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第五十八話【並び立つ二体四心、誰かの普通は誰かの異常】

まずは閲覧ありがとうございます!


このお話は初心者による物語です、プロフィールに書いた通りのまるで台本の様な小説とは程遠い拙い文章、少ない表現力、明らかな描写不足、当然の様な誤字脱字など正直問題だらけです、それでも読んで頂けるのならば幸いです。


一部の「」『』の説明


「」は主に人間のセリフ


『』は人間以外や大体の主観の人以外の電話や通信越しなどによる人間の音声のセリフのイメージとなっております。


【この話での未知の生命体ドラーベ内の用語集】


【アハッド】


異星の者達から伝えられた技術によって、対ドラーベを想定して造られた人型兵器、大きさはおよそ8m程


【アフィア】


地球に存在する反異種族連合軍の通称


主に多くの地球人が集まった者達で結成されたそれは、ここ数十年で規模を広げ今ではフォースデルタに次いで地球を二分に分ける程力を持った組織、度々フォースデルタと衝突を起こすも、あくまで自分達は地球の為に行っていると正当化している、異星から来た彼らの技術を盗み、アハッドまで造り出していた(但し、違いは殆ど無い)




【カッド】


アハッドと同様に異星から伝えられた技術によって造られた戦艦、アハッドを格納な上にある程度の戦闘も可能、海上、空中、宇宙への航行も可能としている


【サフィア】


反異種族連合軍…アフィアの中の特殊部隊の通称


アフィアのロヴェルが統率している組織


【特別国家イールフ】


世界に広まっているアハッド、開発当時の研究者の一人が地球に作ったと言われている小さな国


他の国が最先端を目指して高層ビルや交通などを発展させていく中、この国は地球由来の豊かな自然が多い、そして中央には大きな噴水があるのが特徴的




【フォースデルタ】


地球連合軍の通称


異星との交流によりアハッドなどを得た地球で、対ドラーベを想定され発足された国を越えた人々が集う軍




【プレデシャン】


ミレイ達の乗るカッド…戦艦の名前


【緊急襲来警報】


ドラーベが襲来するようになってから作られた警報で、国によって決められた独自のシェルターに避難するように求められる世界共通の警報


【ドラーベ】


地球や異星などに突然現れた未知の生命体、意思疎通が出来ず、人間を襲うものの明確な目的などが分かっていない為、侵略者として扱われる事が多い


現在軍に三種類確認されているドラーベだが、共通しているのは頭部が伝説上のドラゴンの様な形をしている事のみで、身体はそれぞれ違いがある


【オールドドラーベ】


ドラゴンの様な頭部を起点に、上半身は竜人を思わせる身体、下半身は蛇の様にやや長い身体、全体的に靭やかで身体の灰色部分は硬い、赤黒い部分は比較的硬くないが、それでも銃弾や刃物を通さないほどの硬さはある、人で言う肩の辺りからは、形状を鎌や触手の様に変化させる特殊な腕の様な物がある、大きさはおよそ1m超え


上記の通り足は無く、浮いてはいるがスピードは余り速くない(小学高学年位なら逃げ切れる)


【パワードラーベ】


同じくドラゴンの様な頭部を起点に怪獣の様な大きな身体、かなり筋肉質でやや猫背、手足がありしっかり二足で立っている


大きさは高さおよそ8〜12m程


手先はさながら大きな鉤爪になっていて、こちらは腕を変化させない


こちらは巨体ではあるが上記のオールドタイプとスピードは余り変わらない(歩幅でカバー)


しかしその分腕を活かした強烈な叩きつけや切り裂きは恐ろしい威力を誇り、戦車なども簡単に破壊するパワーの持ち主


溜めるのに時間はかかるが熱線を吐く事が出来る


【飛行ドラーベ】


形状は他に比べてドラゴンっぽさが強い、というのもその姿は伝説などに出てくるワイバーンに近いものとなっている


まずドラゴンの様な頭部を起点にやや細身の引き締まった身体、そこに人で言う本来腕が生えてる位置から長く発達した腕の様な翼が生えているのが特徴


翼の爪で切り裂いたり、特殊な雄叫びによる音波の攻撃をしてくる


大きさは翼を広げると全長およそ8〜10mほど高さはおよそ3〜5m


飛行する為上記二種よりスピードは速く通常は速めの自動車を追い越す程、速い時は新幹線を超える速度を出せるらしいが、制御出来ないのかぶつかる光景も目にされた事も




レミ達の四日目の修行


引き続き北極圏にて



ヒュウ達が変化ドラーベ達との戦いを制し、レミ達の倒したドラーベの死骸に向かう頃、順調にドラーベ達を討伐していたレミ達は現在、最後のドラーベの群れの反応がある場所に向かう為、プレデシャンの中に居た、要所要所で調整をしながらも度重なる連戦により、武器の弾も無くなってしまっていた


レミとエクレールは、おそらく今回の修行の最後の出撃になるであろうと、到着まで休憩していた、そんな中ブリッジで情報を集めていたポートが格納庫で合流し、レーダーで探知したドラーベの反応が少し違うと報告を受け…


