お城に泊まろう!(ゲテル視線)
ちなみに、お城に泊まろうは暫く続きます。
d(>∇<;)
今回、召喚された勇者達がレレット王国へ来ることになった。そして、国の中でも力ある貴族が招待された。俺も、親に言われて行くことになった。
そして、暇な俺らはチェスをしていたんだが。
「あれ、ゲテル君達も来てたんだね。」
「よっ、ユラ。あっ、何かお疲れ様だったな。」
俺が言えば、苦笑を浮かべて曖昧に答える。
「なれてるよ。それに、楽しかったし。」
ユラは、俺の執事が睨んでるのに気付く。
「では、これで失礼致しますね。」
「え?もしかして、ユラは帰るのか!?」
ユラは、暢気に頷くとそうだと答える。くっ、遊べると思ったのに……。それとダースさん、ユラを敵にしたら駄目だそ?それ優しくて、明るいけど敵対者には容赦なしだしまさに鬼神のような人だから。
「はい、私は貴族ではございませんから。国王陛下に、名誉貴族の地位を返上して帰ります。」
「父上は、受け取らないらしいぞ。」
ルピア王子が、暢気に言う。
「それは、困りましたね。」
「それと、ユラもお客様としてお城に泊まるようにだってさ。だから、帰ったら駄目だからね。」
クルトは、暢気に笑うとユラの右腕を捕まえる。
「うーん……。」
「ユラ、諦めなよ。僕も、少しは気持ちは分かるけどさ。ここは、僕の為にも我慢して。」
カリオスさんは、我が儘な子供を諭すようにユラに言う。ユラは、小さく唸った末に渋々と頷く。
「うぅーっ、分かったよ……。」
「さて、部屋だけど……
俺は、待ってました!っと、思いながらカリオスさんを見る。カリオスさんも、小さく頷いたのを見て思わずガッツポーズ。やっぱり、カリオスさんは味方だったぜぇ!そして、オズも珍しく嬉しそうだ。
どうせなら、知り合いと一緒が良いよね。ユラを、頼んで良いかな?僕は、仕事が忙しくてさ。」
「はい、任せてください。」
ユラは、小さくため息を吐き出して目を逸らした。
「そんじゃ、一旦だけど部屋に行こうぜ!」
「うん、それじゃあユラも楽しんできて。」
俺達は、ユラを連れて部屋に向かう。
「さて、お風呂に行こう!」
ユラは、キョトンとして固まる。うん、逃がさないからな。どうせなら、この機会に貴族の入浴の仕方を覚えさせるかな?いや、やっぱり止めとこう。
「ユラは、いつものやり方で良いからな。」
「えっ、うん……。じゃあ、そうするね。」
ユラは、困惑した表情で頷く。
「あのさ、本当にユラって色白で綺麗な肌だな。」
「えい!うわっ、スベスベだ。」
「ちょっ、クルトぉ!?くっ、くすぐったい!」
ユラが、少し慌てた声で逃げながら言う。
「へぇー、ユラってくすぐりに弱いのか。」
すると、分かりやすいほどビクッと震えるユラ。ごめんな、反応が素直で可愛い過ぎる。
「むふふっ、なるほどねぇー………。」
「ぼっ、僕はそろそろあがるね。」
俺達が、逃がす訳がなくユラは餌食になりましたとさ。うん、滅多に見れない素のユラを見れた。
「者共、かかれ!」
「へ?ひゃぁあああっ!?」
ユラさん、撃沈ですな。うん、何か楽しい。
「えっと、大丈夫かユラ?」
「うぅっ……、酷い目にあったよ。」
オズは、苦笑しながら言う。ユラも、疲れた表情で答えてため息を吐き出す。ごめん、悪ノリし過ぎたかもしれない。後で、皆で謝りますか。
「何て言うか、反応に困るやり取りだな。」
シアンさんが、苦笑して入って来る。
「でも、楽しそうで何よりだよ。」
カリオスさんは、優しい笑みを此方に向ける。
「まぁ、楽しいけど……疲れた。」
ユラは、苦笑して暢気な表情をする。
「ユラ、気を張る必要は無いよ。君はお客様で、ちゃんと護衛対象だからね。」
「無理。カリオス達は、違うけれどさ………この城には、脳内がお花畑な人がとても多い。カリオスの言葉を、信じない訳じゃないけど怖いんだよね。」
ユラの言葉に、心当たりが有るのか苦笑を浮かべるカリオスさん達。まぁ、俺達もそれは否定しない。
「ユラは、また騒ぎが起こると思うの?」
「……うん、確実にね。」
すると、苦い表情をするカリオスさん。
「そう、奴らも懲りないね。」
「だって、ほら……脳内がお花畑だから。自分に都合が、良い風にしか考えられないんだよ。」
ユラは、暢気な口調でおどけたように言う。お前さん、十分に貴族として生きていけるぞと思った。
「さて、僕も慎重にお花畑を枯らすとするよ。」
「カリオス、狙われてるのは君もだよ。」
ユラは、真剣な表情で心配そうに言う。カリオスさんは、驚きに固まりシアンさんは苦笑している。シアンさんは、知ってたようだな。
「え?えっと、それは本当なの?」
「うん、少し頑張って調べたらそうだって。」
カリオスさんは、真剣になって頷いた。
「分かった、気を付けるよ。」
「さて、のぼせちゃったよぉ。」
ユラは、暢気に苦笑してあがってしまった。




