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加齢臭と転移する竜 (内容まとめ:おっさんが異世界に終活をしに行く話なのですが、なぜか『ほのぼの』と言われています)  作者: 黒長 二郎太
17章.重機娘とデート編

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17-11.ひざまくらの約束

だんだんと、終活の時期が近付いてきます……

挿絵(By みてみん)


※基本土日祝日更新です。

スペランカーレベルに心の弱いおっさんの、とっても残念なお話です。おっさんが興奮しても凹んでもすぐに倒れてしまうお話なのです。生温かく見守っていただけると助かります。



題名が加齢臭で宣伝は終活で中身はパンツの話。こんなのどうやって収拾つけるんだよ!と思う方も多いかと思います。それは至って正常な判断かと思います。

面白いかつまらないかは読者様が判断することですので判断できませんが、一応、加齢臭も終活もパンツも繋がった話を最後まで投稿する予定です。お付き合いいただけるととても嬉しいです。

挿絵(By みてみん)


俺は、今まで惹かれなかったものに、惹かれるよう変化している……

変化? そう言えば、最近女達に色気を感じるようになってきた。


前は純粋に娘として可愛がっていたし、まあ、興奮して倒れたりするにしても、単にかわいいとか刺激が強いとかそんなんだったのに、何かが変わって来た。


なんだ? 何が起きている?


悩んでいると、テーラがやって来た。


「トイレ長すぎるから変だと思って」

トイレが長いからって見に来ないと思う。何か話があるのか?


そう思うと、アイスが余計なことを言う。

「俺、お姫様の服買ってもらうんだ」

アイスが凄く嬉しそうだ。


いきなりパンツ見せる話をしなかったことには安心したが、お姫様の服ってのも、言い方としてどうかと思うのだ。

買いに行くのは、お姫様の服じゃない。


「トルテラはお姫様が好きなの?」 テーラが言う。


さっきのお姫様の話は、他の女にも聞かれていたので、いろいろ後始末がめんどくさい。


「まあ、少し憧れるよな」 とりあえず、無難に、さっきの話と矛盾せずそれなりに答える。


ところが、次に続く言葉がおかしい。


「大きいおっぱいが好きなの?」


何の話だ? ラハイテスもおっぱいは大きめだが……


さらに続きが……

「ダメな騎士は可愛いの?」


は? うわ! 確かに、俺はそんなこと言った! でも意味が違う!


「いや、それは、そのままで良いよ的な意味であって……」 慌てて言い訳をする。


わかった。大きいおっぱいはリーディアのか!!


当たって苦しんでるのを見て好きだと勘違いしたのか?

俺はサイズに拘りはそんなに無いのだが。


アイスとテーラは、胸がとってもお淑やかなのだ。

そして、出所不明の謎の情報で、俺がちっぱい好きだと何故か信じていて、逆らうと大変なことになるのだ。


テーラがじっと見つめてくる。凄い迫力だ。


「トルテラは小さいおっぱい……」


「はい、好きです。大好きです!」 フライング気味に答える。


すると、テーラのオーラが減って通常モードになった。


俺の脳裏には、大魔神が半分まで怒り顔になって、そこからまた逆回しでハニワ顔に戻るシーンが鮮明に映し出された。


大魔神と言うのは、俺が子供の頃、こことは違う世界に住んでいた時、テレビと言う不思議なアイテムで見た特撮映像だ。

ハニワ顔と怒り顔の切り替わり動作が独特で、胸の前で左右の拳を合わせた状態から、下から上に拳を動かす。

すると、拳が通り過ぎた後の部分は、顔が替わった状態になっているという、印象深いシーンだった。

ハニワ顔の像が怒り顔になって悪人を懲らしめた後、また元のハニワ顔に戻る。


※実際の作中では片腕です。真似するときはアングルの都合で両腕でやる場合が多い


「トルテラは、小さなおっぱいが好きなの」 テーラが言う。


「そうだよ。トルテラは小さいおっぱいが好きなんだよ」 アイスが言う。


ちっぱい師弟はご満悦だが、いいのか? これで。


「俺、トルテラにお姫様の服買ってもらうんだ」 アイスが言う。

なんと、アイスがちゃんと話題を覚えていて、何故か元の話題に戻った。

なぜ今このタイミングで能力を発揮する!! いつもだいたいアイスの話は変なのだ。


「お姫様の服?」 テーラが反応する。


「トルテラがお姫様好きだから、俺がお姫様の服を着てあげると喜ぶと思って」


アイスが言うが、横から訂正する。


「違うだろ、”普通の町娘の服”を買いに行くって言ったんだ」


アイスが言う。

「そうだった。トルテラはテーラの服も好きなんだよ。

 だけど、俺、これしか持って無いから。

 だから、俺も好きな服を着てあげようと思ったんだ」


それに対してテーラはこう言う。

「トルテラは膨らんだスカートが好きなの」


アイスがテーラの名前を出してくれてなんとか助かった。

あと少しで、まためんどくさいところになるところだった……

いや、それはフラグだ!! ここで俺が安心すると何かが起きるフラグだ!!