レミ

「…それでポートさん、他とどう違ったの?まさか新種?」


ポート

「いや、反応自体はパワータイプのドラーベなんだが、レーダーで捉えた群れの反応の内一体が強い反応を示している、もうじき見えてくると思うが、通常より大きい個体の可能性が高いと見ている」


エクレール

『群れのボスって感じだな!燃えてきたぁっ!ヒュウ達が来る前にちゃちゃっと倒そうぜ!』


レミ

「いや別に一緒でもいいでしょ…来るかどうかも分からないし…」


ポート

「…その点に関しては問題ないだろう、後で気付いたが…彼等には周辺のドラーベのレーダーの情報が無く、北極圏のマップデータや俺達の互いの位置が分かるGPSしか渡していない…にも関わらず、プレデシャンに搭載されたレーダーの反応を的確に減らしていってる、これは推測だが…アライブがドラーベの位置を感知している可能性があると言えるだろう、だとすれば…現在かなり離れているヒュウ達も、この残った反応まで来る可能性は極めて高い」


エクレール

『…ん?おいおい、修行の為に一番重要な事忘れてんじゃねーか…!ちゃんと数を減らしているからいいものの、分かってなかったら悲惨じゃねーか!最悪合流した時に「一体も出会えなくて倒せませんでした…」なんて言われたかもしれないとか…!…渡したのは艦長だけど…まさか中身を用意したのは…』


エクレールの思考に浮かんだ存在が、近くに合流してきた


メック

「おーい!本体の機体自体の整備終わったよっ!これでいつでも行けるからねっ!」


レミ

「…ねぇメック、ヒュウ達が降りる前にお母さんが渡したリュックの中身を用意したのって…」


メック

「私だけど…それがどうかした?」


エクレール

『…やっぱりかあぁぁぁぁっ!!!』


メック

「ん?」


そしてメックがエクレールに怒られる内に、プレデシャンはドラーベの反応があった場所まで迫っていた、レミはエクレールのコックピットの中で待機し、ブリッジから外の映像が送られてくるのを確認してみると、ポートの報告通り数体いるパワードラーベの中で一体、一際大きい個体がいた、単純に比較して通常の数倍以上の大きさであった事にレミ達は驚きつつも、撃破を目的として決意し、出撃した



大型パワードラーベ近く、上空にて


エクレール

『こうして見ても思うんだが…いくらなんでもデカすぎだろ!何喰ったらあんなサイズになるんだよ!?』


レミ

「本当…こんなサイズは初めて見るわ…気を引き締めないとね!」


エクレール

『…そうだな!やってやろうぜ!』


機体を動かし、ビームサーベルを構えてパワードラーベの群れへと向かった、まずは修行で培った経験を活かし、周りの通常サイズのパワードラーベを素早く切り裂いていく、色と性能がコロコロ変わるピーキーな武器だが、ここに来るまで何度も使い込んだお陰で、変わるタイミングを掴んでいた


時には凍らせ、時には帯電させ、動きを制限した後に高出力の状態で一気に両断する


全体数が少なかった為、あっという間に数を減らし、残すは大型パワードラーベのみとなった


レミ

「…後はアイツだけね!…あれだけ大きいと刃が通るか少し不安だけど…」


エクレール

『…どうせ武器は他に無いんだ、やるだけやろうぜ!』


レミ

「それもそうね…!」


レミは機体を大型パワードラーベの背後へと素早く回り込ませ、ビームサーベルで切りかかった、しかし…尻尾に阻まれビームサーベルごと強く弾かれてしまう


レミ

「くうっ!?」


エクレール

『グッ…!…アイツ、回り込んだこっちの攻撃に気付いたのか!?』


レミ

「それにあの尻尾…かなり柔軟に動く上に頑丈…!、あの大きさで背後をカバーしてるとしたら、死角がほとんどない…!…こっちは遠距離攻撃が出来ないから、出来る事が限られる…どうすれば…!」


エクレール

『…そうだ!レミ、あのさ……』


レミ

「…確かにそれならいけるかも…やってみましょう!」


エクレールの提案に合わせるように機体を動かす、まずは大型パワードラーベの正面に入った後、背後に回り込む、すると大型パワードラーベは背後からの攻撃を警戒し、尻尾で反撃の隙を伺う、それを読んでレミは機体をはるか上空へと上昇させた


そして上空でビームサーベルを構え、高出力の状態の機を伺う、しかしこの時レミ達は気付かなかった、大型パワードラーベの口元が赤く光り始めていた事を…


集中しながら高出力に変わるタイミングを確認し、エクレールはビームサーベルを構えながら大型パワードラーベの頭上目掛けて急降下した


レミ&エクレール

『「いっけええぇぇっっ!!」』


目標まで十数mまで近付いた、次の瞬間


グワン!と大型パワードラーベが顔を上げ、エクレールの方向を向いてきた


レミ

「な!?」


エクレール

『嘘だろ!?真上もかよ…ってあれは…!レミ避けろ!!』


レミ

「えっ…?」


エクレールは大型パワードラーベの口元の光に気付き、回避を促す、しかし奇襲に反応された事に驚き、反応が遅れてしまった、大型パワードラーベはレミが反応するより先に、エクレールへ向けて溜めた力を放出した


…ガゴォッ!!


