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魔剣使いの最凶冥王―ワールドアブソリュート―  作者: 神薙リンシア
第3章 魔道学園編
33/48

第27話 学園生活Ⅱ

前回のあらすじぃ~


・・・今の夢は一体・・?

聖剣奪還



本編どうぞ!


今は聖剣研究部から『聖剣デュランダル』を奪取してきた後であり、宿へ帰る途中だ。教室に戻ろうとしたのだが先程ノエルからの通話で授業は終わったと言われたのだ。

(というか部室に人が居たんだから授業は終わったと考えるべきだったな・・・)

俺は腰に差した刀を触り、溜め息を吐き、帰路に着いた。学園を出ると『縮地』を使い、近くの丘に向かう。


「なんか此処を上ってると叔父さんの家の山を思い出すな・・・」

ポツリと零した言葉と裏腹に涙を浮かべていた。


 ☆ ☆ ☆


俺は丘に着くと腰に差した刀の鞘を左手で握り、右手を柄に置く。抜刀術の様な体制になると、自分の魔力の流れを読む為、目を瞑る。目を瞑ると体中に魔力路がある事が分かる。その中から左手に意識を集中させると細かい魔力路が視える。その中の指に流れている魔力路を刀まで伸ばし、刀身へと浸食させる。浸食させたところで刀身に魔力が溜まっているのが分かった。俺はその魔力が限界まで溜まるのを風の音を聴きながら待った。数分後に刀身がより一層輝くと一気に鞘から抜く。そしてその斬撃を飛ばす様にイメージしながら近くの木に魔力をぶつける。すると魔力はスルリと木をバターの様に斬るとそのまま空の彼方へと飛び去ってしまった。


「あらまあ、木をバターの様に斬るとは思わなかった」

そう呟く俺の顔は笑っているようにも見えた。俺は『七神刀流 斬瞬』を試すと抜刀した刀を納刀する。パンッ、と手を叩くと、元からそこに居たかのようにメイドが現れる。


「ツクヨミ」

「はい、何でしょうか」

ツクヨミはフランスパンのようなパンの入った紙袋を抱えながら無表情で受け答えをする。


「要件だけを伝える。システィーナ・フローズの事を徹底的に調べろ、これは命令(・・)だ」

俺の言葉を聞くと紙袋を落し、頭を下げる。


仰せのままにご主人様(イエス・マイロード)

その言葉を残し、ツクヨミは音もなく消えた。俺はそこに立ち尽くし朝日の昇りつつある空をボーっと見ていた。


 ☆ ☆ ☆


俺はボーっとしたまま教室の扉を開け、教室に入る。するとクラス中の視線を集めるが俺は気付かず自分の席へと向かう。席にドカッ、と座ると机に突っ伏す。

(『世界接続(ワールドアクセス)』)

俺は脳に魔力を集めると魔法を使い、瞼を閉じる。そして目を開くと図書館の様な空間に居た。俺は前回との違いに戸惑いながらもその中から一つの本を手に取るとパラパラとページをめくる。この本にはベルリエル王国の建国から現在までの歴史が記されていた。その本を元の場所に戻し、隣の本を手に取る。そしてパラパラとめくる。それにはリュウクド帝国の建国からの歴史が記されている。俺はその本を閉じ、先程のぃベルリエル王国の歴史本の隣に戻す。

(これは・・・世界のシステムそのもの・・?という事は・・・)


「この世界にある、又はあった全てのスキルの記された本を所望する」

そう語りかけると本棚が縦横無尽に飛び回る本棚達。俺はその光景を見ていると数秒で収まった。そして前から猛スピードで迫る本棚が見えてきた。俺は不思議に思いながらもその迫ってきている本棚を見ていると目の前でピタッ、と止まった。そしてその本棚の中央部分に入っていた本が光る。俺がその本を手に取ると光りは治まる。表紙を見ると『In the world System Skill』と書かれていた。本を開くと数ヶ月間、目にすることも無かった懐かしい言葉で記されていた。


「日本・・語・・・」

俺はその文字を見て、涙を流した。流れる涙を拭い、本を読み進めた。


 ☆ ☆ ☆


俺は読んでいた本を閉じた。


「・・・武器スキルは≪アーツ≫っていうのか」

俺は本棚に戻そうとすると禍々しい気配を感じた。そのあまりにも禍々しい気配に振り返る。そこにあったのはポツリ、と置かれた本だった。俺は『In the world System Skill』を本棚に戻し、禍々しい本を取ろうと手を伸ばした――その瞬間。俺は何かに意識を引っ張られた。



そして目を覚まし、目を開けるとそこに広がっていたのは――黄金の剣を俺に向けた『聖剣研究部』の部員達だった。

(やべぇなこりゃ・・)

俺はそう判断するとストレージから剣を取り出そうと――。


「俺らの聖剣を返せ!」

部員の一人――部員Aは黄金の剣を持って襲い掛かってきた。俺は反射的に剣を『鑑定』する。



聖剣ディアボロス・レプリカ


聖剣ディアボロスのレプリカ、本物の聖剣ディアボロスはひと振りで山を消し、海をも消し去ると言われている。



(なるほどレプリカか・・でもどれだけの強さを持ってるかわからないしな・・逃げるか)

