久しぶり!【2】
国王視点です
今レノとケーキ屋さんにいます!
何でかって?
久しぶりにレノと脱走しました!!
やっぱ楽しいよね!いけないことするのって!
この適度な緊張感…はーゾクゾクする!
まぁ…バレたら恐ろしい事が起きるんだけど…
「こくおー書類終わったの?」
「んー?未だに決まってるじゃん。」
「流石国王。」
もきゅもきゅと運ばれてきたケーキ達を咀嚼し、次々とお皿を綺麗にしていく。
レノは膝をつきながらぼんやりとこちらを見ている。すでに運ばれてきたケーキは食べ終わってお暇なようだ。
んー、ココのチーズケーキさっぱりしてて美味しい。買って帰ろうかな?
あ、でも買って帰ったらゴット達に怒られちゃうかな?
「あと何処行きたいの?」
「レノとお散歩ー」
「へへ、じゃあお勧めのところ行こっか」
「んむ」
恥ずかしそうに笑うレノ。
早く食べ終わらないと。レノ待たせちゃう。
「ん、行こっか!」
「あいよー」
お金をおいて、お店を出る。
レノは早足で私の手を引いて歩く。
「ココだよ!」
「わぁ…綺麗…」
連れてこられたのはトラゲールを一望できる山の頂上。
登るのはそこまで大変ではなく、誰でもこられそうな場所。
「こくおーにこの景色を見せたくて…えへへどうかな?」
「素敵…すっごい素敵だよレノ!ありがとう!!」
傾き始めた太陽の光が差し込む。
そのままゆっくりと沈んでいく。
「楽しかったね。」
「うん。」
顔を合わせて笑う。
その横顔は真っ赤な太陽に照らされていた。
花粉が辛いんじゃ。
花粉のせいで風邪引いたんじゃ
久しぶりに風邪引いたんじゃ。




