地理
・アスナリア
宇宙に浮かび人類などの知的生命体が生息する惑星。惑星ではあるが衛星に恒星が3つある。また、この星系の中心となる恒星はかなり離れた位置にあり、地表からでは昼間に肉眼でギリギリ見える程度である。地球と大きさを比較すると非常に大きい。また衛星の軌道はそれぞれで違い、それにより、常に陽を浴び続ける灼熱の地や一切陽光が照らない極寒の地、定期的に日の出と日の入りを繰り返す地などができている。
・アスナリア大陸
アリオの生まれた大陸。かつては中央大陸と呼ばれていた。世界で最も大きな大陸。あまりに大きすぎて、中央部では全く雨が降らず、空気も乾燥しきっていて、中央砂漠と呼ばれる広大な砂漠が広がっていた。砂漠の大きさはなんと海も含めた地表の1割にも達する。砂漠の中央部には生物が全く生息しておらず、環境への被害が出にくく、平坦な地形であったため、多くの科学研究所があった。異次元観測実験が行われた地もここである。現在では5大魔境の内の2つがこの大陸の中央部と西部に存在している。また、中央部には霊峰アスナリア山がある。現在は砂漠はこの大陸からなくなっていて、中央へ行くほど壮大な自然が広がっている。
・アスナリア山
霊峰と呼ばれ、その頂上は天国に繋がっているとされる。また、その麓には蘇生薬の原料となる霊草が生えていると言われているが、確認した者はいない。ここはかつて異次元観測実験が行われた地であり、世界最大の魔素孔、魔素だまり、魔境が存在する。世界で最も危険な場所である。魔素孔の影響で、山の中腹あたりから上は常に雲に覆われており、嵐が吹き荒れている。山肌にはいくつもの噴火口があり、毎日噴火が起きている。霊峰とその周囲には、かつて研究所にいた強力な生物の内、環境に適応できたものたちが潤沢な魔素を取り込みより強力になり生息している。しかし、植物たちもまた魔素の影響を受けており、秘薬・霊薬の材料となる貴重な植物が数多く生えている。
・魔境
世界にいくつも存在する魔素孔により魔素だまりができ、その魔素の影響を受け、動植物が変異している場所。陸地だけでなく海にも存在する。魔素濃度(変異した動植物の危険度)によって5級から特級までの段階に分けられている。特級の魔境は世界に5つ存在している。
・ラーセウム
アスナリア大陸西部の名称。地球で言うところのアジア、ヨーロッパ。
・ラゼア
アスナリア大陸東部地域の名称。現在は全土に戦火が広がっている。
・タスラジ村
アリオの生まれた村。ラーセウムの特級魔境の近くにある。この地域では10歳になると街の学校へ行き、勉強や魔法、護身術について習う。王国の兵士が常に駐屯し、冒険者ギルドも設置されている。森のない方向は草原になっていて、見渡しがいい。学校がある街までは50キロほどの距離がある。
・ラーシュ王国
タスラジ村が属する国。内陸国。ラーセウムの国の中で5番目に大きい。アスナリア大陸西部。特級魔境から産出される貴重な資源が強み。また、兵士は対魔物の戦闘能力が非常に高い。絶対君主制。
・神聖メルセイア帝国
メルセイア教を国教に掲げる国。内陸国。ラーセウムの国で3番目に大きい。メルセイア教の総本山があり、大聖堂で教皇、筆頭聖女が執務を行う。国の意思決定は皇帝、教皇、筆頭聖女、議会議長の4人の合議で決められ、賛成反対が同数となった場合には、皇帝の意志が尊重される。またメルセイア教はラーセウムでは多くの地域で信仰されており、影響力が強い。
・グランゼリア公国
ラーセウムの国で2番目に大きい。大陸西岸に位置し、温暖な気候で降水量が多く川も多い。農業に強い。4つの公爵家の内1家が侯爵以下の貴族家の信任を得て大公となり統治する。大公の任期は15年。
・北ラーハイム帝国
ラーセウムで最も大きい国家。対人の軍事力に優れている。かつてはラーハイム帝国だったが、国が南北に別れて北ラーハイム帝国と南ラーハイム帝国ができた。なお、南ラーハイム帝国はすでに滅ぼされており、存在しない。
ラーセウムの南岸に位置し、寒冷な気候で農業に向かない。また、接している海は一級魔境であり、船を出せないため、漁業もあまり強くなく、食料は輸入に頼っている部分が大きい。
・マゼリア連邦
ラーセウムで4番目に大きい国。名前の通りいくつかの国が同盟を組み成立している。同盟の宗主国はマゼリア王国。北岸から西岸にかけて領土を持ち、マゼリア王国のゼリテ港は北西の大陸との玄関口となっている。また、通常の海と5級魔境の海があり、海産資源が豊かである。
・ラタトスク
永世中立都市。3つの大国が交わる場所で山脈の切れ目であることなどからこの地はラーセウム一の交通の要衝であり、この土地の重要性は計り知れない。かつてはこの地を巡り激しい戦いが起こっていたが、やがてどの国も干渉しないということで落ち着いた。ラーセウム地域では国家間の会合や条約締結はこの都市で行われる。
・ラーセウム地図




