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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第5章

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83 古代兵器軍団

最終遺跡――世界核都市。


迷宮のような通路を進むアルトたちの前に、巨大な広間が現れた。


天井は高く、都市の一角がそのまま切り取られたような空間。


しかし、その静寂は長く続かなかった。


突然、壁面に埋め込まれた古代装置が赤く点灯する。


ビーッ――ビーッ――


警告音が鳴り響いた。


ミラが驚いて振り向く。


「な、何!?」


レオンが古代端末を見て顔色を変える。


「都市の防衛システムが完全起動している……!」


「原因は――」


彼は画面を拡大する。


そこには複数の侵入ルートが表示されていた。


レオンが言う。


「帝国軍だ」


ガルドが舌打ちする。


「やっぱり追ってきやがったか」


その瞬間。


都市の奥から重い振動が伝わってきた。


ドォン……

ドォン……


アルトたちは広間の奥を見た。


巨大な格納庫の扉がゆっくり開く。


ゴォォォン――


中から現れたのは――


戦闘ゴーレム。


一体ではない。


十体。

二十体。

さらにその奥にも並んでいる。


ミラが青ざめる。


「……軍団」


ゴーレムの目が一斉に赤く光る。


《侵入者確認》


《都市防衛モード》


《敵対勢力排除開始》


その背後では、さらに別の格納庫が開く。


レオンが叫ぶ。


「上だ!」


アルトが見上げる。


天井近くのハッチが開いた。


そこから飛び出したのは――


飛行機動兵器。


鋭い翼を持つ古代ドローン。


魔力推進の青い光を噴きながら空を飛ぶ。


ミラが息を呑む。


「空まで……!」


さらに地面が震えた。


ゴゴゴゴ……


広間の床がスライドし、巨大な砲塔付き車両が姿を現す。


レオンが呟く。


「魔導戦車……」


砲身がゆっくりと回転する。


都市兵器のすべてが起動していた。


ガルドが剣を握り直す。


「おいおい……」


「軍隊じゃねえか」


アルトは静かに息を吸った。


敵は帝国軍だけではない。


都市そのものが敵になっている。


そして遠くの通路では――


帝国兵たちが叫んでいる声も聞こえる。


「前進しろ!」


「古代兵器を確保するんだ!」


帝国軍もまた、この兵器群と戦っていた。


つまり今、この都市では


すべての勢力が戦っている。


三つ巴の戦場。


古代兵器

帝国軍

そしてアルトたち。


ミラが言う。


「どうするの……!?」


アルトは迷わなかった。


彼は剣を抜いた。


「突破する」


ゴーレム軍団が動き出す。


ドォン!!


飛行兵器が急降下する。


魔導戦車の砲身が光る。


ガルドが叫ぶ。


「来るぞォ!!」


爆音が広間を揺らした。


古代文明が残した


兵器軍団。


その壁を越えなければ


封印制御塔には辿り着けない。


アルトは仲間たちに叫ぶ。


「全員、散開!」


「ここを突破する!」


世界核都市の奥へ進むための


最大の戦闘が


今、始まった。

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