そう思ったときには遅かった。

そこでアイスが余計なことを言う。


「だからお礼に俺のパンツ見せてあげるんだ。トルテラは俺のパンツ姿が大好きなんだよ」


また、テーラの雰囲気が……大魔神が拳を……

「トルテラは、私のパンツが……」

「好きです」


すると、戻る。大魔神の怒りが収まる。


なんという危険物。早くこの場を切り抜けなければ……


だが、さらにピンチがやってくる。


エスティアだ。


「なんで、こんなところで話してるの?」


「エスティアは、なんで?」 テーラが聞く。なんで来たの?の意味だろう。

「トイレだろ」 アイスが言う。

「そうよ……」 エスティアが答える。


ああ、そうか。

ここのトイレだけきれいだから、少々離れていてもここに来る。


だが、俺的には、こういうファンタジー世界で若い女の子はトイレには行かないのだ。

なので、無かったことにする。

「そうだな、そろそろ戻るか」


だが、ちょっと去り方が不自然に……エスティアを避けてるように見えてしまったのかもしれない。


エスティアから突っ込みが入る。

「私の居ないところで、何か企んでたんじゃないでしょうね」


「いや、悪い事は何も……」

何故俺はこんな言い訳を!! と思いつつも、言い訳してしまう。


「またパンツ見る話でもしてたんでしょ」 エスティアが言う。

「トルテラ、エスティアにもうバレてるよ」 アイスが言う。

いや、アイスがそれ言わなきゃバレなかっただろ!!


「ほら、やっぱり。トルテラ、やっぱり、あんたパンツ好きなんでしょ」 エスティアが言う。


あれ? エスティアは、俺と一番早くから一緒に暮らしてたから、パンツが好きなわけじゃ無いことは知ってるんじゃないのか?


「いや、俺は……」 そこまで言いかけて気付く。まずい。


テーラの気配が豹変する。大魔神の顔が怒り顔に!!

そして、最悪のタイミングでこれが来る。

「トルテラは私のパンツが……」


ぐは、なんてことだ。

否定したいが、ここで否定したら大魔神が怒り顔になってしまう!

否定できない!!


心の中で最大限の遺憾の意を表明しつつも、心の奥底に閉じ込める。


そして

「好きです」 そう答える……それしかできない。


「やっぱりパンツ好きなんじゃない。

 そんなに、こそこそしなくても、言えば私だって見せてあげるから」


ええ? エスティアにまでパンツ好きと思われるなんて……

俺の心のエネルギーがどんどん減ってまずいことになっている。


「あと、ひざまくらもしてあげるから、して欲しいときはちゃんと言いなさいよ。

 私はあなたの妻なんですから」


”妻じゃ無い” 心の中で叫ぶ。

「なんか言った?」

「いえ、言ってないです」


くそう。口に出してないのにバレた。

俺はなんで、こんなに女達に弱いのだろう?

とか考えつつも、ひざまくらはちょっと嬉しかった。


「トルテラは、ひざまくらも好きなの?」 テーラが言う。


「ああ、ひざまくら。なんか最近好きなったんだよ」


でも、元から好きだったかもしれない。


「じゃあ、私もひざまくらしてあげる」 テーラが言う。


「そうか。じゃあ、テーラにもしてもらうか」 そう答える。



「ねえ、トイレ使うけど」

そうエスティアが言うと、アイスが「空いてるよ」と返す。


「知ってるわよ。私がトイレに入ると嫌がるの、そこの人が」


そこの人……俺だ。


「いや、トイレに入るのが嫌なんじゃ無いんだけど」

とか言いつつ戻る。


「トルテラはなんで嫌がるんだ?」

俺的には、男がトイレの近くに居たら、むしろ女達の方から嫌がるのが普通だと思うのだが。


なんとも説明が難しい。


「俺はトイレ苦手なんだよ」 そう答える。


「トルテラのトイレ、スゲーのに。皆のあこがれだぞ」 アイスが言う。


俺には意味不明の浄化能力がある。

元々浄化が能力みたいでストーンサークル周辺のトイレは俺が居るときは、浄化が働ききれいに保たれる。


だから、無かったことにできる。”トイレには行かなかった”。


俺的にファンタジー世界の住人はトイレなんか行かないのだ。

特にそれが若い女の子であれば尚更だ。


だから、見なかったことにする。


なんか、今日はいろんなイベントが発生してしまったが、ひざまくらはちょっと嬉しい。


ひざまくら自体は、たぶん全員にしてもらったことがあると思う。

俺が倒れた時にしてもらうことが多いので、俺は倒れてて、目も回ってるし、意識が朦朧として、あんまりよく覚えていない。


だから、普通の状態のときに、全員のひざまくらを制覇しておきたいのだ。

俺はその日が来るまで、ずっとひざまくらで、女達と一緒に過ごしていきたい。

割と本気でそんな風に思っているのだ。

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