助けて【2】
国王視点です
「…くそッ」
「……。」
さっきの悲しそうな目はどこへ。
一瞬で真顔に戻り、攻撃が再開される。
かわすばっかりしかできていなくてまだダメージが与えられてない。
早く助けないといけないのに…
『シオン!早くしないと立食パーティー行けないよ!』
「分かってる!!」
立食パーティーが開催されるのは5時間後だ。
ドレスを着て行くので転移魔法なんて使えない。
だから車で3時間かけて行くのだ。
つまり後タイムリミットまで2時間…結構キツイかもしれない。
「ぁあ、あ…ぅあ、あぁ…かはっ…」
時々苦しそうに呻き、口から血を吐き出す佳奈。
もう限界に近い証拠だ。
私のタイムリミットよりも佳奈のタイムリミットの方が早く来そうだ。
持って後1時間ちょいだろう。
それでも鈍くならない動き。反撃の隙はない。
「佳奈…お願い…死んじゃうよ…」
飛んでくる魔弾を避けて避けて避けて…反撃しようと背後に回ってもすぐ気づかれる。
このままじゃラチがあかない。
仕方ない、か。
「佳奈…今助けるから。」
真正面から突っ切って、佳奈にボディーブローを入れる。
何発か魔弾が当たるが、ここで止まったらもうチャンスは無い。
痛いけど、佳奈の方がきっと痛い。痛くて辛くて苦しいはず。
助けてあげるって約束した。だから…
「遅くなってごめんね。佳奈、おやすみ。」
ガックリと崩れる佳奈を抱きしめる。
痛む身体を無視して、あおに佳奈を手渡す。
「国王は…大丈夫なんですか?」
「私は平気。早くしないと立食パーティーに遅れるよ。」
「…はい。」
あおの肩に掴まりながら空へと飛び立った。
おはようございまーす
花粉が辛い…




