お金稼ぎ
国王視点です
クローゼットから夜空色のマントを取り出し、羽織る。
引き出しから『華』と書かれた布を取り出し、顔を隠す。
ゴットマザーに作ってもらった指名手配リストを眺めながらどこに向かうか決める。
よし、今日はここに行こう。
窓を開けて夜の空へと飛び出す。
隣国の町に降り立ち、獲物がどこにいるか探す。
人を殺すのは夜が一番だ。そろそろ活動し出すはず…
「いた。」
鼻歌交じりに町の路地を歩き、ナイフでお手玉をしている獲物。
どの家に忍び込もうかと物色しているようだ。
甘いな。忍び込むなら昼間のうちに見ておいて完璧な状態で夜、忍び込む方が良いだろう。
「チッス。」
「ぐ、ぁっ…!」
背後に転移して、痛くないように首を掻っ切る。
そのまま獲物を抱え、警察署に出しに行く。
生死は問わないと書いてあったので殺しても受け取ってくれるだろう。
チョロかったな…もう少し手応えのあるやつだと思ってた。
「警察さーん、指名手配です。お金ください。」
「え、あ…ひぃっ?!しょ、少々お待ちを!!
胴体から首が離れた指名手配を床に転がす。
流石にグロかったみたいで腰を抜かしていたがあわあわと奥に引っ込んであった。
…殺人罪に問われないよね?
「あの…殺したんですか?」
「襲ってきたんで…ごめんなさい。」
「正当防衛ですか…」
咄嗟に嘘をつき、か弱い女の子を演じる。
ちょっと怪しい顔してたけどまぁいいよね。捕まえてあげたんだし。
「お金の方は振り込んでおきますんで。」
「はい…失礼します。」
警察署を出て、次のターゲットの元へ飛んだ。
まだ夜は始まったばかりだ。
お金稼ぎって暗殺じゃないですかヤダ〜
紫音「一番手っ取り早いんだもん。」
あ、ハイ。そうですか…