俺は寸のところで攻撃を避け、後方に跳躍する。そして俺は左手を上げ、某泥棒のセリフを丸パクリした。


「あばよ~、とっ○ぁ~ん!」

そして『縮地』を使い、全力鬼ごっこがスタートした。


「「「「待てやコラ!!!!」」」」

『聖剣研究部』ぼ部員達の声が聞こえた頃には階段についていた。俺は急ブレーキをかけ、廊下を見ると俺を追ってきている『聖剣研究部』の部員達が見えた。ニヤリと笑い、挑発する。それが見えたのか顔を真っ赤にしてスキルを使ったのか更に早くなった。俺は階段に向き直り、駆け降りる。一階に下りると女子生徒が驚きの表情で見ていたが俺はその女子生徒を飛越し、綺麗に着地する。女子生徒に向き、手をごめん、と言うように立て、階段にの方に目を向ける。男の足が見えたところでクラウチングスタートを実行する。そして下半身が見えた時点で足を踏み込む。その踏み込みと同時に足裏に魔法陣を発現させ、発動させる為魔力を込める。が魔法陣が散ってしまった。


「えっ!?」

驚いていると入学前の校則を思い出す。

(あー、そうだった。校舎内じゃ魔法使えないんだった)

ある意味最も重要な事を忘れていたのだ。頭も抱えたくなる。そんな事をしている暇なんかないのだ。階段を下り切った部員達は俺に剣を向け、斬りかかってくる。俺は剣をいなしながら後退していく。攻撃の嵐が止むと一瞬だけ『縮地』を使い一気に後退する。が、リキアだけは引き離せなかった。俺が高速で後退するとそれについてきた。正直驚いていると剣を振り下ろしてきた。その剣を蹴り、軌道を変える。剣は服を掠め、制服の切れ端が宙に舞った。俺は舌打ちをし、二割程の本気を出し、振り抜いた剣の腹を蹴る。するとバキンッ、という音と共に『聖剣ディアボロス・レプリカ』が半ばから折れた。折れた事に気を取られているリキアの背後に回り、神眼(・・)を発動する。するとリキアは意識を失い、前へ倒れた。


「いやー、めんどくさい奴だったな・・」

愚痴をこぼしていると背後に気配を感じ、振り向く。背後には魔法を発動したシディルがいた。俺は咄嗟に神眼を使い、『ジャミング』を再現する。俺へと放たれた魔法が跡形もなく消える。その光景に目を見開く。


「俺から目を離した時にはもう手遅れなんだよ」

そう言い放ち、シディルの懐へ飛び込む。手をシディルの横腹に当て、魔力波動を一気に打ち出す。するとシディルは目を見開き膝を付いた。俺はそれを好機と見て『縮地』を使い、逃げた。



 ☆ ☆ ☆



「いやー、鬼ごっこって案外疲れるんだね」

俺は屋上で寝転びうざったい程青い空を見つめながらそう呟いた。するとそこにツクヨミが現れる。


「成果は?」

「はい。マスターの推測通りでした」

俺はその言葉を聞き、溜め息を吐く。

(最近溜め息ばっかりだな・・・)

そんな事をしみじみと感じていると、ツクヨミは更に、と付け足す。


例の計画(・・・・・)があちらの世界で実行されてるという噂が立っています」

「全く・・俺達が居た世界は学ばないねぇ~」

ポケットから取り出した魔石をくるくると回しながら喋る。


「ああ、あちら側はマスター達の故郷でしたね」

左手を皿にし、右手を皿に落とすと思い出したかの様に言った。


「ああ、だから意地でも止めないといけないからな」

魔石を握り潰し、粉々にする。拳を開くと魔石の欠片がパラパラと落ちてくる。

(この世界に来てから握力が半端ない事になったな)

俺は起き上がると階段へ歩く。


「ツクヨミ。今日はありがとうな」

ツクヨミにそう告げてから階段を下りて行った。そして教室へ向かって歩き始める。

(あー、めんどくさいな~魔法手加減の仕方わかんないしな~怪我させそうだしな~・・・体術ならイケるかな。先生と。剣術は奈々かな~。あー、『ジャミング』を練習しとこうかな、端っこで。新しく創れそうな魔法も試したいし――)

と妄想に耽っていると教室についていた。そして扉を開け、中に入ろうとすると視界に映ったものに俺の体は動きを止めた。視界に映ったのは教師の隣にいるイケメン男子だった。

(・・・あいつはリア充だな、慈悲は無い)

心の中で刑が決まった瞬間。イケメン男子が此方を向くとイケメン君が俺を睨みつける。

(は・・?)

俺が唖然としているとイケメン君が俺を指差し――


「俺と決闘しろッ!!」

――と言い放った。俺は――


「はい?」

――理解が出来なかった。そして、強制的に決まった。

(いや、めんどくさッ!やめようぜ?だるいだけだぞ?お?)

心の中で反論するが勿論それは届かず当日を迎えてしまった。何も知らずに・・・。




更新が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。リアルの忙しさやネタ切れで遅れてしまいました。


次回、『魔剣使いVS謎の転校生』

更新がいつになるかわかりませんが気長に待っていていただけると幸いです。

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