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8月14日の夏祭り  作者: 夏祭 悲
2/2

塗り替える

歴史が気に食わないのなら、塗り替えればいい。だが、それができるのならば・・・。

神社を佳奈美と回り、夏祭りをすっかり堪能した俺はまた佳奈美と別れていつものように

帰ろうとした。けど、二度起こってはならないことが起きた。佳奈美がまた死んだ、

まったくもってさっきの夢と同じような感じで死んだ。いや、あれはそもそも夢だったのか?

夢じゃないならこれは、時がまき戻っているということになるはずだ。


嗚呼・・・そうだ、これは現実で、俺は佳奈美を助けることができる。

つまり、この佳奈美の死という歴史は塗り替えれる・・・。


「―――リセット」


――――――――――――目が覚めるとやはり俺は自室のベッドの上。

つまり、いつもの場所に行けば佳奈美が俺を待っている。カレンダーも8月14日。

佳奈美を助けられる・・・。


「佳奈美!待たせたか?」


「うぅん、待ってないよ。」


「そっか・・・それじゃぁ行こうぜ!」


――――――――


「それじゃぁまたね陵ちゃん!」


「あ、今日は家まで送るよ。」


「え?いいの?」


「あぁ、なんか・・・話したりないしさ。」


「・・・そっか。」


自然な感じでなるべく話をして、佳奈美の家への一番の近道。

例の通路を通ろうとしたその時―――車が突っ込んできた、このままでは俺も佳奈美も

巻き込まれる。でもせめて佳奈美だけはと突き飛ばしたとき、車の運転手はとっさに

ハンドルを切って佳奈美の方に方向転換、結果・・・佳奈美は瀕死の状態で、

病院に搬送されたが心臓や肺に砕けた骨が刺さったりしていたせいで死んだ。


つまり、あそこの道を通ったら佳奈美は死ぬ。じゃぁ家に帰らせなければいいのか?

あぁ、きっとそうだ。俺の家に帰らせればいい。そうだろ?な・・・?

それがとても失くすのが惜しいならば、時を巻き戻してまでそばに置いておけばいい。

どうも、夏祭(なつさい) (かな)です。ループって怖いですよね。

どれくらいここにいたのかも、繰り返しているうちに忘れてしまって、それはとても長く、

何年・・・何時間・・・本来の時間より何倍の時間に感じてしまうのだから。

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