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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第3章

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54 帝国軍との戦闘

中央管理塔の静寂は、長くは続かなかった。


都市管理AIの記録を確認していたその時――


遠くから、鈍い振動が響いた。


ドン……ドン……ドン……


ガルドが眉をひそめる。


「……何の音だ?」


グランは耳を澄ました。


「足音だ」


ミラが不安そうに言う。


「まさか……」


その瞬間、外から叫び声が聞こえた。


「敵襲!!」


アルトたちは顔を見合わせた。


グランが低く言う。


「帝国軍だ」


アルトたちは急いで塔の外へ出た。


広場ではすでに騒ぎが起きていた。


王国調査隊の騎士たちが武器を構えている。


その向こうから――


重装備の兵士たちが進軍してきていた。


黒い鎧。


帝国の紋章。


帝国軍だった。


隊列の中央には、魔導装甲車までいる。


王国騎士の隊長が叫ぶ。


「ここは王国調査隊の管理下だ!」


「これ以上進むな!」


帝国軍の指揮官が冷たく答えた。


「遺跡は帝国が接収する」


「古代兵器はすべて国家資産だ」


グランが低く言う。


「話し合いは終わりだな」


アルトは拳を握った。


帝国の目的は明白だった。


古代兵器。


この都市に眠る技術。


それを手に入れるためなら、戦争も辞さない。


王国騎士が剣を抜いた。


「侵入者を排除する!」


帝国軍の指揮官が手を振る。


「進め」


次の瞬間――


戦闘が始まった。


剣がぶつかる。


火花が散る。


地下都市の広場で、


王国軍と帝国軍の戦闘が始まった。


ミラが驚く。


「遺跡の中で戦争!?」


ガルドは剣を抜いた。


「もう始まってる」


帝国兵が突撃してくる。


ガルドは迎え撃った。


剣が閃く。


ガキン!!


帝国兵が吹き飛ぶ。


ミラも魔法を放つ。


「ウィンドブラスト!」


突風が兵士たちを押し戻す。


しかし帝国軍は数が多い。


さらに――


後方から魔導兵器が前に出てきた。


装甲車の砲塔が回転する。


アルトが叫んだ。


「危ない!」


ドォン!!


魔導砲が発射された。


爆発が広場を揺らす。


建物の壁が崩れる。


グランが叫ぶ。


「散開!」


王国騎士たちが防御陣を作る。


帝国軍はさらに押し込んできた。


その時――


アルトの耳に、AIの声が響いた。


塔からだった。


「警告」


「都市内戦闘行為確認」


「防衛システム起動準備」


アルトは青ざめた。


「まずい……」


ミラが聞く。


「何が?」


アルトは叫んだ。


「戦闘が続けば」


「この都市の防衛装置が動きます!」


ガルドが言う。


「それって……」


アルトは答えた。


「さっきのゴーレムより危険です」


その瞬間――


都市のあちこちで光が点灯した。


建物の壁。


広場の装置。


空港跡。


都市全体に魔力が流れ始める。


AIの声が響いた。


「都市防衛モード」


「起動」


グランが呟く。


「……最悪の展開だな」


アルトは都市を見渡した。


王国軍と帝国軍が戦っている。


しかし今、彼らは気づいていない。


この都市そのものが――


敵になる可能性を。

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