書類とあおとイタズラ
こくおー視点だよ
魔力を解放してもらい、透視を駆使して書類を片付ける。
A国からの外交の書類、Ω国への貿易のサインなど…やることは山積みだ。
部屋には判子を押す音、羽ペンの音、私のため息しか聞こえなかった。
コンコン
「国王〜」
「あ?」
このくっそ機嫌悪い時に入ってきたのはあお。手には紙の束…
「『あ?』とか言わないでください!怖いですよ!」
「あ、そう。頭に響くから高い声出すな。〆(シメ)るぞ。」
「すいません…」
元気だな…こいつ…めっちゃ〆(シメ)たい。
「あの、これに目を通して判子ください。」
「はぁぁぁああああ…もうやだ。書類燃えて。」
「書類燃えたら仕事増えますけど…」
力なく机に突っ伏す。出来ることなら今すぐに眠りたい…書類を燃やして眠りたい…
「はぁ…この書類に目を通してる間は休んでていいですから。その間俺がやっておきますから。」
…ん?
「マ?」
「マジです。」
「よし。じゃあくれ。」
書類を手渡し、チェックをする。
チェックするフリをする。
このままこいつに全部やらせよう。私はもう十分頑張った。あとはこいつにやらせる。
ニヤニヤと気持ち悪い笑顔を浮かべながら書類をめくるフリをする。
ゆっくりと瞼が重くなる。眠い…
少しなら…寝てもいいよね…
自分の眠気と戦うことなく夢の中へと落ちた。
宿題が終わらない←
学校滅びろーみたいなノリで書いたこうなった。
》どうしてこうなった《




