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ゴッドブレス・ミー  作者: tonton
第一章 幼年編
22/50

第21.5話 犬の気持ち

 次回予告にあった話の前、豆太郎視点からの話です。

 

 みなさん、こんにちわ!ボクの名前は豆太郎です!オオイ様という偉い神様に拾われたマメ柴です!今日はボクがお世話になってる人達を紹介するです!ご主人は朝から出掛けているので、まずは狼の昼寝亭の人達からです!

ワンワン!



「おはよう、マメタロー。」

「ふぁん!」



 この人はアインお姉ちゃん!いつもボクにご飯を持ってきてくれる、やさしくて、あたまも撫でてくれる、とってもステキなお姉ちゃんです!

 シッポが勝手にパタパタしてくるです!



「ご飯の前にお散歩行こっか?」

「ふぁん!」



 朝、たまに散歩に連れてってくれるです!

 歩くです!





~~~~~


「イイ天気だね、マメタロー。」

「ふぁん、ふぁん!」



 お日様がとっても気持ちイイです!それに商店街から色んなご飯の匂いがするです!お腹がキュ~キュ~鳴ってるです!



「あら、おはよぉアインにマメくん。」

「おはよう、お母さん。マメタローとお散歩に行ってくるね。」

「はぁい、気を付けてねぇ。」

「ふぁん!」



 宿の前を掃除してるのは、お姉ちゃんのお母さんのアイシアさんです!このお母さんもとっても優しくて、暇を見つけてはボクにブラシをかけてくれるです!

 ほわほわで、プニプニです!



「気を付けて行けよ。マメも、アインのボディーガード頼んだぞ!」

「ふぁん!」



 宿のドアを開けて出てきたのは、この(むれ)のボス、ベルクさんです!とってもおっきくてとってもカッコいい(犬視点)人です!

 ガチガチで、ムキムキです!





~~~~~


「おはよう、アインちゃん!レナちゃん、助かって良かったね!」

「銀色頭はどうした?あいつが活躍したって話じゃねえか!」

「今度お祝い持ってくからな!」

「アイシアにウチに寄るよう言っときな!たっぷりサービスするからさ!」

「あ、ありがとうございます!ありがとうございます!」



 商店街の人達が、どんどんアインお姉ちゃんに集まってくるです!みんなおめでとうを言ってくれるです!おめでとうの理由はあとで教えてあげるです!



「おう、アインちゃん!ほれ、串焼き持っていきな!」



 ボクのご主人がよく買い食いしてる出店のおじちゃんも声を掛けてきたです!名前は確か、オニクさんです!



「わう!ありがとう、オードさん!」



 オードさんでした!





~~~~~



「レ~~ナちゃ~~ん!!」

「きゅ~~~~~~ん!!」



散歩の途中、たまに寄る白い建物の前でガンバって叫ぶです!



「お姉ちゃん!恥ずかしいからやめてぇ!」

「え~?何で~?」



 2階の窓がガチャッと開いて、顔を真っ赤にしたレナお姉ちゃんが出てきたです!レナお姉ちゃんはアインお姉ちゃんの妹です!だけど最近ビョウキになってしまって家族と暮らせなくなってしまったです!可哀想です!でも、ボクのご主人がガンバってそのビョウキを治したです!ボクのご主人はスゴいです!



「マメタローも連れてきたよ~ !」

「!…と、とにかく、あと2、3日すれば帰れるんだからこっちは気にしなくてイイから!」



 レナお姉ちゃんはボクをチラチラ見ながら口をもにょもにょさせてるです!前にオオイ様がレナお姉ちゃんのことを、「つんでれ、もしくはくーでれ」って言ってたです!つんでれ、くーでれって何でしょう?よく分からないです!





~~~~~


 レナお姉ちゃんとお別れして宿の近くまで戻ってきたです!シッカリ運動して、朝ご飯もおいしく食べられそうです!



「……はぁっ。」

「?」



 アインお姉ちゃんがタメイキをついてるです!何かあったですか?心配です!



