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彼は私の過去を根ほり葉ほり知りたがりました。



ですから私はダブルライフを送る偽善女でした。教会ではクリスチャンクリスチャンしながら、私生活では彼氏と堕地獄の罪にふけっていました。


「罪」と言いました。厳密テクニカルには罪でなかったかもしれません。彼は私を妊娠させたくなかったでしょうが、恐らく、妊娠させたくても妊娠させられない人でした。私は交渉を持つというより、ただ彼の観察対象、研究対象のようなものでした。


ホテルの部屋で彼は服を脱ぐ事がありませんでした。私だけ先にシャワーを浴びるように言って、二人でベッドに横たわると、彼はずっと服を着たままでした。私だけ最後まで持って行かれました。


彼が私を愛していた、その事は今でも疑っていませんし、私も私なりに満足していました。決して彼を悪く思っているのではありません。


彼との事はまた別の機会にふれる場合もあるでしょうし、今はこのくらいにします。とにかく、彼のほうから別れ話をされました。原因は、明らかでした。


彼は私の過去を根ほり葉ほり知りたがりました。それを告白してから、人が変わったように、彼の態度が一変しました。




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