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第11話 反撃開始とハーレム加速

佐藤家。

「陽斗、これ……見て」

 木島がノートPCを回し、複雑なコードの羅列を示した。

「侵入ルートは国内サーバーを経由してる。でも……途中で一回、“官庁系の回線”を通ってる」

「つまり……政府の中にも敵がいるってこと!?」

 結衣が驚きで声を上げる。

「まだ断定はできない。でも……内部に協力者がいる可能性は高い」

 木島の声はいつもより低かった。

陽斗はスマホを取り出し、美咲へ連絡する。

「……美咲、すぐ来られる?」

『もう屋敷を出たところ。――戦うんでしょ?』

 5分後、佐藤家のリビングに美咲・玲奈・結衣・木島・家族全員が集まった。 

リビングは一夜にして“作戦会議室”と化した。


「今、俺たちの内部データが盗まれてる。おそらく敵は、俺たちを混乱させたい」

「でも逆に言えば、敵のルートが掴めたってことでもあるわ」

 美咲がモニターを見つめながら笑う。

「攻撃は最大の防御――先手を打つのよ」

 父・剛が腕を組んでうなずく。

「企業との交渉は俺が引き受ける。お前は正面でぶつかれ」

 母・由紀も資料を手にして頷く。

「医療・地方ルートは私が抑えるわ。陽斗、心配しないで」

 玲奈が隣で小さく呟く。

「……あんたの家族、なんかすごいな」

「俺も正直、ビビってる……」


木島と美咲のコンビで、敵の侵入経路をトレース。

 玲奈と結衣はSNS・世論操作への対抗を担当。

 陽斗は代表として声明文を準備する。

「陽斗、原稿は私が一緒に書いてあげる」

 美咲がすっと肩に顔を寄せる。

「ちょ、ちょっと! 近いって!」

「リーダーを支えるのは私の役目だから」

 玲奈がムッとした顔で割って入る。

「いや、私だって陽斗のサポートくらいできる!」

 結衣が慌てて両手を上げる。

「ま、待って! 喧嘩はやめようよ!?」

 リビングに妙な甘い空気と緊張が同居する。


翌朝――

 陽斗のSNSにて、公式声明が発表された。

「我々は臆さない。敵対勢力に対して、法と情報の力で正面から立ち向かう」

――佐藤陽斗

 投稿は瞬く間に拡散し、国内外のメディアも反応。

「高校生代表が宣戦布告!?」「異例の声明に政財界騒然」

と、ニュース番組のトップを飾った。


一方その頃、敵のアジトでは――

「……高校生がよく吠える」

 暗い部屋で、スーツ姿の男がモニターを眺めている。

「しかし――吠えた犬ほど、潰し甲斐がある」

 彼の背後には、政府関係者らしき影と、いくつもの企業ロゴが浮かんでいた。


作戦後、陽斗は一人空を見上げていた。 

そこへ、美咲、玲奈、結衣が順に現れる。

「……無理しすぎじゃない?」(玲奈)

「あなたは“象徴”なんだから。倒れるわけにはいかないわ」(美咲)

「陽斗……あたし、ずっと味方だからね」(結衣)

 三人の距離が、少しずつ近づく。

 夜風の中、陽斗は静かに、でも確かに感じていた。

(……この戦い、もう後戻りはできない。でも――俺は一人じゃない)

 そして、反撃の幕が上がる――!

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