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絶闘ノ拳  作者: おとつまり
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第四十七話「覚醒」

了也「せ…………先生……………………先生!大須賀先生!返事してくださいよ!先生!」


敬愛する師である大須賀の死を受け入れられない了也は大須賀の亡骸に向かって泣き叫んだ。

この戦場において了也は完全に戦意の喪失した抜け殻となっていた。


Z「こうなった岡本了也など敵では無いな…死ね!!!」


そう言って再びZが閔暴揺の構えをとる。

しかし…


林「させへんぞ!」


背後から林がZに対して強烈な蹴りを食らわせて吹き飛ばした。


林「立て岡本!ここでお前が諦めたら…勝てるもんも勝てへんくなるぞ!!!」


了也「せ…先生………」


そこへZが強烈な脚撃を放つ。

それを林は最小限の被害で受け止める。


林(あいつ俺の蹴りが全く効いとらん………でもここで俺が持ち堪えないと…でも俺の能力を持ってしてどれくらいの時間が……………)


林「来いZ!俺が相手をしてやる!!!」


林が数多の幻影を見せながらZに対して攻撃を仕掛ける。


了也「…………………」


そんな2人の闘いが行われている最中、大須賀の亡骸を目に写した岡本了也が呆然としている。


了也「僕何やってんだろうな………自分ならZに勝てるなんて思い込んで……………思えば僕は何1つとして1人で出来ていないじゃないか……………」


2年前のZとの初対決、敗れた自分を喜多田が助けてくれた。

2度目のZとの対決、喜多田が命を懸けて自分を逃がしてくれた。

1年前の古揶麻と闘った時も、大須賀が駆けつけてくれたからこそ勝つことが出来た。

その事実が岡本の自信を崩していく。


了也「そもそも僕は…何のために……………なんでこんなになってまで闘っているんだ?自分じゃろくに何も出来ないのに……………そこまでして何が欲しかったんだ?」


お金の為?ーーー違う

名声?ーーー違う

平和?ーーーそれもあるかもしれない。しかし、核となるものでは無い。


了也「僕が…………僕が闘う理由は…………」


「勝ちたい」


了也「僕はただ強くなることが…強い敵と闘って勝つことが好きなんだ!」


そんな時、了也の脳内で2人の拳闘士の声が反芻する。


『岡本くん!君が諦めてはダメです!』

『立て岡本!お前が諦めることを俺は許さん!』

『君はひとりじゃない!僕たちがいます!』

『そうや!俺たちの想いはお前と共にある!Zにお前の…俺たちの全力を見せてやれ!』


了也「そうだ……………僕が…僕が諦めてどうするんだ!僕はひとりじゃない…Zに見せつけてやるんだ!」


「「「僕たちの力を!!!」」」




林「ぐあああああああ!!!」


堪えていた林が遂にZの攻撃をまともにくらい地面に叩きつけられる。


Z「鬱陶しい力だったがここまでだ…死ねええええ!!!!!」


そうしてZの命を刈り取らんとする脚技が林に撃ち込まれ…


Z「…………なに!?」


了也「林さんありがとうございました。あとのことは僕に任せてください」


了也がZの技を弾き返して林の前に、Zと相対するような形で立っていた。


了也「僕はね…感情の起伏が激しいんですよ………………僕はお前に負けない!勝つぞZ!!!」



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