表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/13

【#008】能登半島地震 (その3)

吾輩の救助活動は夜へと移っていた。


日中の救助活動が実績を評価してくれたのだろう。


人間が犬用の装備を吾輩に貸してくれたのだ。


これでも吾輩は猫なので夜目は効く。


だが、瓦礫の隙間を見通すには流石によく見えない。


吾輩「これで、多少救出活動もしやすくなったぞ」


吾輩は町の更に奥へと進んだ。


「みぃー」


吾輩「?、今鳴き声がしたような・・・。」


吾輩「おーい、誰かいるか?」


・・・。


「みぃー」


やはり、鳴き声で間違いない。


吾輩は鳴き声がしたであろう方向へと走った。


吾輩「おーい」


・・・。


「みぃー」


どうやら、倒壊してい建物の中だ・・・。


下側には入れそうな隙間はどこにもない。


吾輩は倒壊した建物の上へと移動した。


上には亀裂があり、入れそうな隙間がある。


吾輩「この装備では突入は無理だ。」


吾輩は装備を外して、中へと突入した。


中には、倒れている猫とその近くに子猫が一匹寄り添っていた。


倒れているのは、子猫の母猫だろう。


吾輩「おい、大丈夫か兄弟?」


しかし、母猫は反応がいない。


吾輩「おい」


しかし、母猫の目は白く濁り、体は固くなり既に息は絶えていた。


吾輩は母親の亡骸に縋りつく子猫を引きはがして抱き寄せた。


吾輩「泣くな兄弟。お前は母の分まで生きるのだ。」


「みぃー、みぃー」


吾輩「吾輩が救ってやる。だから生きろ!」


子猫は吾輩を振りほどいて母猫の元へ行こうとしていたが、


吾輩は暴れる子猫を咥えて、出口の方へと駆け上がった


「みぃー、みぃー」


外は小雨が降り始め、吾輩の体を濡らした。


吾輩は救助隊への元へと急いだ。

ブックマーク、高評価お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