2日目-1
2日目が始まりました。
ログインして、おなかの減っているニャンタ達にご飯をあげると、ご飯のストックが無くなったので、町に買い出しへ行くことに。
まずは食材屋さんへ。
××××「よぉ、坊主今日もお使いか。偉いな~~。」
最初来たときも子供扱いだったな。この町のNPCには、にゃんは子供にしか見えにゃいのか??
ロビン「今日もいろいろ買いに来たにゃん。おまけヨロにゃん。」
××××「おぅ。いっぱい買ってくれよ。」
おっちゃんが笑いながら話しかけてきた。食材屋のおっちゃんはイケメンタイプだ。その笑顔に奥様方のファンは多い・・・はずにゃん。
調味料を見ると、お塩と胡椒、蜂蜜、油が売ってあった。バターや砂糖は無かった。
ロビン「おっちゃん。バターや砂糖はないにゃんか?」
××××「砂糖は高価なんで、この町では入荷出来ないんだ。バターってのは知らないな??」
ロビン「そっか。なら仕方ないな。」
お肉には、ウサギの肉と牛乳と卵が、
野菜には、ピーマン、タマネギ、キャベツ、にんじん、小麦粉、大豆、ジャガイモが売ってあった。
ロビン「家で畑があるにゃん。畑に植える種や苗って売ってないにゃん?」
××××「ここでは売っていないけど、農業ギルドなら売っているよ」
農業ギルド??そんなの地図に載ってないにゃん・・・
ロビン「どこにあるにゃん?」
××××「この店をでて右に行って、3つめの角を・・・・・」
食材屋のおっちゃんが店先に出て、親切に教えてくれると、地図に農業ギルドが書き込まれた。便利にゃん。
ロビン「おっちゃんありがとにゃん。」
さぁ~~買い物にゃん。塩と胡椒はまだあるにゃん。
ロビン「蜂蜜と油と牛乳と卵、それに野菜を全種類ほしいにゃん。」
××××「まいどあり~~全部で700Gでいいよ。坊主一人で持てるか?」
ロビン「大丈夫にゃんよ。」
そういうとアイテムボックスにしまい込むと、おっちゃんはびっくりしていた。
××××「アイテムボックス持ちか。便利だな。」
ロビン「落とす事もないから、便利にゃん。」
××××「いっぱい買っても大丈夫だな。また来てくれよ。」
教えてもらった農業ギルドにやって来た。
××××「いらっしゃいませ。」
ツイン三つ編みをした、ほっぺにそばかすのあるカントリー風の20代前半の女の子が受付にいた。
ロビン「こんにゃんわ~~」
××××「こんにゃんわ~~。見かけない顔だけど、お父さんのおつかいですか?」
にゃんって、そんなに子供にゃのか??もしかして、にゃんに対する仕様にゃのか??
それとも・・・運営の陰謀にゃのか??
ロビン「食材屋のおっちゃんに紹介してもらったにゃん。にゃんは畑で作物を作りたいにゃん。」
××××「もしかして、訪問者の方ですか?私、はじめて見ました。私は、アリサと言います。訪問者の方は・・・なんというか小さいのですね」
失礼にゃん。にゃんはそんなに小さいのか?・・・訪問者ってプレイヤーのことかにゃ?
ロビン「訪問者かどうかわからにゃいけど、にゃんはプレイヤーの中では一番小さいにゃん。他のプレイヤーはもっと大きいにゃんよ。」
アリサ「失礼しました。」
アリサの顔は真っ赤になり、恥ずかしそうにしている。
ロビン「畑に作物を植えたいにゃん。どんなものを売ってるにゃんか?」
アリサ「こちらで売っているものになりますと、ピーマン、タマネギ、キャベツ、にんじん、大豆、ジャガイモ、それに薬草を売っています。」
ロビン「薬草!!そんなものもうっているにゃんか?」
アリサ「薬草は本来、水の綺麗な場所に植えるのですが、畑でも育てる事が出来ますよ。当然水の綺麗な場所で育てた方が品質は良いですよ。」
ロビン「水の近くて畑作れなかったけど・・・どうやって植えるにゃん?」
アリサ「畑ではなくても植える事は出来ますよ。」
畑以外でも植える事が出来るのか~~。そういえば、リンゴも畑に植えてなゃかった。
ロビン「テンサイってにゃいにゃん?」
アリサ「テンサイですか?テンサイはありますけど、ペットの餌にしかなりませんよ?」
テンサイがあったにゃん。他にもなにかあるかにゃ?
ロビン「他に植える事が出来るものはにゃいにゃん?」
アリサは考えながら、
アリサ「こちらでは、これくらいしかないですね。他になにか質問はありますか?」
ロビン「種を取るには、どうしたら良いにゃん?」
アリサ「ジャガイモと大豆はそれ自体が種になります。後のものは収穫時に種が取れる事があります。農業スキルのLVが高いほど種は取りやすいですよ。」
ロビン「全種類を5つずつほしいにゃん。」
アリサ「ありがとうございます。4000Gになります。」
食材と食物の種を購入したので、お家に戻った。
ロビン「今回はお買い物で終わりにゃん。」
ニャンタ「テンサイってなに?ペットの餌ってきいたけど、どんな味なの?」
ロビン「テンサイは大根みたいなもので、食べると、甘い味があり口当たりは良いにゃん。だけど、あくが強く、土臭いにゃん。不味いにゃん。」
ニャンタ「それをどうするつもり??」
ロビン「詳しくは言えないにゃん。詳しくは言えないけど、やっぱり食べさせるにゃん。」
ニャンタ「そんな不味いもの食べない!!食べさせたらオシオキね。」
ロビン「かまわないにゃんよ。スピリッツ達は好んで食べそうにゃん。」
ニャンタ「なんか・・・裏がありそう・・・」
ロビン「今日は時間が無いから・・・またにゃん」
ニャンタ「絶対企んでるだろう??」
ロビン「本当に時間が無いんだ。またにゃん。」