回想録 初投稿の頃の作品を文章を整えて再投稿しました。
【第2作】桶狭間を駆ける嵐、男たちの戦
ひとたび歴史の頁をめくれば、そこには激しい嵐が吹き荒れています。
かつて私が描いた戦国のうねりを、三つの句に託して振り返ります。
─── ⚔️ ───
いくさばに つむじ巻きたる 桶狭間
一寸先も見えぬ大雨の中、突如として巻き起こる運命のつむじ風。
あの狭間の一角で、歴史がひっくり返ろうとする瞬間の、狂気とも言える熱量をぶつけた一句です。
─── ⚔️ ───
信長の 策のきわみか 丸根柵
若き信長が放った非情なる一手。
天を焦がす奇策の裏には、誰かが「捨て石」にならねばならぬ冷酷な現実がありました。歴史の美談の裏にある泥臭さを、この柵に込めています。
─── ⚔️ ───
急坂に 雷鳴ひびく 桶狭間
大地を打つ激しい雨と、轟く雷鳴。
その中を、泥にまみれ、命を懸けて駆け抜けた男たちがいました。彼らの足音が、今も耳の奥に響くようです。
─── ⚔️ ───
泥にまみれ、運命の渦に巻かれた男たちの物語――。
歴史短編・全八章**『泥田と田楽 桶狭間』**は、おかげさまで無事に完結しております。戦国の一瞬の火花を、ぜひ最初から最後まで一気に見届けてみてください。
更新中の新作**『卑弥呼プラン 3人の秘密の遣魏史 邪馬台国の希望』**とあわせ、新旧の歴史の対比を楽しんでいただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【後書き】
※本作は、今年の春に投稿した俳句とエッセイを、スマートフォンでもより読みやすいよう、行間や構成を調えてお届けしたリマスター(リバイバル)作品です。当時の熱量をそのままに、より言葉が届く形にいたしました。
いつも応援ありがとうございます。
本日は、本作をリアルタイムで追いかけてくださっている皆様へ、すでに【完結済】となっている、私のもう一つの歴史小説をご案内させてください。
屋島の海に舞った紅の扇を射落としたことであまりに有名な英雄・那須与一。
もしも彼が「英雄になりたくなかった、一人のストイックな職人」として、ただただ一族の泥臭い生存を追い求めていたとしたら――。
■ 完結済『風を読む ―那須与宗隆 手塩の弓』
大冷山から吹き下ろす「那須おろし」は、飢えた者の肌を容赦なく削る。
後世、人々は彼を英雄と呼ぶでしょう。だが、彼が真に射抜こうとしたものは、名誉でも英雄の座でもありませんでした。それは明日の飯であり、引き裂かれた血族の再会であり、「那須の人間は、しぶてぇんだっぺ」と笑い飛ばす、終わりのない一族の生存そのものでした。
華やかな源平合戦の影で、弓という「道具」一つを武器に、時代の嵐を読み解き、八百年の未来を射抜こうとした一人の職人の物語です。
すでに最後まで一気読みしていただける状態になっております。「那須一族のしぶとさに勇気をもらった」と感じていただけましたら幸いです。ぜひこちらのURLから、那須の荒野の風を感じてみてください!
https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/3149789/