「アシュレー君…きっとまだ、落ち込んでるよね…」

「…きゅ~…」



 アインお姉ちゃんはご主人のことを心配してるみたいです。昨日、ご主人は目を赤く腫らして部屋まで帰ってきたです。理由はオオイ様も教えてくれなかったし、朝にはいつもどおりのご主人でしたけど、きっとまだ落ち込んでるです。…だけどご主人も、お姉ちゃんが自分のせいで悩むのは嫌なはずです!

 元気を出すです、お姉ちゃん!

 ボクの気合をくらえです!



「理由はよく分からないけど、助けになってあげたいな…。」

「………」

「マメタロー…?」

「…ふぁぁぁん!!!(気合)」

「マメタロー…」

「ふぁん!」

「大きい声出しちゃダメだよ?」

「(あ。通じてないです。)」



 …さ、さて、戻って朝ご飯を食べるです!



「………」



 あっ、宿の前でご主人を発見です!

 ご主人はまだ小さいのにお仕事をしたり周りの人達を助けたり、ヘビさんをドーンってしたり、本当にスゴイ人なのです!自慢のご主人なのです!今日は見慣れない服を着てるです!そういえば朝、前の服がヘビさんに汚されてしまったから新しい服を買ってくるってボクにお話してたです!ビシッとしてて、格好イイです!お帰りなさいでーす、ご主人!!!



ピタッ

ビィーーーン!

「ふぁぎゅん!?」



 ご主人に走り寄ろうとしたら、リードを持っていたアインお姉ちゃんが急に止まったです!グハッとなったです!なんで急に止まるですか?



「えっとえっと、髪ヨシ、服装ヨシ、あとはどこも変じゃないよね…!?」



 アインおねえちゃんが近くの家の窓に映ってる自分を見ながら髪をいじってるです!お顔も真っ赤で何かブツブツ言ってるです!通りがかった近所のおばさんがニヤニヤしながら見てるです!

 それにお姉ちゃんのシッポがブンブン風を切って振られているです!顔にバシバシ当たってイタイです!アウアウ!なぜご主人と会うのにここまで気合が必要なのでしょう?犬には分からない風習です!



「よ、よし、行こう!アシュ………っ!?」

「………?」



 アインおねえちゃんが固まったです。不思議に思ってご主人の方を見てみると、女の子に話し掛けてるところでした!ウサ耳黒髪のカワイイお姉ちゃんです!



「だ、だだだだだだだ誰…っ!?」

「きゅ!?」



 ガ、ガッチリとホールドされてしまったです…!ボ、ボクは朝ご飯を食べないといけないです!それにお姉ちゃんのことは好きだけど、今のお姉ちゃんとは一緒に居たくないです!何か怖いです!だから離して欲しいです!


 …あっ、さっきのウサ耳お姉ちゃん、とっても幸せそうな笑顔でご主人と話してるです!ご主人も優しい顔で応えてるです!そして手を繋いで広場の方へ歩いて行ったです!

 ボク知ってるです!これは、美男美女カップルというやつです!



「あっあっあーーー!!!手まで繋いでるぅーーーー!!!」

ギリギリギリギリ

「ふ、ふ、ふぁ………ん…」



 お姉ちゃん、()まってる!極まってるです!タップです!



「お、追いかけるよ、マメタロー!マメタローもあの子のこと知りたいよね!?”ウン、知リタイワン!”うん、そうだよね!!!」

「(ボク何も言ってないです!)」



 お姉ちゃんは腹話術した後、2人を追いかけ始めたです!朝ご飯が食べたいです!



『(…朝ご飯は諦めなさい。いつの世も恋は盲目だよ。)』

「(あっ、オオイ様!お腹減ったですー!あと、コイワモウモクって何ですか!?)」

『(夢中になれるモノがあるのは良いということだよ。………過度でなければ、ね。)』

「(???)」



 難しくて分からないです!だけど一つだけ分かることがあるです!それは………



グルルゥ~~~~~~~~~~~~



 ボクのお腹は当分満たされない、ということです!!!



 仕事に一段落ついたので、来週からは更新間隔を短くできそうです。

 今後ともよろしくお願いします。

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