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亀裂

「やった……のか?」

「その言い方だとフラグでしかないな……」

「…………どゆこと?」

「いやなんでもない、普通ならあれでやれてると思うけど、あいつが普通かと言われると怪しいところだな……」



 次の瞬間……ズガンッ!という音と共に、大きな地震のように地下全体が揺れた。



「おわっ!びっくりしたぁ!」

「やっぱり仕留め切るまでにはならないか……」



 出入り口を塞いだ大岩に亀裂が入る。


 おそらくメメントがこの部屋から脱出するために岩を壊そうとしているのだろう。


 カノンの事をタフだなんだと言っていたがあいつの方がよっぽどだろ。


 ……とは言いつつも、習得しているかは分からないが、咄嗟に水属性魔法が使えたのならあの状況を対処することはできる事は可能かもしれない。


 実際それくらいは回る頭を持っているだろう。



「カノン、急ぐぞ」



 僕たちはとにかく廊下を進む。


 二人とももう息も絶え絶えだ。


 手を取り合いながら重い一歩をなんとか前へ出す。



「わっ!?……えっ!?」



 曲がり角を曲がった先にあった光景にカノンは驚く。



「タローが2人いる!なんで!??」



 一人は壁に寄りかかり、一人は体育座りでそこに居た。


 片方がスピネのはずだが、パッと見でどっちがどっちか分からなかったので、どこともない場所に向かって声を掛ける。



「説明は後だ。スピネ、能力で作った空間に僕たち3人を飛ばせ」

「分かった」



 座っていた方から返事が返って来た。


 直後、ガンガンと響いていたメメントが岩を壊そうとする音が鳴り止む。


 風景は変わらないが、メメントとは別空間に来たという事だろう。


 一旦はこれで一段落だ……。


 僕はドサッと、半ば倒れるように腰を下ろした。


 疲労感が一気に襲ってくる。


 正直このまま目を瞑ってしまいたい……が、まだ全てが終わったわけではない。


 とはいえ……。



「はぁ……。カノン、少し休憩しよう。メメントの事はとりあえず大丈夫だ」

「……うん」



 僕たちはそのまま廊下のど真ん中で並んで仰向けになる。


 壁際に寄る体力すらも惜しい。



「……レイ君、疲れているところ悪いが、ボクにも状況を教えてくれないか?動かすのは口だけでかまわない」

「……そうですね。何から説明したものか……。スピネ、タルタロスさんにとりあえず僕とここに来るまでの経緯を話してくれないか。あとスピネの能力とミラの能力の事も」

「分かった」



 僕が何をしたのか、これから何をするのかはその後に話そう。

最近四六時中眠いんですが、ちゃんと睡眠で疲労が取れてないんですかね?

話題のポケモンの睡眠管理的なやつ始めた方がいいかな……。

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