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悩み事………

ごめんなさい、長いです(・_・;

ユラは、ハッとしてカリオスを見る。 


「カリオス、彼らはいつからいつまでここに?」


「確か、3週間だったかな。ユラは、その間は、どうするつもりなの?国王から、出来れば王城に待機してて欲しいって指名依頼が有るんだけど。」


ユラは、少し悩む仕草をする。


「はぁ……、分かりました待機します。ですが、彼らと会わないポジションに待機したいです。」


「ユラ、ありがとう。」


カリオスは、優しくユラの頭を撫でる。


「それと、教皇様が賢者達がこちらに来るのが遅れてるらしく最悪は手を貸してくれだそうだ。」


「すみません、そちらは手助け出来ません。」


ユラは、真剣に言うと苦笑する。


「彼らの、サポートをしてくれらしい。」


「それって、彼らに会うじゃないですか。」


ユラは、少し困ったように言う。


「教皇いわく、主神から頼まれたらしい。」


シアンは、ユラを静かな瞳で見ながら暢気に言う。


ユラは、納得した。主神は、僕を異世界へ帰そうとしているのか。ユラは、カリオスにその事を言っていない。だから、言葉に詰まる。


「……わっ、分かりました……。」


本当は、全力で断りたいが竜神を助ける手助けをしてくれたのは主神様だ。ならば、僕も腹をくくるしかないだろう。それに、会いたくはないが、死んでは欲しくないと言う矛盾した心もある。


何だかんだで、ユラは優しすぎるのだ。あの日、彼に殺された。だが、殺される前の彼を知ってるだけに素直に憎めなかったと言うのもあるだろう。


この世界では、命は軽視されている。貴族に、失礼な事をしただけで切り殺されるのは当たり前だ。


「ユラ、言いたくないなら言わなくて良いよ。もしよければ、彼の性格を教えてくれないかな。」


「彼?そうだね……。はっきり言えば、頭は良くなかったけど優しかったよ。後輩からも、頼りにされてて良く一緒に振り回されてたっけ。仕事仲間としては、フレンドリーだから助かった記憶がある。僕とは、5歳の時からの幼なじみで学校も仕事場もずっと一緒だった。言わば、相棒みたいなものかな。」


すると、周りは複雑な表情をしている。


「確かに、そんな奴に殺意を向けられ殺されたなら………トラウマにもなるよな。」


シアンは、思わず悲しげに顔をそらす。


「今は、カリオスが友達として居るから大丈夫ですよ。てっ、何ですか?どうかしました?」


周りは、別の意味で複雑な表情をする。代表して、オズが皆の言葉を代弁する。


「他の人は、お前はどう思っているんだ?」


「ん?オズとクルトは、幼なじみでユリスさん達は知り合いかな?そんなに、話さないし。」


皆は、頭を抱えてしまう。


「ユラ君、お茶会に絶対に来て欲しいな。まずは、お友達になろう!このメンバーは、君の事を友達だと思ってる。後は、君が友達だと思ってくれれば本当の友達になれるはず!それと、やっぱりカリオスだけ狡いぃー!僕も、お友達になりたい!」


「ユリス、ユラだって親友に裏切られた過去があるんだ。だから、無理は駄目だと思うぞ?」


シアンは、そう言うと優しく笑う。


「分かりました、お茶会はどこでするんですか?」


「王城!だから、ユラは名誉貴族として招待するからきちんとした服を買わないとね。」


うわぁー、凄く嫌だなぁー………。


「明日の帰りに、俺とクルトがユラの服選びは手伝う予定なので大丈夫です。ユラも、だいぶ顔色が良くなってますし。ユラ、逃げるなよ?」


「おっ、お手柔らかに………。」


「張り切って、服選びしないとね。」


クルトは、ニコニコと言う。


「余り、派手なのは嫌だよ?」


「「了解!」」


「それと、来週から暫く国から依頼で出るから。」


すると、二人は驚いてユラを見る。


「えっと、ちゃんと帰って来るよな?」


「お願いだから、ちゃんと戻って来るよね?」


ユラは、呆れた表情で言う。


「まぁ、指名依頼や教皇の事もあるからね。」


「二人とも、そんなに心配しなくて良いと思うよ?ユラ君は、中等部卒業までは国に居るらしいし。」


ユリスは、暢気に言うとカリオスは驚いてユラを見る。他の人も、驚いてユラを見る。ユラは、そうだねと笑いながら暢気に言う。


「カリオスとの、約束は此処に2年留まる事だったしどうせなら中等部卒業までとは思ってる。」


「どうせなら、高等部まで通っても良いんだよ?」


カリオスは、冗談なかばにユラに言う。


「ごめんね。それでも、良いとは思ってたけど出来なくなったんだ。少し、急なんだけど。」


「どう言うこと?」


「うーん、何て言うか………ね。」


異世界には、帰るつもりは全くない。


だけど、主神が仮に二度手間だとしても異世界へ僕を転送してしまったら。それに、僕の命がどれくらい短いか分からないのも理由である。どうせなら、静かに眠りたいと思ってしまった。


「ユラ?それは、僕らに言えないこと?」


「……確信が出来ないからね。」


ユラは、少し悲しげに呟く。


「………ねぇ、少し皆は部屋を出てくれる?」


カリオスは、ニコッと笑って言う。


皆は、頷いて急いで部屋の外へ出ていく。暫くしてから、ユラの可愛い悲鳴が聞こえたのは聞こえなかった事にした。カリオスが、入って良いと言ったので入るとユラがグッタリしている。


いっ、いったい何をしたっ!?が、共通意見。


「ん?特に、何もしてないよ?」


嘘言うなー!!と、皆は心で叫ぶ。


「だっ、大丈夫なのユラ。」


「おっ、おい……。」


ユラは、何とか頷く。


「それで、ユラは何を隠してるの?」


「いろいろ………。」


少し考え、少し疲れたように言う。カリオスは、ユラを見てから真剣に言う。


「ユラ?」


ビクッと、肩を震わせるユラ。


だから、ユラに何をしたんだカリオスっ!?


「主神様に、異世界に帰らないかって言われた。」


すると、全員が驚く。ユラは、話を続ける。


「勿論、帰るつもりはないよ。けど……」


その言葉に、安堵しながらユラを見る。


「主神様は、僕を異世界に返したいみたい。まぁ、ちゃんと断れば無理にはしないと思うけど………。主神様は、滅多に下界には降りて来ないんだ。」


「なるほど、今回はどうするつもりなの?」


「帰らないと、態度で示すしかないよ。依頼を見た感じ、教皇も僕が異世界に帰った方が良いと思ってるみたいだし。はっきり、断って引き下がってくれるかな。それが、1番の不安要素だよ。」


そう言うと、ため息をついて座る。

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