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手習ひ  作者: MOCHA
第10章 叙位
50/50

元ネタ

 最終回です。

(ひな)の海・・・」

「え?」

「今、この時だけ、(ひな)の海にいるみたい」

 高階姉妹の耳は確かに潮騒を聞いていた。

「・・・・・」

(そう・・・私の心の中でも、今も(ひな)鄙の海の思い出が残っている)

 (ひな)の君は反芻した。

 

 別れ際、高階姉姫は思い出した。

「○○物語」

 明らかに(ひな)の君の肩がぎくりとした。

「あなたが(ひな)の海で語ってくれた話・・・既にあった物語のパクリだったのね。それも一字一句そのまんまなんて、芸がないにも程があるわ。まあ・・・「蟲()づる姫君」と「冬ごもる」の続きはあなたの創作もあったからチャラにしてあげるわね」

「それは忝い・・・文士と言う肩書の面目は保ったようですね」

 (ひな)の君は苦笑した。

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