中庭
ああ、なんだか無性に泣きたくなった。
いや、泣きたい原因なんてわかってる。
私は、この先、ずっとこんな感情でいなければいけないのだろうか。
ふと、顔を上げた先には兄と、カイル様がいた。
そういえば、彼らは仲が良かった。どうやらお互いの価値観が合うようだ。
また、行く場所がなくなってしまった。
「ユウ?」
名前を呼ばれた気がした。
気がしただけだ。
私は背を向けて歩いた。
それに、もうすぐパーティの時間だ。
今日は、どの時間を過ごしても結局居心地の悪い時間になるんだ。
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「お誕生日おめでとう」
そう言って皆が妹を祝福する。
私はそっと部屋を出た。どうせ、私がいなくても誰も気づかないもの。
バルコニーで一息ついていると1人の時間がなんだか嬉しかった。
「君はそれでいいの?」
ん?誰が話しかけてきたのだろうか。
「ここだよ」
そういうと羽音と共に目の前に黄色い鳥が現れた。
「僕はずっと君を見ていたけれど、どうして君はそんなに人生に期待していないの?」
なんだこの鳥。私は思考が停止した。
「君を助けてあげようか」
助ける?どうやって?
「君が望むままに」
そういうと寒気のするような笑みを浮かべた。
「いらない。」
「どうして?」
「変わらないのに変わろうと努力することが無駄だからよ」
「やってみないとわからないじゃない」
「無駄よ」
「でも、今日、王子様の様子が変わったじゃない。」
「それは、、、」
「ユウ?、、、誰と話しているの?」
後ろを振り返るとカイルがいた。
驚いた。
鳥と話をしているなんて変な人確定じゃないか。
「ユウ?」
「あ、、、。すみません、なんでもないのです」
「そう、、、?」
そういうとカイルは私の隣に来た。
仕事が忙しく更新できておらずなんならカメ更新です。




