壊滅
「……」
息を忍ばせて敵の領地へと迫る。
魔法、闇忍び。闇の中では敵に見えない。
廃墟の地下室。そこに扉が一つ。
その前に1人、監視員がいた。
最初は怪しまれない様にいくか。
少し前に戻り、魔法を解除。そのまま扉の前まで行く。
「合言葉は」
「闇の主人の復活」
「どうぞお入りください」
部屋に入り込むと沢山の人が蔓延っている。
闇魔法を取得済みの者もいれば、取得していない者もいる。
彼らは闇魔法による国家転覆を志しているのだ。
「どうもこんにちは」
「どうも」
「闇魔法を取得済みの様ですね」
「あぁ」
クイッ
っと顎を指て上げられる。
「貴方、素質ありますね。奥の部屋にいらしてください」
「……何故だ」
「気に入ったからです。悪い様にはしませんよ」
俺は闇魔法最大の有効手段である光魔法でもってして倒す。
勿論、もう一つの方法も持っている。
「ここに来たという事は私達の計画はご存知ですよね」
「あぁ、国家転覆だろ」
「その通りでございます」
部屋へ入るとそこはVIPルームになっていた。
「ここにいる彼らが幹部でございます」
全て見覚えがある。
まずは彼と接する事が最優先だ。
「お楽しみを」
扉が閉められる。
俺はお辞儀をしてから1人の男へと向かった。
「何だテメェ」
ゴキラス。
こうやって闇魔法に染まっている振りをしているが、実は偽物。
ある組織の潜入員としてここで潜んでいる。
「ファシリ」
「……お前もこちら陣営か」
「そうです」
と小さく耳打ちする。
これで相手も俺が味方だと言う事が分かったはずだ。
「ふぅ」
もう既に攻略の準備を進めている。
ここの基地のあらゆる所に炎の渦を置いた。
あとは唱えれば炎の渦が出る。
ここには念の為もっと多く貼った。
一撃で葬り去る。
ここにいるのは皆、闇魔法に染まる前からの悪人。
殺人人数は100を超える猛者達であるが……光と青炎、さらには闇を加えれば簡単に倒す事が出来る。
ピンッ
仲間の代わりにバリアを引いた。
「おい、何をするつもり……」
ボオオオオオオオオオオッ!
瞬間、火が広がる
「アチィ!一体何だよ!」
勿論青炎である為、敵には見えない。
ただ何も分からず倒れていくのが定めだ。
「誰が攻撃した、答えろ」
勿論、ここVIPルームにいる者達は皆ピンピンしている。
攻撃に転じようとする彼。
「黒蝶」
バサァッ!
1000もの黒い蝶が辺りを舞う。
「お前か!」
魔法を発動。
しかし全てを飲む。
「何だその魔……」
「返せ」
ボオオオッ!
敵は自身の魔法で燃え盛り倒れた。
「ッ!」
ピィィィィン!
「光の雨」
ドドドドドドドドドドドドッ!
降り注ぐ雨。
バリアをも貫通して敵に刺さっていく。
「あがっ」
残り四人。
「テメェ!」
ボオッ!
「青炎」
ボオオオッ!
さらに火力を注ぎ足す。
残り三人。
「黒沼」
敵は動けない。
「光の矢」
固まった的にバシリと当てる。
敵は倒れる。
「許さねぇ!」
「それはこっちのセリフだ。2度も可愛いカリファに危ない目に遭わせやがって!」
ボオッ!
「ブルーオーシャン」
ドオオオオオオッ!
部屋ごと破壊。
敵は全滅した。
「おい……何をしている」
最後の敵。
コイツが1番厄介だ。
ドオオオオッ!
彼の影から3体の魔物が姿を現す。
悪魔だ。
「キシシシ」
「ガハハハッ!」
「キキキ!」
こいつらには俺の光魔法は通用しない。
そこでコイツだ。
「じゅ……十字架!?!?」
「それに神父が作った物だ」
サァァァァっ……
敵は十字架と共に消えた。
「だがまだ2体!」
「ひとつだけとはいってない」
サアアアアっ
「待て!」
サアアアアっ
全滅。
一気に立場が逆転する。
「俺の弟に手を出すな」
「もう出しませんから!」
「そうか……それは安全だな」
「!」
「でもこれはまた別問題だ」
ボオオオオオオオオッ!
敵は燃えて基地は全壊した。
「ッ……」
そしてそこに残る1人の者。
「素晴らしい威力だ。子供とは思えん」
「恐縮です」
「名は何という」
「……そうですね。ダークとでも言っておきましょう」
「その名前は覚えた。処理はうちがしておこう」
敵は粉砕。弟の安全は守られた。
更に組織との繋がりもできた。優位に進められるだろう。
さ、明日に備えて戻ろう。
焼け野原を後に俺は去った。
次からは毎日1投稿です!
就職編に入ります。もしよろしければカクヨムの方でも読んでいただけると幸いです!
いつも読んでくださりありがとうごさいます!