間際、突如何かが大型パワードラーベの顎に直撃する、熱線を吐くタイミングで顎を攻撃された為、エクレールを襲うはずだった熱線は口内で爆発してしまい、大型パワードラーベは悲鳴を上げる


レミ

「…い、一体何が…?」


エクレール

『分かんねぇ…けど、あのままだとやられてた…、…っ!おいレミ!アイツの上!』


レミ

「えっ?…ちょっと待って…今モニターを…拡大してっと…あっ!」


大型パワードラーベを拡大したモニターに映ったのは、先日修行の為に別れた仲間、ヒュウとアライブが変化した…エヴァルドラーベの後ろ姿だった


「…アライブが危ないからサッサと殴れって言ったから慌てて殴ったけど…このパワードラーベでかすぎない…?何を食べたらこんな大きさに…」


『モシワレガコンナキョダイニナリ、ヒュウノウエニノッタラ、ヒュウハタチマチペラペラニナルナ』


「…アライブは大きくならなくて良かったよ、でもこのパワードラーベ、何をしようとしてたんだろ…」


エクレール

『おぉーい!ヒューーウ!!』


「…?この声は……あっ!」


エヴァルドラーベは声のする方向に振り向いた、そこには上空からヒュウ達に手を振るエクレールの姿があった、エヴァルドラーベはスカーフに入れていた通信用の端末を取り出し、通信した


「エクレール、レミさん、少し振り…かな?」


レミ

『そうね、とりあえず生きてるのは良いとして、元気にしてた?』


『ベツニキオチシテハナイ』


エクレール

『いや、そこは元気だったでいいだろ』


「はは…どうしてレミさん達は上空に?」


エクレール

『今ヒュウ達が乗ってるソイツを、チャンスを伺って上から攻撃しようとしたら、逆に攻撃されそうになったんだ、止めてくれたのヒュウ達だろ?』


「…二人を狙ってたのか、…殴りはしたけど、危ないって教えてくれたのはアライブなんだ、だから止められたのはアライブのお陰だよ」


『カンシャシロ』


エクレール

『…なんか、アライブにそう言われるとムカつくな…』


レミ

「まぁまぁ、お陰で助かったんだから、ヒュウ、アライブ、ありがとう」


『クク…ニンゲンノホウガスナオダナ』


エクレール

『うっせー!』


「はは…、……!?…うわぁっ!?」


ヒュウ達が他愛ない会話をしていると、突然大型パワードラーベが動き出した、それによりエヴァルドラーベはバランスを崩し落ちていった


エクレール

『ちょ!?ヒュウーーーッ!!』



すると、通信越しにガリガリガリッ!と何かを削る様な音が聞こえた、その音が止むとヒュウの声が聞こえてきた


「……はぁ、危なかった…」


『チニオチテモ、シッカリチャクチスレバヨカロウ』


「真っ直ぐ落ちる訳じゃないし…何より心の準備無しにこの高さは怖いよ…」


『…イゼンオナジクライカ、ソレイジョウトンダダロ』


「以前…?あっ…イールフの時か、あの時は無我夢中だったから…」


『ソレニスコシマエニモ、プレデシャンカラトビオリタダロ?』


「あの時はあの時でアライブが催促してきたからだし、俺はバタバタしただけで着地はアライブが替わってくれたお陰だから…ね」


エクレール

『おいヒュウッ!大丈夫かっ!?』


「あっ!うん大丈夫、何とか手を引っ掛けられたから無事だよ」


レミ

『こっちからも姿を確認したわ、とにかく今はこの大型パワードラーベを倒そう、ただ私達の武器は殆ど使い切ってしまって、もうビームサーベルしか残ってないの、…ヒュウ達はこのドラーベを倒せる方法はある?』


「…アライブ、今手を引っ掛けた時の感覚なんだけど…」


『アァ、タオセナイコトハナイダロウガ、カナリジカンガカカル、デッカイカラカキズモハヤクナオッテシマウカラナオサラダ…ヒュウノカンガエデツタエテカマワン』


レミ

『…?』


「レミさん、エクレール、俺達だと倒す事は出来ても、かなり時間が掛かってしまうかもしれません…二人はさっきチャンスを狙って攻撃しようとしてたって事は、攻撃を邪魔されなければ一気にいけますか…?」


