幸太郎との会話
哲也「ば、ばかな・・・。オメガゴーレムをい、一瞬だと?!」
「後はお前だけだ・・・。だが、お前を殺せば珠樹さんが悲しむ・・・。下手に能力を使われても困る・・・。身体を動かせない様にさせてもらうぞ。」
???「ダメだよ・・・。」
後ろから誰かの声がした。
聞き覚えのある声だ。
「お前は・・・。」
幸太郎「やぁ。久しぶりだねぇ。神崎慎太君。」
「天童幸太郎・・・。」
幸太郎「今の君の状態を見るかぎり主月じゃ勝ち目がないと思ってね。わざわざ俺が来たんだ。君と天川珠樹を連れていきたい所なんだが・・・。」
「お前は、以前俺と珠樹さんを殺すと言っていた・・・。何を企んでる・・・。」
幸太郎「ククク。俺と同じレベルまで駆け上がった男だ。いいだろう。教えてやる。この世界は俺達は元々いた世界とは違う別世界だ。お互いの世界は干渉しあうことはない。だが、神の能力を使えば二つの世界を融合して、一つの世界にできる。俺はそこの王となるのだ。そして、それを行うには、闇、光、雷、金の属性が必要になってくるのだ。」
「お前の目的の為に他の人間や、世界がグチャグチャになるってことだぞ。」
幸太郎「ククク。俺は俺の為に存在している。そんな事は知らん!」
「なら、仕方ない。お前をここで止めるしかなさそうだ。」
幸太郎「ククク。いや、今日はこちらから身を引こう・・・。主月の金の能力は必要だしな。今の君の能力と俺が衝突したら、この世界が無事ですまないだろう。俺は綺麗な状態で世界の王として君臨したいんだよ。」
「その言い方じゃ、今の俺の能力とお前の能力が対等みたいな言い方に聞こえるぞ。」
幸太郎「ククク。直接見て分かったんだよ。神崎慎太・・・。お前の能力・・・それは天地の能力だな。天神と地神の力を得たか・・・。」
「!!!。何故知っている。」
幸太郎「ククク。何故知ってるだって?そりゃ知ってるさ・・・。俺もお前と同じなんだからなぁ!!!」
「何?」
幸太郎「それはそうと、仲間を回復してやらなくていいのか?ヤバそうだなぁ。」
(シューン・・・。)
俺は元の姿に戻った。
「あ!そ、そうだ?!詩音には防御壁と同時に回復を行ってたけど、他はまだだ!急いで回復しないと!」
幸太郎「元に戻ったか。次はお前と天川珠樹を連れていく・・・。ククク。」
そういうと、幸太郎と哲也さんはスーっと消えていった。
(少し長く天地の能力を発動していたからフラフラだ・・・。後一回もってくれよ・・・。)
俺は再び天地の能力を発動して変化した。
「く・・・。全員に回復技を・・・。」
(ブ~~ン。)
俺は全員に回復をかけた。
「よし。これでいいだろう。」
(シューン・・・。)
また俺は元に戻った。
「と、とりあえず・・・は・・・だ、大丈夫・・・。だ・・・な・・・。」
(ドサ)
だんだんと意識が遠くなっていき俺は気絶してしまった。




