい)になり、両手の先の鋭い鎌で大木を薙ぎ払い、獲物を一刀両断する。肉食。

描き忘れているものをありましたら、感想でご一報くださいますか? 追加させていただきます。

→「ファング」「ヒッポス」「マンティス」追加しました(140813)

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