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異世界で考古学者になった俺、古代文明のチート装置を発見して最強に  作者: 南蛇井
第1章

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第20話 次の遺跡へ

崩れゆく通路を、アルトたちは必死に駆け抜けていた。


天井から石が落ちる。


ガラガラッ!


床が揺れ、壁に亀裂が走る。


「出口だ!」


先頭を走っていたガルドが叫んだ。


前方に光が見える。


遺跡の入口。


ミラが最後の力で走る。


「もう少し!」


アルトも息を切らしながら走る。


背後では、遺跡が今にも崩れ落ちそうだった。


そして――


全員が外へ飛び出した。


次の瞬間。


ドォォォン!!


巨大な音が山中に響いた。


遺跡の入口が崩れ落ち、石煙が舞い上がる。


しばらく誰も動かなかった。


やがてミラが地面に座り込む。


「……はぁ」


「死ぬかと思った」


ガルドも大きく息を吐く。


「まったくだ」


エリシアは崩れた遺跡を見上げた。


「完全に埋まった」


アルトも振り返る。


さっきまでいた研究施設。


古代文明の装置。


すべてが瓦礫の下に消えている。


ミラが苦笑する。


「結局、宝は持ち帰れなかったね」


ガルドは肩をすくめる。


「命が残っただけで十分だ」


エリシアがアルトを見る。


「でも」


「大きな発見だった」


アルトは静かに頷いた。


頭の中には、さっき見た映像が焼き付いている。


巨大都市。


空飛ぶ装置。


そして――


世界中に広がる研究施設。


アルトはゆっくり言った。


「古代文明は」


「想像以上に高度でした」


ミラが立ち上がる。


「しかも」


「遺跡がまだいっぱいあるんでしょ?」


アルトは遠くの山を見つめた。


世界にはまだ無数の遺跡が眠っている。


誰も知らない施設。


誰も見たことのない技術。


そして――


文明が滅びた理由。


アルトは静かに言った。


「僕は」


少し間を置く。


そしてはっきりと告げた。


「古代文明の真実を解き明かしたい」


ガルドが笑う。


「いいじゃないか」


ミラもにやりとする。


「次の遺跡も面白そう」


エリシアが頷く。


「私も付き合う」


リィナはアルトの隣に立った。


彼女は遠くの山を見ている。


どこか懐かしそうに。


アルトは地図を取り出した。


光の映像で見た世界地図。


そして記憶の中の光る点。


彼は一つの方向を指差す。


「次の遺跡は」


「北の山脈です」


ミラが笑う。


「また危険そう」


ガルドが剣を肩に担ぐ。


「だが、それが面白い」


エリシアが言った。


「行きましょう」


アルトは崩れた遺跡を最後に一度だけ見た。


ここがすべての始まりだった。


そしてこれから――


本当の冒険が始まる。


アルトは前を向く。


「行きましょう」


「次の遺跡へ」


山道の向こうには、まだ見ぬ遺跡が眠っている。


古代文明の謎を追う旅は――


今、始まったばかりだった。

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