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執着  作者: コメマシンガン


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第1話 初めての彼女

 「好きです!ぼ、僕と付き合ってください!」

 「っ!よ、よろしくお願いします!」

 人生初めての彼女が、彼にできた。彼は本気で彼女を愛した。

 


 「ねえねえ、山下くん!今日も一緒に帰ろうよ!」山下の初めての彼女、菜乃花は山下を帰りに誘った。

 「うん!なっちゃん!帰ろう!」山下は菜乃花といっしょに家路についた。

 「ねえねえ、山下くん!」

 「んー?どうしたー?」

 「んーんー、ちょっと呼んでみただけ!えへ」

 「もー、なんだよー」菜乃花と山下は普通のカップルよりお互いを愛し合っていた。

 「えへへー、だって、かっこいい山下くんの横顔が見たいんだもん!」

 山下と菜乃花の家は近所で、小さい時からよく一緒に遊んでいた。よく言う幼馴染だった。

 「じゃあ!また明日!」

 「またね!」このような日々を毎日、山下と菜乃花は繰り返していた。学校でもいちゃついて、仲良く過ごし、学校の勉強もお互いに頑張り、放課後は一緒に帰り、夜は電話をする。このようなとっても幸せな日々だった。今日も、いつものように夜の通話をしていた。

 「やっほー」

 『やっほー!今日はなに話すー?』

 「うーん、今日は顔見ながら話そうよー」

 『あ!いいねそれ!ちょっと待ってよー』

 「おっけー!俺もカメラオンにするねー、、、おっ、どう?見えてるー?」

 『あれ、外カメになってるよー、逆にこっちは見えてるー?』

 「えまじ?あ、見えてるよー」このような他愛もない会話、どちらかというとイチャつきがすぎるほどのベタベタカップルの会話が、途切れることなく、毎日続いていた。

 途切れることはないと、周りのみんなも思っていた。あのカップルはなにか天地がひっくり返るようなことがない限り、別れることはないだろう。と。しかしある日、事は起きてしまった。


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