表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/221

第4話 ダンジョンルームにて・3

物語を進めます。次話以降は1000文字前後になる予定。

D01‐4



 まずは周辺の状況を見てみよう。

 地図に該当するものはあるのかな?

 オレは輝く四角い板を適当にいじる。


 ……うーん、わからん。


 おっ、

 地形?

 階層?


 ……頭の中の情報と照らし合わせてみると、

 階層を作成できるみたいだな。

 地形と消費DPが表示されている。


 なお、この消費DPは基本的なもので、

 ダンジョンLv×消費DPが本来の消費DPとなるようだ。

 

 ダンジョンLv0の今ならひょっとして、0なのか?

 と、期待したが、そんなことはなく、

 ダンジョンLv1と同等の扱いのようだ。

 

 

 整地……1,0000

 平地……1,0000

 街道……1,0000

 草原……1,2000

 戦場……1,2000

 墓場……1,5000

 桑畑……1,2000

 麦畑……2,0000

 農園……1,2000

 森林……2,5000

 雑木林……2,0000

 果樹園……2,5000

 田園……1,5000

 丘陵……1,5000

 山岳地帯……3,0000


地中1,0000~ 

 モグラの巣穴……1,0000

 小動物の巣穴……1,0000

 獣の巣穴……1,0000


 砂漠……1,5000

 荒野……1,0000

 処刑場……1,2000

 石造……1,0000

 廃城……3,5000

 廃都……5,5000

 王城……5,0000

 宮殿……6,0000

 城砦……4,0000

 迷宮……3,0000

 地下迷宮……7,0000

 遺跡……3,0000

 古代遺跡……6,0000

 屋敷……1,5000

 エオリア大陸百景……1,0000~


 さすがに額がでかいな。

 最後のエオリア大陸百景は少し気になるが…。


 後だ、後にしよう。


 生活支援物資も結構、消費DPがいるようだからな。

 沙耶ちゃんの要望しだいでは何がどうなるか、わからん。

 残ったDPと相談しよう、そうしよう。


 さて、DP10,0000か、使いどころに悩むな。


 そうだ、もっと消費の低い項目を探そう。

 モンスター召喚とかあるんじゃないか?

 弱っちいモンスターなら消費も少ないはず……。


 頭の中の情報を吟味する。


 お、あったあった、下僕召喚というやつだな。


 さて、探してみるか。


 そういえば、さっきは別のものを探していて、

 階層作成の項目にぶちあたったんだったな…。


 少し不安だが…

 ま、なんとかなるだろう。


 ……

 …………

 ………………


 よし、見つけた。

 フフッ、オレの超感覚(15/1000)が

 良い仕事をしてくれたみたいだな。

 オレも中々やるじゃないか(自画自賛)。


 どれどれ、

 定番のゴブリンの消費DPは1みたいだな……。


 む、待てよ、この実体化コストってなんだ?

 

 ……なるほど、猶予期間である10年の間は、

 侵入者がダンジョンに入って来れない代わりに、

 ダンジョン側も地上に影響を及ぼせないわけだ。


 実体化コストを支払うことで、

 地上に影響を及ぼせるゴブリンを初めて生み出せると。

 なんだかややこしいな。


 今生み出せるモンスターは……、


 ゴブリン消費DP1、実体化コストDP20



 コボルト消費DP1、実体化コストDP18




 オーク消費DP5、実体化コストDP200






 え? 

 こんだけかよ、少なっ。

 てか、スライムもいないんかよ。


 しかし、それぞれのモンスターの間に隙間があるということは、

 色々条件を満たすことでモンスターの種類が増えていくのかもな。


 む、かなり下の方になにかあるぞ。


 下僕召喚の下に

 下僕頭召喚とあって

 その下に

 守護者召喚

 上位守護者召喚

 最後に、


 最終守護者(ラストガーディアン)、魔神ヤズナ:潜在力100%、消費DP100000 


 初期DPが10,0000で、

 最悪これで10年間暮らさねばならないかもしれないんだぞ、

 最初に全部使ってどうするんだ? 

 罠だ。

 これは多分罠だ、

 ひっかけだ、

 そうに違いない。


 しかし、かわいいな、この子。

 いや、相当な美人だぞ。


 いやいや、

 実はそう見えて男だったり?


 ……いや女だ、胸がある。

 まあモンスターだからな、

 両性具有とかかもしれんが、

 その場合、

 どっちも付いてるんだよな?

 どっちもか…


 うーーーん


 ………………

 ……アリだ。

 ……アリだとゆうことにしておこう…。


 そして……


 ……たしか、どっかに、

 ダンジョンルールの一覧があったはず。

 頭の中にいろいろ流し込まれたから、

 ひとつひとつ思い出すのに苦労する。

 たしかダンジョンコア(光り輝く球体)のうしろ辺りだったよな。

 オレはなにげなく背後を振り返った。


 「ひっ」


 しまった、つい悲鳴が出た。

 背後には沙耶さんがいた。

 いや、もうね、ちゃんづけなんておこがましいよ。


 しかしなんでうしろにいるんだ? 

 そうか、

 普通、ダンジョンマスターは反対側で作業するのか。


 そうだな……、

 反対側へ行こう、

 沙耶さんの視線からのがれるためにも。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