自己紹介後半
魔法使いの名前をサリーからホムラに変更しました。
「へい、助かりやす。俺の名前はアロイス。年齢は30歳。職業は冒険者ランク4級で上級職のウォーリアだ。このパーティーの前衛で副団長をしていやす。団長とはクランを組んで5~6年の付き合いですかね。ランクも年も下だが俺みたいな見た目のやつにも分け隔てなく接したり、身を呈して仲間を守る姿に男として惚れやした」
すると家族側から「確かに厳ついわね」「でも良い人そうだよ？」「ちょっとタイプかも」
最後の言葉に俺はあれ？義姉さん？と思ったが今はスルーした。
まあそもそも兄貴とは恋愛結婚じゃないしなー。
ちなみにアロイスは・・・よく言えばワイルド悪く言うと山賊みたいな風貌の男である。
身長190センチほどで筋肉隆々。
髪は黒髪短髪の角刈りだ。背中には斧を背負っている。
俺も初めて見た時は恐怖した。
だが中身はみんなが頼れる仲間思いの照れ屋さんだ。
次にシノブが元気に喋りだした。
「はいはーい、次わたしですね！名前はシノブです。年齢は18歳で職業は冒険者ランク3級で上級職のアサシンでーす。武器は短剣と拳でこのパーティーで諜報、探索、施錠などを担当してまーす。団長とは4年くらいの付き合いで、生涯を捧げた相手かなー」
その発言に家族側から衝撃が走る！
「え！？やっぱり！？」「あらあらー」「坊っちゃまも隅に置けませんな」
俺は心を落ち着かせ突っ込んだら負けだと自分に言い聞かせた。
ちなみにシノブは身長160センチほどで均整のとれた顔とスタイルの持ち主だ。
常に黒装束を身に纏っている。黒髪ロングのポニーテールで通常は黒目である。
まあ見ての通りのお調子ものだが、俺のクランで唯一の3級だけあってその腕前は一流だ。
じゃあ次はアタイだねと言い、アテナが話しだした。
「アタイの名前はアテナ。年齢は25歳。職業は冒険者ランク4級で上級職のスナイパーだよ。このパーティーで偵察、狙撃を担ってるよ。団長とは三年ほどの付き合いで、まあよくある話だが仕事でヘマした時に助けてもらってね。そんなに長居するつもりはなかったんだが居心地がよくて結局そのまま居着いてるよ」
家族側から「え？同い年！？」「小さくて可愛い」「わたしくらいかと思ったぁ」
アテナは怒りを必死に抑えていた。えらいぞ！アテナ！そして家族がごめん。
まあ家族がそう思うのも無理はない。
アテナは本人に言えば怒り狂うが一言で言うなら幼児体形だ。
身長150ほどで顔自体は整っているが童顔。スタイルもつるぺたである。
髪は燃えるような赤色で肩より少しだけ長いのをサイドテールにしている。
見た目とは裏腹にみんなの面倒をよく見るお姉さん的存在だ。
次はオイラかなーとイージスが話しだした。
「オイラの名前はイージスです。年齢は23歳。職業は冒険者ランク5級で上級職のアーマーナイトです。このパーティーの盾役の槍使いです。団長とは5年くらいの付き合いです。団長は他所のパーティーで鈍重で役ただずと呼ばれていたオイラを褒めてくれて是非パーティーにと誘ってくれた恩人です。団長のためなら命を張れます！」
家族側から「あら、良い子そう」「あの装備重くないのかな？」「立派な心がけですな」
こいつは本当に命をかけかねんからなぁ。俺は自分の命を大事にしろって言ってるのに聞きゃしない。
イージスは身長180センチほどで容姿は平凡。
黒髪黒目で刈り上げた短髪。パーティーの盾役だけあって鍛え抜かれた鋼の身体と精神の持ち主だ。
いつも笑顔でみんなの癒してくれる。ただよくあるパターンで怒らせたらダメなやつである。
次に古参では私が最後ですねと、ホムラが語りだした。
