あらすじ
バクスター子爵の姉、ティファニーはとある事情で一年遅れの社交界デビューを迎えていた。
デビューの年には、ティファニーの父親が亡くなった後、継母と上手く行かずに邸を出されたからだ。独り暮らしの貧しい暮らしを見かねた、キース・アークウェインとレオノーラ夫妻に助けられ、しばらく一緒に暮らしていた。その間に出会ったレオノーラの弟、ラファエル・ブロンテとティファニーは、ティファニーの夜お店でピアノを弾き、賃金を得ているという秘密を共有し親しくなる。
ティファニーが邸にいないことを知った継母は、ティファニーに結婚話を持ってくる。それを嫌がったティファニーは、髪を切りアークウェイン邸を飛び出した。飛び出した先にたまたま居たラファエルと雨の中を逃走し、その夜二人は一夜を過ごす。その後、キースの執り成しで結婚はなくなる。
その夜の秘密を抱えたままティファニーたちは再会。
次第に再び、親しくなり結婚しようとするが、ラファエルの父親が猛反対。勇気を出したティファニーに、ラファエルの父も歩み寄る。家出の夜を過ごしたのがラファエルだと知ると父は結婚を許した。二人は色んな事を経験し、そして未来の王太子妃となる娘が誕生する。