レミ

『…確かに狙ってはいたけど、上手くいくかどうかは正直やってみないと分からない…けど…!』


エクレール

『物は試し…だな!』


「…それなら、二人の邪魔をさせないよう、俺達がこのドラーベを可能な限り撹乱します、だから二人は…攻撃の準備をお願いします」


レミ

『ヒュウ達が囮を…でも…いいの?』


『ネガッタノハヒュウダ、キサマラハキメレバイイ、ヤルカヤラナイカヲナ』


レミ

『…分かった、ヒュウ、アライブ、私達に時間を頂戴、アイツを倒す為の時間を…!』


「…分かりました!」


『オテナミハイケン…ダナ、コチラハマカセテオケ』


エクレール

『ヘヘっ!やってやろうぜ!』


レミ

『準備が出来たら合図をするから、その合図が聞こえたら離れてね』


「はいっ!」


レミは機体を上空へ動かし、チャンスを伺いながら待機する、それを確認したヒュウも、気持ちの準備を整え


「…よしっ、アライブ、行くよ!」


『イツテモイイゾ』


ヒュウはレミ達の為に時間を稼ぐ為、引っ掛けた手や足や尾を使って体勢を整え、周囲の山と大型パワードラーベの身体を交互に、更に周囲を飛び跳ね回りながら注意を自分達へと向けさせる


アライブも、エヴァルドラーベが大型パワードラーベの身体に飛び移る瞬間にスカーフで切り裂くように動かし攻撃を加える、その攻撃によって付ける傷は浅く、アライブの予想通りすぐに治ってしまう


しかし質より量を優先したエヴァルドラーベの攻撃は非常に素早く…迎撃しようする瞬間に速度を上げられて捉える事が出来ない、その影響で大型パワードラーベは徐々に苛立ち、注意は完全にエヴァルドラーベへと向けられていた


エクレール

『…あの動き方…アライブ主体かと思いきや…ヒュウなのか、以前戦った時と違ってすげぇ動きしてやがる…あれで本当にヒュウ主体なのかよ、それに…やっぱりスカーフは付いてるわヒュウの時より伸びてるわ…おまけに攻撃にまで使ってる…』


レミ

「エクレール、驚く気持ちも分かるけど…私達は私達のしなきゃいけない事があるでしょ?」


エクレール

『おっとそうだった、レミ!集中しろよ!』


レミ

「あのね……まぁいいか」


レミ

「……」


レミは撹乱され暴れ回る大型パワードラーベをじっと見つめ、集中する


ビームサーベルの変わるタイミング、急降下しながら加速を入れつつ、暴れ回る大型パワードラーベを一気に切る為のタイミング、エヴァルドラーベが動き出し躱せるタイミング


その全てが噛み合う瞬間を…只管集中してイメージを重ね、狙いを定める



そして…


レミは帯刀の構えをしたまま、力を抜く様に機体の降下を開始する、通常の落下スピードに沿わせる様に徐々に加速を入れていく、そしてエクレールと大型ドラーベが数十mに迫ったその時


レミ

『…今よっ!!』


「…!!」


レミの合図を受け、エヴァルドラーベは大型パワードラーベの身体を蹴り飛び、エクレールと入れ違うように上空へと高く飛んだ、注意を惹き付けられていた大型パワードラーベはそれに釣られ上空を見上げると、視界に映ったのは上空へと遠ざかるエヴァルドラーベと近付いてくるエクレールの姿、迎撃しようと口を開き始めた


レミ

「…ここよ!!」


そこで黒く変わったビームサーベルを抜刀し、出力を上げて伸ばしながら口を横切るように食い込ませて一気に切りつける、すると首まで食い込んだ辺りで、大きさとドラーベの体液によって減速し始める


エクレール

『まだまだぁっ!!』


レミ

「いっけえぇーーっ!!!」


レミは加速用のブースターを予備の分までフル稼働させた、それにより減速は加速へと変わり…一気に足元まで両断する事が出来た、エクレールが地面へ着地すると、両断された大型パワードラーベは左右に倒れた


