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魔剣使いの最凶冥王―ワールドアブソリュート―  作者: 神薙リンシア
第3章 魔道学園編
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第24話 魔剣使いVS聖剣使い 後編

5月になりましたね!なので。

前回のあらすじぃ~


ステータスを作った。

伊澄が決闘を申し込んだ。

学園長が失言。

試合開始。


では本編をそうぞ!


ぶっちゃけ眠いです。


俺は『聖剣・エクスカリバー』と『未来視の魔剣・ファフニール』を装備し、直ぐに抜剣する。そして左手に握った『エクスカリバー』を前に突き出し、右手の『ファフニール』を『エクスカリバー』と平行に構え、右足と共に『ファフニール』を引く。そして二本の剣にそれぞれ水属性と雷属性の魔力を流し込むと、『エクスカリバー』は雷を纏い、『ファフニール』は水を纏う。そしてそのまま≪七神刀流 大黒天(だいこくてん)≫を放つ。無差別に振るわれる剣は、まるで意志を持っているかの様に見える。伊澄はそれを全て剣で防ぐ。右上、右下、左上、左下、真横、縦をランダムに動き、ガードする伊澄のスタミナを確実に奪って行く。伊澄はふっ、と笑みを零した。


「君の本気はそんなものなのかい?」

俺はそんな見え見えな挑発を伊澄に俺は余裕を持って答える。


「悪いが今は自動的にスキル『手加減』が機能してるからね、本気という本気は出せないんだよ」

俺は剣のスピードを一段階上げ、更に伊澄のスタミナを削る。遂にガードしきれなくなったのか所々(ところどころ)に切り傷が付いてゆく。そして伊澄の顔を見ると。伊澄は笑っていた。まるで勝敗などどうでも良いと言う様に・・。俺は遂に表情を隠せなくなった。ニヤリと自分の口角が上がったのを感じた。そして俺の剣術≪七神刀流 大黒天≫が終わりを見せた。横薙ぎに振ったところ奴の聖剣に当たり、聖剣から魔力が溢れ出す。その魔力の勢いで剣が弾かれ、俺の胴が完全にがら空きとなった。そこに伊澄の剣が横薙ぎに振るわれる。が、俺の異変に気付いたのだろうか、振らずにバックステップで下がる。俺は感心した様な声を出す。


「ほ~、よく気付いたな」

その言葉は俺と伊澄以外は意味が分からないと思う。実際、気付いた者は伊澄だけだった。


「まあ、ね」

息を切らせながら、そう俺の言葉に返してくる。俺は仕掛けていたナイフを取り出し、伊澄に全力で投げる。


ドバンッ!


その瞬間拳銃の様な音が響く。伊澄は聖剣を横にし防ぐが、聖剣の剣身に穴が開いた。伊澄はチッ、と舌打ちをし聖剣に刺さったナイフを抜き、聖剣を構える。そして俺は・・・。


「今の本気を見せてみろよ、勇者なんだろ?」

「・・・わかった今の本気を見せてやる」

そう言うと体内に魔力を溜め始める。俺は『エクスカリバー』を背中に納剣し、『ファフニール』を地面に突き立てる。俺はチラリと客席を見ると他のクラスの生徒と教師達が集まっていた。そして誰かの声が響いた。


「そこの生徒達!速やかに戦闘を止めてください!」

俺は声のした方向を見ると小さい足場に乗った魔導師らしい服装をした人が叫んでいた。

(・・・俺は戦いを邪魔する奴は嫌いなんだよな)

俺はストレージから『聖剣・デュランダル』を取り出し、そいつにぶん投げる。


バキンッ!


ガラスが割れた様な音が響いた。その音の原因は『デュランダル』が結界を貫いた音であった。


ドガンッ!!


今度は爆発音の様な音が響く。恐らく『デュランダル』が魔導師さんの立っていた足場に刺さったんだろう。ガラガラと崩れる音もする。そして伊澄の魔力が爆発した。俺はゆっくりと伊澄の居る正面を向く。伊澄は身体からややオレンジがかった金色のオーラを纏っていた。

(ふむ。『リミッドブレイク』と『身体強化』の混合魔法か)


「『限界突破(リミッドブレイク)』と『身体強化』の混合魔法だ・・。これが俺の今の本気だ」

伊澄は油断せず俺を見据えたまま告げる。


「なるほど、やはり混合魔法か」

俺は『ファフニール』を地面から抜くと上段に構える。一方、伊澄は下段構えである。

(確か、死んでも治るんだっけ?やっぱロストテクノロジーって凄え。んじゃこれを試すか)


「よし、この技は受け切れるかな?」

そう言うと伊澄は首を傾げる。それを見た俺は詠唱を開始する(・・・・・・・・)


「『我が剣は禁忌を穿つ魔剣なり。

我が剣は血族を滅ぼす呪剣なり。――』」

俺が詠唱を開始すると伊澄は驚愕の表情を作り、俺に突っ込んできた。

(ま、そう考えるよな)

俺は伊澄の剣をいなしつつ詠唱を続ける。


「『――故にその剣は呪われ、斬る者すべてを無に帰し。

振る者すべての身を滅ぼす。――』」

俺が詠唱の中盤に入ると更に攻撃の勢いが激しくなった。が、俺は全て受け流す。


「『常世の物理法則は崩壊し、その呪いは運命まで侵す。

今、禁忌を滅ぼし、世界を壊す。――』」

詠唱の終盤になった瞬間伊澄が距離を取った。

(残念だが、それは悪手だ)

俺は詠唱を終えると身体が勝手に前のめりになる。そして剣を顔の位置まで持ってくると一気に加速した。


「一歩。縮地」

更に加速する。


「二歩。瞬刀」

また更に加速。


「三歩。絶剣」

俺は三歩目で伊澄の目の前に来ると剣を引き・・。


「『時壊・・・≪桜吹雪≫!』」

一気に貫いた。が、伊澄の身体に外傷は無い。伊澄が戸惑っていると、いきなり血を吐いた。そして俺は呟く様に告げる。


「≪桜吹雪≫は外傷を作らない。≪桜吹雪≫は内臓を空間ごと消滅させる技だ」

そう告げた俺は『ファフニール』を手から放した。


カランカラン。


剣の落ちた音が静寂に包まれていた訓練場に響きわたる。そうして俺の視界は完全にブラックアウトした。



作者「次回!『第25話 記憶の欠片』お楽しみにッ!」

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