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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第1章

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第9話 遺跡の守護者

石板の部屋の奥には、大きな扉があった。


高さは三メートル以上。

石で作られた重厚な扉だ。


表面には複雑な紋章が刻まれている。


アルトは思わず見上げた。


「……すごい」


ミラが近づき、扉を軽く叩く。


「かなり重そう」


ガルドが腕を組む。


「どうやって開けるんだ?」


アルトは扉の紋章を観察する。


円形の模様。

その中心に、小さな溝があった。


「これは……」


エリシアが松明を近づける。


「装置みたい」


アルトはゆっくり手を伸ばす。


指で溝をなぞる。


その瞬間――


カチッ


小さな音がした。


次の瞬間。


ゴゴゴゴ……


扉が動いた。


石が擦れる重い音。


ミラが驚いて後ろへ跳ぶ。


「うわ、開いた!」


巨大な扉がゆっくりと横へ動く。


長い間閉ざされていたのか、埃が舞い上がった。


扉の向こうには――


暗い広間があった。


アルトたちは慎重に中へ入る。


そこは今までの部屋よりさらに広かった。


天井は高く、壁には古い柱が並んでいる。


まるで神殿のような空間。


そして――


部屋の中央。


巨大な影が立っていた。


松明の光が届く。


全員が息を呑む。


それは、今までのゴーレムよりもはるかに大きかった。


身長は四メートル以上。


全身が黒い石でできている。


胸には円形の魔導核。


淡い光がゆっくりと脈打っていた。


ガルドが低く言う。


「……でかいな」


ミラが小さく呟く。


「さっきのより全然強そう」


アルトは震える声で言った。


「守護ゴーレム……」


古代文明の防衛装置。


重要施設を守る存在。


エリシアが杖を握る。


「動くかもしれない」


そのときだった。


ゴーレムの胸の光が強くなる。


ブゥン……


低い音が響く。


青い光が両目に灯った。


ガルドが叫ぶ。


「来るぞ!」


守護ゴーレムの首がゆっくり動く。


そして――


侵入者を認識するように、アルトたちを見下ろした。


重い足が一歩前に出る。


ドンッ


床が揺れる。


アルトの背中に冷たい汗が流れる。


守護ゴーレムが腕を持ち上げた。


まるで処刑するように。


そして低い機械音が響く。


「……侵入者……確認……」


機械のような声。


全員が凍りつく。


「……防衛……システム……起動……」


ゴーレムの魔導核が強く輝く。


ガルドが剣を構えた。


「派手なのが出てきたな」


ミラも短剣を抜く。


「ボスってやつ?」


エリシアが魔力を集中する。


アルトは目を見開いた。


胸が高鳴る。


恐怖。


そして――


興奮。


「これは……」


彼は思わず呟く。


「古代文明の防衛装置です」


守護ゴーレムは腕を振り上げる。


次の瞬間。


巨大な拳が――


アルトたちへ振り下ろされた。

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