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第61回
そんなどうでもいい話をしていると、メイが小さく口を隠してあくびをした。
「ご、ごめんなさい」
「いや、今日は何かとあったし、ゆっくり休んだ方がいいかもな」
少しだけ仮眠は取ったものの、その後のミカドたちとの色々もあって、俺も相当精神的に来ていた。
ミカドは暗闇の中、懐中電灯で周りを調べている。
「マキナ様、ドアが開きません」
「ふむ、クラウド上のセキュリティで、消灯時間は自動的にロックがかかるようじゃのう」
「そんな、トイレは!?」
不安そうに尋ねるメイ。
「うーむ、基本的には内側から鍵を外せるようにはなっておるはずなのじゃが、おかしいのう。見当たらん」
「ぶっ壊せばいいんじゃないか?」
「しかし、セキュリティロボの警備体制が解かれてるとはいえ、むやみに校舎を壊してしまったら、何が起きるか分からんぞ」
「確かに……ハチは“消灯時間は何もしなければ基本的には安全です。いきなり襲われるといったことはないので、安心して眠ってくださいね。”って言ってたし……」




