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女剣士アガサ登場

「わっははははは!!」

笑いが止まりません。船の調達から傭兵手配まで大組織ならでは物量。ギルドの倉庫には予備帆や各種大工道具、さらには酒樽まで用意されていた。その後、ギルドマスターとの極秘会談である程度物資の融通を受けること、海賊偽装船の合流はギリギリまで控えるなどの取り決めでギルドの倉庫の物資を融通してもらえるのだ。

「こっちがいいかな~~♪あっちがいいかな~~~♪」

歌も歌っちゃいます。おお、こっちの帆のほうが縫製丁寧だな。

「おい、坊主!そんなにいいものばっかり持っていくな。俺たちのの分も取っておいてくれ」

振り返ると数人の男たちが倉庫の入り口に突っ立っていた。

「だれ?」

「わははは、明日から一緒に航海する海賊とは・・・俺たちのことよ!」

なぜかポーズをとる男たち。冷めた目で

「何やってるの?」

そう突っ込むと男たちは恥ずかしそうにうつむいた。

「だから、恥ずかしいっていたじゃないですか」

「いや、これくらいの小僧だったら、こういうのが大好きなはずだろうが!」

「そうですか?」「呆れられてますよ」

「う~ん、こんなはずじゃないんだが・・・」

「そりゃ、男の子じゃなくて女の子だから、でしょう」

男たちの後ろから腰に比較的大きな刀を指した20代くらいの女剣士が一人、倉庫に入って来た。


「まったく、こんな女の子を男なんかと間違えるなんて失礼よ」

分かって、分かってくれますか!!女剣士さん!そう感涙に浸っていると女剣士さんの視線が若干下がり

「・・・・大丈夫よ。胸なんかすぐに大きくなるわ!」

小声で励まされた。ちょっと女剣士さん!

「私は傭兵団“紅の戦乙女”団長のアガサ。ちょっと早く港に着いたんでね。見学中さ」

「私はレイ、レイ・エヴァン。ラファール号の船員よ」

「よろしく、レイって呼んでもいいかな?」

「ええ、構わないわ、よろしく。私もアガサって呼んでいかしら?」

「断固拒否する。是非、お姉ちゃんと呼んでほしい!」

め、目がマジだ・・・私は若干引きつりながら

「お、お姉ちゃん・・・」

「ヒャッホーーー!!」

アガサお姉ちゃんのテンションが振り切れた。


しばらくして落ち着いたのか赤面して、すまないとあやまってきた。

話を聞くと故郷に同じ年くらいの妹を置いてきたらしい。その子は病弱で移動もままならず、なかなか会えないようだ。それで同じくらいの年ごろの私にテンションが上がってしまったらしい。

「最近、仕事のほうが順調でね。この仕事が終わったら会いに行こうと思うんだ」

すこし顔を赤らめながらそういった。

「はやく、会えるといいですね。お姉ちゃん!」

「!!!萌え~~~!!」

ものすごい勢いで抱きつかれました。


すまないとあやまられながら、頭を撫でられ続けて少し髪型がぺったんこになって来た頃、突然、港が騒がしくなってきた。

「憲兵隊だ!!」

「憲兵隊が来たぞ!!逃げろ!!」


なんですと!!!!

久々の名前付きの新キャラです。かわいがってください。

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