「ワタクシの名はホムラ。年齢は20ですわ。職業は冒険者ランク5級で上級職のウィッチですわ。このパーティーでは攻撃魔法と付加魔法の役目を担っておりますわ。団長とはまだ2年ほどですがワタクシに回復魔法を覚えろと言わないのでとても居心地がいいですわ」
家族側から「いかにもな魔法使いね」「あれ？あの方どこかで？」「わー綺麗な縦ロール」
こいつは高圧的な態度であちこちのパーティーで問題を起こしていた。
とある事情からギルドマスターに頼まれて引き取った。
ホムラはは身長170センチと女性にしては背が高い。
容姿は人形かと思うほど整っている。
スタイルも出るとこ出て引っ込んでるところは引っ込んでるタイプである。
常に黒ローブを身に纏い、髪はロングの金髪で縦ロールである。
ものすごい偉そうな態度だが実は人見知りでめちゃめちゃ打たれ弱い。そして酒にも弱い。
俺は皆と違いガチガチに緊張している俺の弟子でもあり、まだ13歳の双子の新人2人に聞いた。
「どうする？カイン、マリン？自分で言えなきゃ俺が代わりに言うか？」
そう聞くと首をブンブンと振り、カインが立ち上がった。
「僕の名前はカインです。年齢は13歳です。職業は冒険者ランク9級の下級職の剣士です。このパーティーでの役割はついていくのが精一杯でまだありませんが足を引っ張らないように頑張っています！僕は孤児院出身でユウマさんとは十年くらいの付き合いです。僕もいつかユウマさんみたいなソードマスターになりたいと思ってます！」
家族側から「あらー大きくなって」「お若いのに立派ですな」「わたしと同じくらいなのにすごい！」
ほんと立派になってお兄さんは泣きそうです。よく自分で言えたな、偉いぞ。
カインは身長160センチに満たないほどでまだ少年らしい細っそりとした身体つきだ。
容姿は黒髪黒目で女の子みたいな綺麗な顔立ちだ。
俺は事情があり孤児院に母上とよく通っていたのでパーティーでこそ新人だが付き合いは一番長い。俺の剣の弟子でもある。
するとマリンが負けじと言い出した。
「わたしのなまえはマリンです。カインとは双子なので年齢は13歳です。職業は冒険者ランク9級の侍祭です。わたしもまだ役割というほどのことはできませんがなるべく早くユウマさんみたいな回復魔法を覚えてみんなを助けたいと思います！」
家族側から「あらーお母さん涙出そう」「まだ小さいのに偉いわねぇ」「一個しか年変わらないのにスタイルいいなー」
母上俺も涙出そうです。マリンもあがり症なのによく頑張った！
マリンは身長150センチほどで容姿は整っており13歳にしてはスタイルがいい。
顔はカインと似ているが髪は青のセミロングで、目も青と珍しい。
こちらも孤児院出身なので付き合いが長い。銀髪ほどではないが青髪も回復魔法にそこそこの適性があるので俺が弟子にして教えている。
俺は皆を見渡し「えーこれで一先ず終わったかな」
シノブが「団長はー？してないよー？」
「え？俺もすんの？じゃあ一応」
「えー知ってると思うが今回男爵位を継ぐことになるユウマ-ミストルだ。年齢は20歳。職業は冒険者ランク5級で上級職のソードマスターとプリーストを兼任している。このパーティーの団長で役割は前衛ヒーラーというやつかな。これからここにいる皆には色々苦労かけると思うがよろしく頼む」
「母は息子が立派に育って嬉しいわ」「坊っちゃまご立派になられて・・」「よ！バーサクヒーラー！」
最後のは俺の不名誉な二つ名みたいなやつだ・・・。へこむわー。
ちなみに俺は身長175センチほどで容姿はそこそこ整った顔立ちだ。
髪は母上譲りの銀髪で、前髪の右側に黒のメッシュが少し混じった感じで、長さは肩にかかるくらいのサラサラヘアーだ。
目の色は黒。体型は細く引き締まった感じかな。
「じゃあとりあえず自己紹介は終わりにして次は質問時間にしたいと思う」
俺はそう言うと会議室の黒板の前に立った。
