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料理の味2

着いた場所は、王宮の料理人のキッチン。まだ、料理人達がいる。そして、カリオスは料理長に言う。


「これから、勇者の食事はユラが作るね。」


すると、料理人達が激怒して言う。


「はぁ?こんな、ド素人に料理をさせるとか。」


ごめん、料理のレベルは既にMAXなんだよ。


「だいたい、俺らの料理に文句があるのか?」


マジ?毎日、残されているのに気づいてない?


「どうやら、こちらの世界の料理は、勇者達のお口に合わないらしい。だから、転生者であるユラに異世界の料理を作って貰う。ちなみに、ユラのマフィンは好評だったよ。また、食べたいって。」


「マフィン?」


うん、マフィンじゃ分からないね。


「えっと、カップケーキの事だよ。この世界の、カップケーキは凄く甘過ぎる。無糖の紅茶と、一緒に食べてもカップケーキの甘さが強すぎる。そのせいで、紅茶の風味を滅茶苦茶にしてしまっているんだよ。少しだけ、砂糖の量を減らしたりするべき。」


「うるせぇ!ド素人が、口出しするんじゃねぇ!」


もう、怒っても良いよね?日本人は、食にこだわる人種だと思う。なので、言ってやりましょう。


「勇者の口を、まともに満足できない奴に言われてもね。あのさ、1度でも勇者が君達の料理を完食した事がある?この際だから、はっきり言わせて貰うけど………君達の料理は異世界人には辛い味付け。」


激怒して、若い料理人が何か言おうとする。


「なるほど、異世界人には辛い味付けか。そりゃ、残される訳だな。そうだ、竜神様。図々しいお願いだが、このワシに異世界料理を食わせてくれ。」


そこで、若い料理人達は何に怒鳴ったか理解する。そして、青ざめ黙り込んで震えている。


「良いけど、厨房をお借りしても?料理長。」


「勿論だ、異世界料理なんて食べたことない。なので、とても楽しみだ。作り方を、見ても良いか?」


ユラは、白衣を脱いで腕まくりする。そして、エプロンを着て手を洗う。そして、頷いてから手招き。


「どうせなら、一緒に作りながら覚えようか。」


「良いのか!?」


驚いて、嬉しそうな表情を浮かべる。


「僕の本職は、料理人じゃないからね。技とレシピは、学べる時に学べば良いよ。その方が、僕としても楽だしね。まずは、ハンバーグを作ろう!」


そして、料理人達は異世界料理に落ちました。


「これは、美味しい…………。」


「うむ、竜神殿………ワシを弟子にしてくれ。」


ユラは、困った。このまま、レシピを渡して丸投げする予定だったから。すると、カリオスは少し考えてからユラを見る。そして、こう言った。


「陛下に、許可を貰ってくるね。許可がでれば、後はユラしだいかな。さて、戻るよユラ。」


ユラは、エプロンを脱ぐ。そして、白衣を着てキッチンから出て。レシピを、料理長に渡した。


「異世界料理、これに書いてかるから自力でも頑張ってね。ちなみに、僕は本職を頑張りたいから。」


すると、カリオスは頷いて歩き出し、レオさんは別方向へ走り出した。何か、忙しそうだなぁ~。


そうか、今日は…………


今夜は、国立記念祭パーティーがある。出来れば、引きこもりたいが大事な娘の為だ。


「ユラ様、お似合いですよ。」


「ありがとう。さて、行きますか…………。」


すると、水色のドレスのノアが現れる。さすがに、胸のふくらみが隠せず、今回は女性として動くらしい。ユラは、優しくノアを見てから言う。


「うん、凄く可愛い。ドレスも、とても似合っているよ。さて、別行動になるけど大丈夫?」


「勿論ですわ。」


ユラは、笑ってしまった。ヴァイスは、苦笑。


「ノア、にあわない。でも、行こうかな。」


「はい、お父様!」


ユラは、苦笑して歩き出した。


入ると、ノアは同年代の男性に囲まれた。カリオス達も、囲まれている。ユラは、気配を薄くして壁に向かった。そして、動くのであった。


大切な娘を、守る最後のお仕事の為に………

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