レミ

「はぁ…はぁ…やった…の?」


エクレール

『…あぁ、何とかな』


エクレール達の近くにドサッ!と音が響き、通信越しに声が聞こえる


『…うぁあぁ…足が…じゃない、…やりましたね…!レミさん!エクレール!』


レミ

「…ヒュウとアライブのお陰よ、ありがとう」


エクレール

『あのぉ、オレは?』


レミ

「言わなくても分かるでしょ?相棒!」


エクレール

『ま、まぁな!…にしても、ヒュウ達が退避せずにこっちに来た時はめちゃくちゃビックリしたぜ…あんな事するなんて言ってなかったよな?』


レミ

「言われてみれば、合図が聞こえたら離れてって言った筈だけど…」


『あっ…えっと、撹乱してる時にアライブが言ってて…』


『サキホド、デッカイドウホウガ、コウゲキヲトメラレバクハツシタカラナ、ヨワッテルトオモイ、ソコヲネライヤスクシテヤッタ』


「(さっきも言ってたけど、ちゃんとデカイドウホウからデッカイドウホウに変えてる…)」


エクレール

『なるほど、ちゃんと理由があったのか……ん?でもさ、一歩誤ったら…迎撃で熱線やられたよな…?』


『アー……、…ネライヤスクシテヤッタ!』


エクレール

『…誤魔化してんじゃねー!!』



こうして、北極圏にて初めて見た大型パワードラーベをレミ、エクレール、ヒュウ、アライブの協力によって無事に撃破する事が出来た


エクレール

『よしっ!最後のボスドラーベも倒したし、おまけにヒュウ達と合流も出来たし、プレデシャンに戻ろうぜ!』


「ボス…?…あ…ちょっと先に行っててもらってもいいですか?」


レミ

『ん?何かあるの?』


「…えぇと、…アライブがドラーベを喰らうらしくて…あんまり見てて気持ちいいモノでもないから…」


エクレール

『あぁ〜、そういえばそんな事言ってたっけ…ってこの大きさでも喰うのかよ!?』


『…ホントハソウシタイガ…チャントチイサクバラスゾ』


エクレール

『いや、サイズも大事かもしんねぇけど、明らかに量がやべーだろ…あ、少しだけ喰うのか?』


『イヤ?スベテクラウガ』


レミ

『…ほ…本当に?』


「…みたいです…ちょっと本気で見ない方がいいと思います、なので先にプレデシャンに…終わったら通信で連絡しますので…」


エクレール

『ん〜、オレは興味あるけど、ヒュウが本気とか言うくらいなんだからよっぽどやべーんだな、…じゃあレミ、オレ達は先に行こうぜ』


レミ

『え…えぇ…分かったわ、じゃあまた後でね』


「はい、また後で」


レミ達は一足先にプレデシャンへ帰投した、ヒュウ達はそれを見届けてから、アライブと意識を入れ替え、大型パワードラーベ達をエヴァルドラーベの刃でアライブが喰らいやすいサイズへと細かく切り分け、変化を解き、アライブは一定量喰らっては消化、また喰らっては消化を繰り返していった、そして…


「…本当に喰らい尽くしちゃったんだ…」


『ゲフ…ヤハリチイサクシスギルト、クライガイガナイナ…』


「…量だけなら相当喰らってると思うけどね?」


『ツヨサノタカマリモ、ココサイキンデイチバンダ、ナカナカノモノダッタナ』


「満足出来たなら良かったよ」


『ソウダナ…アトハ……』


アライブはどこか上の空のような表情をしながら浮かんでいる


「…?」


『アトハ……』


「…アライブ?」


上の空だったアライブは、ヒュウの呼び掛けに反応して視線を向け


『……?ドウシタ?ヒュウ』


「え?いや…アライブ、何かちょっと様子が変じゃない?」


『ワレガカ?』


「うん…なんか、呆然としてたよ…?」


『…ボウゼン?ヨクワカランガ…トクニヘンナトコロハナイ、ヒュウノキノセイダロウ』


「え…?…そっか、気のせいなら…気のせいでいいんだけど……ドラーベも喰らい終わったしそろそろ連絡してもいい?」


『アア、カマワン』


「じゃあ早速…」


ヒュウはアライブの食事を終えた事をプレデシャンに連絡した、すると程なくして上空から現れ、ヒュウ達も遅れてプレデシャンへと帰投していった


プレデシャンに戻ると、ヒュウ達はレミ達と互いに心配や労いを交わしあった、そして疲れを取った方がいいと提案を受けたヒュウ達はプレデシャンの風呂に入浴し、その後自室へと戻ってきた


『クク…ヤハリフロハヨイモノダナ』


「そうだね、…はぁ…お風呂といいこのベッドに座る感じといい…ちょっと久しぶりだな、一度降りてから今朝までは寝袋だったし…アライブが無理矢理入ってきた時は驚いたけど」


『カケルフトンガナカッタカラ、シカタアルマイ』


「そうだね、あれだけ寒い中上で大人しく寝袋の外で、なんて言えないよ」


『カリニソウイッテモ、ムリヤリハイッタガナ』


「はは…、…この後はどうするんだろう、もう目的とか行き先、決まってるのかな…」


『ワレニイワンデモ、チョクセツキケバヨカロウ』


「…それもそうだね、じゃあミレイさんかポートさんに聞きに行こう」


『ウム』


ヒュウ達はこれからの動向を聞くため、ブリッジへと向かった、ブリッジの扉が開いたそこにはミレイとポート、そしてクルー達が自分の席に座っているのが見えた、ヒュウ達は近い席に座っているミレイ、ポートの近くへ寄っていった


「皆さん…お疲れ様です…お邪魔しますね」


ミレイ

「…あら、ヒュウ、アライブ、あなた達もお疲れ様、もう入浴は済んだの?」


「はい、お陰様で」


『カラダモキブンモサッパリダ』


ミレイ

「フフッ、それは良かった」


ポート

「…以前も使っていたようだが、ドラーベが入浴してるのは中々不思議だな、それをわざわざ報告しに来たのか?」


「あっいや…ここ一帯のドラーベは倒しきったんですよね、だったら次はどうするのかなって気になってここに…」


ミレイ

「そうだったのね、さっき北極圏の基地にドラーベを倒しきった旨を連絡し終えた所なの、だから今は中継基地に補給に向かいながら、基地本部からの連絡待ちってところね」


ヒュウは修行に夢中だった事でその場では意識しなかったが、今回訪れたこの場所にとある疑問が浮かんだ為、尋ねてみる事に


「…あの、ここって人がいないんですよね?なのにどうして変化したドラーベがいたり、他とは明らかに違う大きなパワードラーベがいたんですか?」


ポート

「…俺もその事が気になった、当時の情報は殆ど見つからなかったが…一応渡された資料には、「かつては観測所があった」と書かれていた、つまりその頃に襲来したドラーベが現地の人間を食べ…変化して生き延びていたと考えている」


