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61/61

ep.61


映画はとても面白かった、普段アニメなど観ないのでどんなものかとワクワクしたが僕でも楽しめた。


「那月くん、いかがでしたか?」

「はい!ナリィがとても可愛くて、僕こういうの初めて観るからどうだろうって思ってたんですけどすごく楽しめました!」

「ふふ、それは良かったです」

「那月くんアニメとか観ないの?」

「うん、ほとんど」

「じゃあ今日はこれにして正解だったな」

「はい、選んでくれてありがとうございます」

「ちょうどいい時間になりましたね、家に帰りましょうか。きっと母さんがご飯作ってくれてますよ」

「わーい!今日は何かなあ」

「この時間は帰宅ラッシュと被るからはぐれないよう気を付けるように、特に那月くん」

「へ!?僕ですか?」

「そうですね、那月くんまた手を繋いでおきましょうか」

「ええ?」


光さんのニコニコとした笑顔の前で繋ぎませんとは言えなかった。



「たっだいまー!」

「ただいま」

「ただいま帰りました」

「ただいまです」

「あらあら、おかえりなさい。楽しかった?」

「楽しかったよねー!ね、那月くん!」

「はい!とても楽しかったです!光さんにぬいぐるみ選んでもらいました!」

「それで〜、那月くん明日はどこ行くー?」

「愛くん、勉強もしないとだよ?」

「うぐ…はい…」

「ふふ、じゃあ明日はみんなで勉強会でもしましょうか」

「勉強やだよ〜…」

「頑張ったらまた遊びに行こうよ」

「そうだね、夏祭りにプールか海にも行ってあとは〜…」

「盛りだくさんだね?」

「遊ぶためには勉強を疎かにするなよ」

「はーい…」


ということで、明日は勉強会になった。


晩ご飯は比奈子さんお手製の中華料理だった、とても美味しかった。



お風呂後に居間に戻ると光さんが居たのでまた今日ものんびりとお喋りをした。


「那月くん、あの…」

「はい?」

「あ、あのぬいぐるみですが…、本当に私が選んだもので良かったのでしょうか…?」

「僕がよかったのでいいんです!気に入りましたし、今日からレイと一緒に寝ますね。学園に戻っても一緒に寝ますよ、ふふ」

「そ、れは…。そうですか、そんなに気に入ってくれたのですね」

「はい!光さんありがとうございます」

「いえ、こちらこそありがとうございます。今日は朝から出かけて疲れたでしょう、ゆっくり休んでくださいね」

「そうします、ふああ…」


思わずあくびが出てしまった。


もう少しお話してたいけど、ちょっと眠くなってきた。


「那月くん、もう寝ますか?」

「ん、はい…、そろそろ寝ます…」


目を擦りながら光さんと二人で部屋へと戻る。


「おやすみなさい、また明日」

「おやすみなさい」


部屋の前で挨拶を交わし用意されている客間に戻った。


「レイ、一緒に寝ようねえ…」


ハスキーのぬいぐるみを布団の中に寝かせ自分も横になる。


今日あったことを思い出しながら僕はゆっくりと夢の世界へと落ちていった。


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