↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力量が半端ないっす  作者: 九条
第2章 miaka~再会~
51/51

暴走します

白里side →斗黄side に移ります

白里side


―――確かに、あの子は美朱だった。


美朱が死んでからずっと、美朱の顔を忘れたことなんてなかった。私があの、見た人の息を飲ますような超絶美形忘れることなんてないし、間違えるわけもない。


なら、どうして――――


あの子(美朱)は私達から逃げたの?せっかく会えたのに。再会できたというのに。……いや、ここが異世界なのは分かってる。この世に同じ顔の人間は3人いると言うし、異世界なら何十人いるのかも分からないしね。

だけど、やっぱりあの子の持つ雰囲気だとか前を見据えるような眼差しが美朱のものとそっくり、いや本物にしか思えない。


――――じゃあ、なんであの子は――――


トントン。


「失礼いたします。」


私の思考が無限ループに陥りかけた時、ご丁寧にノックをしてあの子を逃した元凶(ジギル)が入ってきた。え、別にいいところで邪魔しやがってこのクズなんて野蛮なこと思ってないわよ?


「まぁ、ジギルさんですか。どうしたんです?」


市場に行ってからもう3日も経っている。正直、美朱を探しに行きたくてしょうがないけど、あくまでも私達はこの国の庇護下にあるから自由に身動きできない。斗黄もそうとうやきもきしすぎて頭が馬鹿になったのかモジャモジャに話し掛けていて怖い。あ、馬鹿なのは元からか。

―――そう、モジャモジャは結局私達が買った。美朱はいつの間にか居なくなってたし。私も斗黄も特別モジャモジャを愛してるわけじゃないけど、なんかこの子が美朱を引き寄せるような気がしたから。ま、今じゃ斗黄の心の友(笑)になってるみたいだから良いけど。


「ええ、今日は魔王征伐についてお話させていただこうかと思いまして。」


ああ、そういえば私達って魔王征伐のために呼ばれたのよね。美朱のことですっかり忘れてた。ていうか今も魔王どころじゃないし。

だけど外面だけはいいと胸を張れる私としてはそんなこと言えるわけがない。張り付けた笑顔でジギルの話に乗ることにした。まぁ、魔王征伐ってことは外に行くんだろうし美朱を探す機会もあるかもしれないから私達にとってデメリットはないしねーーーただ、魔王を倒すことだけは絶対にないけど。今はまだ帰る気はこれっぽっちもないし。


「ああ、私達が喚ばれたのはその為ですものね。今まで私は魔術、斗黄は剣術を学んでまだまだ未熟かもしれませんが戦力にはなると思いますよ。まあ、勇者としては不合格かもしれないですけど。」


多分、異世界トリップのせいで私達かなりチートだと思うけどね。この城で敵う人いないんじゃないかな?でも日本人の美徳である謙遜をしてみた。嫌味じゃないわよ?別にコイツさえいなければ美朱と話せたのに……とか思ってないからね?


「まさかまさか!ハクリ殿もトウキ殿も勇者様として充分すぎるほど通用します。お二人とも私共が考えるよりも遥かに武の才能がありましたし。そこで魔王征伐への日程を早めることになりました。本当はお二人が武術を磨きその間にこの世界に慣れてもらおうと思ったのですが……予定を早めて1年後にしようと思うのですがよろしいですか?本当は3年ぐらいまってからの方がよいかと思いましたがやはり魔王の動向も分からないので……」


ジギルさんはまだ何か言ってたけど私はそれどころじゃなかった。え?ちょっと待って?1年後って遅すぎわよね?この国ってどんだけマイペースなのよ。そんなに待ってたらまた美朱がいなくなってしまうかもしれないじゃない。

……でも今ここでジギルさんに言っても意味ないだろうし。これじゃ、魔王征伐ついで美朱を探すのは諦めようかしら。


「ええ、もちろん。私達もまだまだ不慣れですし。のんびりと言うのは不謹慎ですが地道にやっていこうと思います。」


表面上は綺麗に笑っておく。後で面倒なことになっても嫌だから。

……と、いうか。私達ぜんぜん不慣れなんかじゃないけどね?特にこの街の繁華街はジギルさんよりも知ってるかもしれないわね。あの城下町見学だって別に初めて行ったわけじゃないし。あ、あの市場は初めてよ?私達が抜け出してたのは繁華街だけだから。まあそれもどうなのって話だけど。不良だからしょうがないってことにしとくわ。


その後、ジギルさんは帰っていった。用事というのはそれだけだったらしい。

ジギルさんの居なくなった部屋で斗黄と私は顔を見合わせた。こういう時、幼なじみってつくづく便利だと思うわ。考えてることが分かるんだから。まあ、ウザいときもあるんだけど(ww


斗黄はものすごく悪どいお代官様のような顔をしていた一応イケメンの部類に入っているだろう顔が色々台無しになってるわね。どうでもいいけど。

まあ斗黄がそういう顔してるっていうことは私もそうなってる……そう思うとなんか嫌ね。

とりあえず意思の疎通が図れていることに満足した私は短く決行の日だけを伝えた。


「明日、よ」






■■■■■■


斗黄side


「ヒィィィィィィッハァァァァァァァァァァァ!!」


翌日。いつもなら長閑なではあるが優美である城の風景に明らかな異変が起きていた。

うん、主に俺と白里だな。特に白里なんか完璧ぶっとんじまって普段とは別人みてぇだからパッと見じゃ誰だかわかんねぇんじゃねぇか?まあ、その方がお互いハッピーだと思うがな

勇者様が喧嘩になると性格変わるバーサーカーなんて幻想とか色々ぶち壊しだろ?


「ほれほれほれほれぇ!そこの者どもどけぇ!引き殺されたいかぁ?アハハっ」


ん?白里がどうなってるかって?どけって言いながら騎士追い回して虐めてるぞ。可哀想に。あ、ちなみに俺達は厩からかっぱらった馬に乗ってるから捕まったら踏まれるな。

まあ白里も結構ストレス溜まってたんだろうな。普段はここまで豹変することねぇし。あの騎士さん達は運が悪かったってことで納得してもらいたい。


白里がそれは楽しそうに作った道(騎士製)を通って俺達は白昼堂々と門から出ていった。

さて、美朱はどこにいるんだか。


最近ほんとに不定期ですね……申し訳ありません(;´д`A


ところでラストエンドをどうしようか迷っているんですが……どなたかリクエストあったら教えてくださると嬉しいです(*´∀`*)


てか教えてください!(スライディング土下座ww )

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。