ミレイ

「ただ…巨大なパワードラーベに関しては…前例が無いの、普通なら何かしら報告があってもおかしくないと思うのだけど…ね」


ミレイ

「(個人的にはポートが見つけられなかったという事が気掛かりね、倒して欲しいと指令を出したサフィアは無関係として…怪しいのはドラーベに関して色んな噂があるフォースデルタ、アフィアも怪しいけど…それは内情を知らないからというのもあるのよね…)」


ミレイ

「アライブは何か心当たりが無いかしら?例えば変化したドラーベが成長するとか」


アライブは刃を横に振り


『ワルイガクワシクハシラン…ガ、セイチョウトヤラハカンガエニクイカモシレン、イゼントモニイタドウホウヲオモイダスト…ヘンカシタジテンデセイチョウシキッタ…トワレハカンガエル』


「(成長しきった…か、確かエヴァルドラーベになってから、アライブは自身がドラーベを喰らう事はおかしいって言ってた、裏を返せば普通に変化したドラーベは人間やドラーベを喰らう必要が無いって事になるのか)」


「…あ、じゃあパワードラーベに変化した時点であの大きさだったって事?」


『…カナラズソウダ、トハイエン、ヘンカニハタショウノオオキサノブレハアルダロウガ…コベツノイケンデイワセテモラエバ、アノデッカイドウホウハイジョウナオオキサダト、ワレハオモウガナ』


ポート

「ふむ…既に出されている見解…そして考え得る内の一つと同じ推測…か、それをドラーベ本人から聞けたのは大きいかもしれないな」


ミレイ

「それを大々的に言えないのは悲しい所だけど」


「あ…そっか、誰から聞いたと言われて、アライブからなんて言えませんもんね」


ミレイ

「そうね、…いつの日か、アライブの存在の認知はもちろん、あなた達がどこでも堂々と仲良く歩ける日がくると良いのだけど…流石にすぐは難しいわね」


「い…いえ!お気持ちだけでも嬉しいですから!…それじゃあ俺達は部屋に…」


ポート

「…いや、ヒュウ、アライブ、丁度こちらからも聞きたい事がある…構わないか?」


『ナンダ?』


「はい、答えられる事なら」


ポート

「礼を言う…まずは…アライブ、もしくはエヴァルドラーベは…ドラーベを感知出来るのか?」


『カノウトイエバカノウダ、…ナントナクダガナ』


「この状態でも…それとエヴァルドラーベになってた時も、アライブがまだ同胞がいるって方向もちゃんと教えてくれてました」


ポート

「そうか、アライブが感知出来ているなら…エヴァルドラーベに変化した状態であればヒュウも感知出来るのかと思ったが…ヒュウに教えていたという事は…そうはならなかったか」


『イワレテミレバ、タシカニソウダナ、ヒュウガワカッテイタナラ、ワレニキクヒツヨウナドナイシナ』


ヒュウも同意するように頷いた


ポート

「…次の質問だが…その前に、お前達…今変化は出来るか?」


「え?今ここでですか?」


『テキモイナイナカデカ?エラクキュウダナ…』


ポート

「無理強いはしないが、お前達がここを発った時に気になる事があってな」


『…マァイイ、ヒュウ、ユクゾ』


「う、うん」


ヒュウ達はポート達の目の前でエヴァルドラーベに変化し、雄叫びをあげた


ミレイ

「…改めて目の前で見ると大きいわね」


ポート

「ヒュウ、アライブ、少し屈んでくれ」


「……!あっ!はい!」


エヴァルドラーベはゆっくりと片膝立ちをした、ポートはエヴァルドラーベの周りを観察しながら一周半し、背後で止まった


ポート

「…先に帰投したレミ達も気にしていたが…この…スカーフのようなものはなんだ?…何故付いている?以前エクレールとの一対一の戦闘時は付いてなかったはずだが…」


『ナゼツイテルカハ、ワレラモシラヌ』


「気付いたらエヴァルドラーベに変化した時に付いていたんです…、最初に付いていたのは確か…そうだ、レダルさんと戦う事になる前に変化した時が最初でした、それからもう一つ不思議な事があるんですが、その時と今を比べるとスカーフが何故か長くなってるんです…」


ポート

「…長く?…ただでさえエヴァルドラーベは謎の塊だ、これが異常なのか普通なのかさえ、俺達には判断できないが…」


ミレイ

「…少なくともスカーフが伸びたのは、ヒュウの首に突然現れたスカーフが関係してるんじゃないかしら…?」


ポート

「まぁ…無関係ではないだろうな…わざわざ変化してもらってすまなかったな、もう戻ってもいいぞ」


「あ…はい、それじゃあアライブ」


『アァ』


エヴァルドラーベはビキビキと姿を変えヒュウに戻り、頭にはアライブが乗っていた


「…はぁ…」


ポート

「やはり今でも…変化は辛そうだな」


「辛い…のは、気持ち的には…もう大分無くなりました、多分…アライブと仲良くなれたお陰だと思います…、ただ喰われたり身体が溶けたり…変わる時の肉体の感覚は…今でも慣れないです…」


