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異世界の神  作者: マジノ
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属性の秘密

俺の苦手な重苦しい空気だ。

会議室は、沈黙していた。

珠樹「皆、集まってもらったのは他でもない・・・。天童君の件よ。」

哲也「やはりな。」

珠樹「本当は、このまま平和にいたかったけど、そうもいかなくなった。だから皆に話すわ。能力者と神の能力について・・・。」

「あ・・・。」

(真実ってヤツか・・・。変に緊張するなぁ。)


珠樹「昨夜、天童幸太郎君がこのスタジアムから去った。それも、ゴーレム達を操る主犯だった・・・。」

「幸太郎・・・さん。」

貴樹「何で、アイツが。」


(貴樹が真面目に話している。め、珍しい事もあるもんだなぁ。ってことはやはり深刻な話なんだ。)


珠樹「貴樹と三代君は天童君と仲がよかったものね。ショックなのは分かるわ。でも、これからは敵・・・。神の能力である闇の能力を覚醒させてる彼はいつ力をつけて、このスタジアムを攻撃してくるから分からない。それに備えてこちらも強くなる必要があるわ。」

優奈「それも、そうだけど、神の能力って何?」


(ゴク)


幸太郎さん・・・いや、天童幸太郎は雷の能力も神の能力みたいな事を言っていた。

正直俺も気になる。


珠樹「皆が知ってるように能力っていうのは人体に影響を及ばさない能力がそれぞれの属性に反応して覚醒して、能力者となり使える様になるわね。」


(いやいや、俺、そんなの今初めて知ったし・・・。)


珠樹「能力によって、有利不利の状態にもなる。例えば、詩音の水は貴樹の火に強いし、三代君の土は詩音の水、貴樹の火に強い。優奈の光は少し特殊だから、基本属性に当てはまらないけど、闇の能力には多少強いわ。明君の氷も特殊ね。基本属性以外の能力を持つのはまれだから珍しいの。」


明「あ、あの僕の能力の氷って・・・。」

珠樹「氷は、火と土に強いわ。水の力には不利ではないけど、有利でもない。」

明「ってことは、幸太郎さんの土の能力には強いってことですよね?」

珠樹「そうよ。そして・・・。」


(あれ?風の能力は?めっちゃ気になんだけど・・・)


珠樹「基本属性の中で全体的に有利な能力が風・・・。神崎君の持つ能力よ。」


(な、何!そうなのか?!何だか偉い気分になったぜ。)

「俺の能力が・・・。」

珠樹「そうよ。風だけが全ての基本属性に有利なの。でも勝てるとはまた別の問題。」


俺は、俺自身が重要な能力を持ってるということに気付かされた。


詩音「あの、神の能力って何なんですか・・・?闇の力がとても強大な力っていうのは分かります。けど、神の能力っていうのがどんなものなのか・・・。」

珠樹「神の能力・・・。それは基本属性の中で能力が覚醒した時に「声」を聞いた者のみが覚醒する能力よ。」

詩音「特別な能力・・・ってことですか?」

珠樹「心配しないで・・・。神の能力が覚醒したからって、何か危険な条件があるわけでもないし。」

詩音「そうですか。よかった。」


詩音が俺の事を心配して聞いてくれたのがすぐに分かった。

(詩音・・・。可愛い過ぎる!)


珠樹「神の能力にも有利不利があるの。神崎君の持つ雷の能力は自然系能力でもっとも破壊力がある能力だけど、「金」という土の上級能力には不利なの。そして闇は光に弱い。光は光でも聖光せいこうと呼ばれる神の能力である光。そして、闇は雷と金に強いの。」


優奈「普通に考えてみたら光が不利になる能力なんてあるの?」

珠樹「あるわよ。雷の能力と金の能力・・・。この二つには不利なの。」


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