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バーン2
次にバーンと会った時、彼はチョコレートのお土産をくれた。この前お茶をした際、チョコのお菓子が特に好きだと言ったのを覚えてくれていたらしい。
それから誘われるまま、乗馬をした。
私は一人では馬に乗れないので、バーンの前に乗って支えてもらった。
乗る時、先に馬にまたがった彼に、片手で軽々と引っ張り上げられたのにはびっくりした。
背中に感じる彼の体温と、包み込む腕の感触に緊張する。
「大丈夫か?怖くないか?」
彼は、乗馬に慣れていない私を気遣ってゆっくりと馬を走らせながら、流れていく景色を色々と説明してくれた。耳に伝わる低い声を心地よいと思った。
別れ際には、微かな離れ難さを感じた。