『ワレハトテモココチヨイガナ』


ポート

「…ドラーベは変化する事がある生物だ、そういう事にも耐性があるのだろう」


ミレイ

「………」


何かを考えるミレイ、それが気になったポートはどうしたのか尋ねると


ミレイ

「…ヒュウ、アライブ、連続で申し訳ないのだけど…もう一度、変化と変化を解く様子を見せてもらえるかしら、何度も繰り返さない為に…今度は映像を撮影しながらなんだけど…いいかしら…?」


『…マタカ』


「は…はい、大丈夫です…!」


ミレイ

「ごめんなさいね、私は機材を取ってくるから、先に客間で待っててくれる?」


「分かりました、それじゃあお先に失礼します」


そしてヒュウ達は客間で待っていると、撮影用の機材を持ったミレイとポートがやって来た、ソファなどを避けて撮影の準備を整えて録画を開始すると、無言の合図を確認し、ヒュウ達はエヴァルドラーベへと変化して雄叫びをあげる


変化する時と戻る時、それぞれを見やすくする為に撮影を一度止め、ミレイが「大丈夫?」と声を掛けた、ヒュウは「……!はいっ!大丈夫です…!」と答え、撮影を再開した、ヒュウ達は再び無言の合図を確認するとビキビキと姿を変え、先程と同じようにヒュウとアライブに戻った、それをミレイは確認し機材を止め、撮影を無事終えることが出来た


動かしたソファなどを元の位置に戻した後、客間にあるモニターに撮影したデータを映し出し、ミレイ、ポート、ヒュウ、アライブは撮影した映像を見始める、映像が流れるとそれぞれ別の感情が流れていた


ミレイは真剣に何かを確かめる様に映像を眺め

ポートは先程も見たと言わんばかりの表情

ヒュウは改めて客観的に変化のシーンや変化を解くのを見た為に、自分の事ではあるものの、未だにどこか夢なんじゃと片隅に思う…少し他人事の様な変な気分に

アライブは変化の様子を楽しみ、誇らしげに映像を見ていた


『ククク…、コウシテミルコトハデキナカッタカラ、ナカナカカンガイブカイナ』


「(確かに…エヴァルドラーベの姿はプレデシャンの映像にあるけど、変化の瞬間は撮られて無かったから…こういう形で見るのは新鮮かも、アライブが嬉しそうなのは…良い事かな、個人的には…外から見ても別の怖さがあるけど…)」


ポート

「…それで、艦長は何が気になったんだ…?」


ミレイ

「…私が気になったのは…まずはココね」


ミレイは映像を止め、その時間周辺の数秒をループさせた、そこはアライブがヒュウに喰らいつき、溶けだすシーン


『…コレガドウシタ?』


ミレイ

「…よく見ると分かるんだけど、アライブが頭部から溶けだす時…スカーフも溶け出しているのが気になったの」


「…本当だ…気付かなかった」


ポート

「アライブに喰われているんだ…気付ける方がおかしい」


「そ…そうですね…」


ミレイ

「…そしてこの後、ヒュウは溶けていくアライブに包まれ、球体と化したヒュウ達が…シルエットでしか判断できないけど、完全に形を失ってるのも確認出来るわね…」


ポート

「…正直見ていて良い気分ではないな」


『ミルノヲヤメレバイイ』


「ちょ…アライブ…!」


ミレイ

「…続けるわね、次に変化して雄叫びをあげる時…、この時はまだ意識が無いのか…どちらも瞳が黒い事が確認出来るわ、雄叫びを終えた後少し経って瞳が光っているから、二人のどちらかの意識が先にハッキリした方が主体になるって事かしら?


「…えっと…多分?…そういえば先にアライブに主体をお願いした時は、変化直後からアライブが主体になっている時もありました」


『アァ、レダルトデアッタトキガハジメテダナ』


ミレイ

「そんな事も出来るのね、場合によっては役に立つかもしれないわね、それで戻る時も気になったのだけど…」


ミレイはもう一つの撮影したデータを再生させる


ミレイ

「…少しずつエヴァルドラーベからアライブを頭に乗せたヒュウに戻っていくでしょう?エヴァルドラーベに変わる時とは違うのが私は気になったけど…何故違うのかしら?」


『ナゼトイワレテモシルカ、モドロウトシタラソウナルノダカラ、シカタアルマイ』


ポート

「それに前例自体がないんだ、何が正しくて何がおかしいのか、何も確証は持てまい、…一応レダルの例を目にした訳だが…変化の方法自体別物だったな」


『ヤツハイッシュンデカワッテイタナ、オソラククラウニンゲンガイナイコトデ、チガイガアルノダロウ』


ポート

「あの変化の仕方ならヒュウへの負担も少なそうだが…、なるほど…いないが故の変化か」


ヒュウはレダルの光に包まれての変化と、自分達の変化の仕方を浮かべ


「(確かに、出来るかどうかは別として、正直あっちの方が負担も無くて楽そうな気が…)」


『(…クウゾ?)』


「(ご…ごめん!)」


ミレイ

「それなら…レダルと違って、アライブがヒュウを食べてエヴァルドラーベへ変化するのが普通なのであれば、エヴァルドラーベがどちらかを…もしくはアライブがヒュウを吐き出して元に戻るという考えは、普通じゃあり得ないのかしら?」


