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魔剣使いの最凶冥王―ワールドアブソリュート―  作者: 神薙リンシア
第3章 魔道学園編
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第18話 死神VS絶剣

今回は戦闘シーンだけです、なので少々文字数が少ないです。


連日投稿ってこんなに大変なんですね


では本編どうぞ!


翌朝


「これから第二次試験模擬戦闘を始めるナツイフウマ以外は各冒険者の列に並べ!」

教師に言われた通り俺はそのまま立っていると一人の冒険者が俺の前で止まる。


「おう、お前がナツイフウマか。俺はお前の試合相手になるベクリタだギルドランクはAだよろしく」

そう言い、手を出してくる。その冒険者の体は中肉中背なのだがヤツから出ているオーラは歴戦の戦士の様だった。


「ああ、よろしく」

その差し出された手を握った瞬間殺意が俺に流れてきた。俺は即座に自分の殺意で相手の殺意を上書きし、自分の殺意を消す。するとベクリタは驚きをあらわにし、ニコリと笑う。


「よし、この闘技場では死んでも怪我をしても外に出れば治るので本気でも武器を使ってもよい事とする。勝利条件は相手を瀕死に持っていくか、殺す事が勝利条件だ。敗北条件は瀕死状態になる事。だが、続けたい場合は言ってくれれば死亡までやる。これがルールだ。さてナツイ、ベクリタ、君等には戦闘の見本をやってもらう異存は無いな、では始め!」

その声と共に俺は漆黒の鎌をベクリタは片手剣を背中から抜き、振るう。俺の鎌とベクリタの片手剣はぶつかり合う。刃から火花が散る。


「へぇ、それが君が『漆黒の死神』と呼ばれし所以かな?」

と俺にほほ笑みながら訊いてくる。


「なるほど、俺の攻撃をガードするということは貴方が『絶剣』だな」

俺が訊き返すとベクリタは驚く。


「へぇ、昔の僕を知っている人が居たんだ」

ベクリタは笑うと、左手にナイフを腰の鞘から抜き放ち、俺の首を斬りつける。それを俺は寸のところで躱し鎌を離す。すると鎌は漆黒の粒子を残し、消えた。それを確認した俺は漆黒のナイフを取り出し、魔法を行使する。


「『ファントムダイブ』」

そう言い漆黒の粒子を残し消える。そして俺はベクリタの右から出現し、ナイフを振り上げる。だがそれを見逃す程勘は鈍っておらず、ベクリタはその俺を斬る。その瞬間体が粒子化し、背後に俺が現れ、これもまたナイフを振り上げる。それもベクリタはガードし斬る。が、それも粒子化し、俺は真上に現れる。それにベクリタは片手剣を投げ、俺を貫通させる。だがその俺も粒子化する。その瞬間を狙い、俺は背後に現れ、斬りつけるがその攻撃はベクリタに防がれる。


「ようやっと『絶剣』を使ってくれたか」

俺はニヤリと笑い、そう言う。するとベクリタもニヤリと笑う。


「うん、まさか使わせられるとは思わなかったんだけどね」

とウィンクするベクリタ。


「んじゃ、俺もこれを使ってみようかな」

そう言うと俺は『テレポート』を使い、距離をとる。


「『フルダイブ』」

そう唱えると俺の体を金色(こんじき)の魔力が覆う。


さて、記憶を探るか。まさかこんな魔法だとは思わなかったな。


魔法の効果を見ながら苦笑する。


=======================

フルダイブ


効果:記憶の中の全盛期を今の体に反映する。

=======================


すると視界に選択肢が現れる。


=======================


一、ラインハルト


二、ラフォリア


三、????


=======================


ん?三?なんじゃそりゃ


そう思っていると、選択肢の表示されている隙間から剣を振り上げているベクリタが見えた。それに驚き、バックステップで攻撃を避けると同時に二のラフォリアを選ぶ。すると俺を包む金色の魔力が瞬間的に爆発する。その爆発に巻き込まれたベクリタは吹き飛び、生徒達も爆風で仰け反る。俺と同じ受験生も驚きのあまり口をあけっぱだ。


「さあ、開始だ」

俺の声とは思えない高い声が出た。そして土煙が晴れた時。そこに居たのは金色の魔力を纏った黒いローブを羽織った露出度の高い服を着た美女だった。


「・・・まさか、かの有名な『冥帝ラフォリア』と手合せ出来るとは」

そう言った。満面の笑みで。


「では一撃で終わらせてもらうよ」

そう言い放つと詠唱を始めた。


「『我が魔法は全てを凍てつかせる魔法なり。

世界のあらゆる法を塗り替え、時間すら凍結させる魔法なり。――』」

詠唱半ばで教師が叫ぶ。


「全員結界の外に走れぇぇぇぇええ!!」

それと同時に受験生全員が結界外に走る。そしてベクリタはその異変に気付き走ってくるが俺は詠唱を続ける。


「『――我、全ての存在を否定する者。

我、神をも凍てつかせし魔法を発動する。ニブルヘイム』」

詠唱を終えた瞬間ベクリタがガード体制に入るがもう遅い。俺を中心に冷気が広がり、冷気の通った場所は凍り付いている。そしてベクリタを呑み込む。氷漬けにし、吐き出す。それを見た俺は指を鳴らす。すると凍り付いたモノが一瞬で壊れ、氷が溶けるとそこには首と胴が離れたベクリタが居た。その瞬間俺の纏っていた魔力が消え去った。それと同時に疲労感が俺を襲う。


「勝者ナツイフウマ!」

闘技場に教師の声が響いた。俺はその声を聴いた瞬間倒れた。遠くで誰かが俺を呼ぶ声が聞こえるが俺の意識は遠くなっていった。



ユーリディア「どうもユーリディアです」


浅見「浅見です」


ユーリディア「チェンジで」


浅見「え、酷。」


ユーリディア「私は夏井君一筋なので」


浅見「ふむ、俺から言ってやろうか?」


ユーリディア「本当ですか!?お願いします!」


浅見「次回!『入学式』」


ユーリディア&浅見「来いよ、魔剣!」

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