イチゴハウスですか? ~ビニールハウスでの出来事~
まあ、とにかく見ていただくだけで、十分うれしいです。最後まで、よろしくお願いします。
私は、一子、みんなから、いちごとよばれ、名前が嫌いになった。
だけど、イチゴは、好きだ。甘いところも、時として、すっぱいところも。
キョロキョロ、誰もいない。
この、ビニールハウスから、イチゴの匂いが!?
そ~っと、入ってみると、イチゴがずらりと並んでいる。
見るからにおいしそう。
「いただきま~す。。。」
私は、たまたま近くにあった、真っ赤なイチゴをパクリ。
甘い!おいしい!そして、ジュ~シ~!
私は、あまりのおいしさに、イチゴにめろめろ♡
たくさんほおばった。
すると、ドアが急にバタンって言った。
そのせいで、私は、のどをつめた。
ドアを開けた本人も、意外と優しく、
私の顔をのぞくと自分の水筒らしき入れ物をくれた。
この際、死ぬか生きるかの問題なので、
口付けなんて気にしなかった。
「っふう。ありがとう。」
振り返ると、その人は、まん丸とした目で見てきた。
「これ、全て、お魔が食ったのか。」
私は、静かにうなずくと、怒られると思い、目をつぶった。
「やるなあ。イチゴ好きなのか・・・?」
と、聞いてきた。
よく顔を見ると、かっこいい。
大体、高校1年って所だろうか・・・
「うん、めっちゃ好き!」
もっと、ほしいなあ!なんて、
おねだりしたら。
「好きなだけ食べていいぞ!」
と。なんと優しいのだ?!
いきなり、イチゴを食べられて、
ショックじゃないのか?!
そう聞いた。
「うん。確かにショックだ。だけど、
収穫マジかで、甘い奴を見分けられるとは、
すごいからな。いいぞ?」
へえ~、収穫マジかですか~・・・
っ? これは、売る奴でわ?!
あわてて聞くと。
「あはは。大丈夫。おじにやるだけ。」
と、苦笑している。
無理やり笑っているのが
ばればれである。
しかし、ここで、食べ放題なのも捨てがたい。
う~む、よし、明日から。手伝うか。
そう伝えると、再び、苦笑しながら言った。
「いいって、学校だろ?
今、本当なら、帰るんだろ?
大丈夫!」
また、苦手な笑顔を。
仕方が無い。
いっちょやりましょう!
私は寒い中、腕まくりをして、
服を片手で持った。
「何するんだ?!」
「まあ、見てて!」
私は、甘くておいしそうなイチゴを次々ととった。
自分の服に乗せるたびに、甘い香りが、
私を誘う。
負けちゃだめだ!
そう言い聞かせて収穫した。
大体全体的に回って、
10~15分くらい?
かけて、収穫したのが、123・・・21、22、23、24個!
なかなか、おいしそう。
外もだいぶ暗くなってきた。
「もって帰る?」
と、声をかけてきた。
私は、収穫!っといって、笑ってやった。
笑顔はこうでないと!
「うん、ありがとう。
もう、夜遅いし、送るよ。」
その人は、私のバックを持つと、
ビニールハウスを後にした。そして、私も。
その人は、外にある自転車にバックを乗せて待っていた。
「乗れよ。」
初二人乗りだし。と
言ったら、その人は、
首の後ろに手をやりながら、
言った。
「俺に捕まってれば大丈夫だから。ほら。」
と、乗せてくれた。
ガタンと、音を鳴らせると、
小刻みに揺れだした。
私はつい嬉しくて、
その人の背中に頭をよりかかった。
その人はまた、手を首にやった。
どうやら、照れているようだ。
男の人も、照れることあるんだな。と、
私は気付かされた。
大変な一日がとうとう終わった。
「おやすみなさい。」
(カチッ・・・)
ありがとうございました。本当に読んでくださるとは・・・(*。 。*)まことにありがとうございました。よろしければコメントなどもよろしくおねがいします。