「…?…確…かに…?」


ポート

「…彼等の変化が普通の定義に当てはまるのであれば、おかしくない考えではあると思うが…、そもそも溶かされて変化させられているからな、…それなら寧ろ逆再生のように…溶け出して一度球体に戻るという可能性もあるかもしれないか」


アライブは興味津々に頷き


『ナルホド、イチリアルナ』


「…本当…ですね、…普通って一体…」


変化に関して変わる事や戻る事は意識するものの、改めてミレイに指摘される事で、変わる時と戻る時の違いを不思議に感じ、悩み始めるヒュウ


ミレイ

「…ごめんなさい、混乱させちゃったわね、ただの素朴な疑問だったからそんなに気にしないでね?」


「…はい」


ミレイ

「…それじゃあそろそろ戻りましょうか、私達はブリッジに戻るけど、あなた達はどうするの?」


「えっと…入浴も終わったので、部屋に戻ろうと思ってます」


ミレイ

「そう、次の目的が決まったら連絡するわね、そうだ、この映像のコピーとかいるかしら?あんまり見たい物ではないでしょうけど…」


「えっと…一応貰っておきます、…自分達で確認出来る事じゃないので」


ミレイ

「分かったわ、後で送るわね」


『タノムゾ』


そしてミレイとポートはブリッジへ、ヒュウとアライブはヒュウの部屋へと戻っていった




部屋へ戻ってきたヒュウ達、ヒュウはベッドに座り、ゆっくり後ろに倒れ込んで軽く溜息を吐く、そこにアライブがふよふよとヒュウの身体に乗り、ヒュウの顔を覗き込む


『…キニナルヨウダナ』


「…!また考えを!?」


『イチイチヨマンデモワカル、カオニデテイル、トイウヤツダ』


そこまで顔に出ていたのかと思い、ヒュウは片腕を目の側に置き


「…はは…そっか…、そんなに分かっちゃうくらい…か」


『アノニンゲン二イワレタコトカ?』


ヒュウは腕を下ろして頷く


「…うん、ミレイさんやポートさんの言った、アライブが俺を喰らって変化をした後、エヴァルドラーベの時にどちらかを吐く…またはアライブが俺を吐き出して変化を解くとか、逆再生のように溶け出して球体に変化してから戻るとか、どれも納得出来る…変化の仕方が普通として正しい事なら、今俺達がしてる戻り方って普通じゃないのかなって…そう考えちゃって…」


『…ソモソモエヴァルドラーベヘノヘンカソノモノガ、ワレラニトッテハジメテオキタコトダ、ニンゲンノイウヨウニ、タダシイモオカシイモナイ、ワレトヒュウノヘンカノシカタ、ヘンカノトキカタ、ソレガアノホウホウデアルトイウダケダ、ソレガワレラノ『フツウ』…ダロウ?』


アライブに優しく諭され、ヒュウの悩みは薄まり


「…そっか…そうだよね、誰かや何かと比べる必要なんて別になくて、俺とアライブにとってそれが「普通」なら…それでいいんだ」


ヒュウはアライブに微笑み


「…ありがとうアライブ…少しスッキリした気がするよ」


アライブもニヤけるように微笑み返し


『キニスルナ、イツマデモナヤマレテモ、コマルカラナ』




その後、艦全体にミレイ達から通信があり、向かう場所が決まったと連絡がきた、中継基地で補給をした後、プレデシャンは日本から南にあるという目的地の島へと向かっていった





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ヒュウ達やフェイスとの戦いの後、各地を思うがままただ転々としていたレダル、どこか遠くでドンドン強さが増すアライブを感知し、思わず笑みが溢れる、そんな彼の足元には彼によって倒された三種類の無数のドラーベ達がいた


ふと、アライブがドラーベを食べてたのを思い出し、何かを確かめるように近くの倒したドラーベを掴み、食べていった


レダル

「……初めて食べてみましたが…非常に不味いですね…それに、力が増すという感じも全く無い、食事だとしてもそもそも腹を空かす事もないから…私にとってはこの行動は全くの無意味…」


レダル

「…いや、もしかしたら、私は既に強いが故に実感しないだけか?……」


レダルはおもむろに自身の片腕を切断し…食べてみた、考えてはいたが、やはり不味い上に強くなる感覚もない、仮にこれが成立してしまえば、再生する身体も相まって、際限なく強くなってしまう、そうこう考えている内に切断したレダルの片腕は再生しきっていた


レダル

「…まぁいいでしょう、…さて…次はどこへ向かうか…」


レダルは次の行動を考えながら、その場から去っていったのだった…





作品に関しての感想、質問があれば可能な限りお返事します。


次回も楽しみにして頂けると幸いです

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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