元の世界
(珠樹さん、俺の詩音に対する気持ちが分かるんなら、連れていこうとするなよな・・・)
珠樹「多分、何で連れていこうとしてるんだろう?って思ってると思います。」
「い、いや!それは・・・。まぁ。」
珠樹「正直私も連れていくのはどうかと思います・・・。ですが、神崎君的には詩音が側にいれば危険だけど、安心もできるはずです。」
「う・・・。」
優奈「そうよね。詩音がいないからって心配して力を出し切れず倒されましたなんて笑えないものね。」
貴樹「ありえるもんね。」
明「まったくです。」
「ちょ、ちょっと・・・。」
詩音「慎太・・・。」
「え?な、何?」
詩音「私、慎太と一緒にいたい・・・。」
皆のいる前でそういう事を言われて正直とてつもなく恥ずかしかった。
だけど、同時にとてもうれしかった。
「く、くそ!詩音!珠樹さん!行きましょう!二人共俺が守る!」
全員(ハハハハ!)
そして・・・。
次の日を迎えた。
「じゃ、優奈、貴樹、明君。行ってきます。」
詩音「行ってきます。」
珠樹「スタジアムの事はよろしくお願いします。」
貴樹「気をつけて。神崎慎太君絶対に守れよ。」
「分かってるさ。」
明「神崎さん!詩音さん!珠樹さん!お気をつけて!」
優奈「いってらっしゃい・・・。神崎君・・・、死なないでね。」
「う、うん。ありがとう。」
詩音
詩音(優奈・・・、絶対慎太の事が好きなんだわ・・・。)
「ん?どうしたんだ?詩音。」
詩音「何でもない。」
「ヤキモチか?俺は詩音だけだからね。」(ボソ)
詩音「う、うん。」(照)
(あ、めっちゃ照れてる。可愛いなぁ。)
という感じで俺達三人は出発することになった。
だんだんとスタジアムを離れて、最初にこの異世界に入ってきた青木ヶ原樹海の入口までやってきた。
珠樹「神崎君、そういえば天童君が消えてからその瞬間に頭の中に道が思い浮かんだって言ってたけど、どういうことなんですか?」
「おそらくですけど、立体映像の幸太郎が消える瞬間俺の頭の中に、行き道を示した記憶を俺の脳に伝えたんでしょう。」
珠樹「今の天童君なら、できそうですね。」
詩音「でも、城ってどこにあるのかな?」
「俺も頭に思い浮かんだ場所だけだったから、信じれないけど、城は確かにあった。それは・・・。」
俺は息をのんだ。
詩音「この世界に城なんて見たことないわ。」
珠樹「まさか・・・。」
「珠樹さん、気づきましたか・・・。城は元の世界の青木ヶ原樹海にあります。」




