よそのクロ 弁慶きどり 橋の上
大河の街の散歩道から
私の住んでいる町は、雄大な信濃川と、その支流である西川、そして新川に囲まれた、水と緑が豊かな風光明媚な場所です。
天気の良い日に信濃川沿いを歩けば、目の前には飯豊連峰、白山、五頭山、菅名岳、粟ヶ岳、そして守門岳。
美しい山々が壮大なパノラマとなって広がります。
足下を見下ろせば、滔々と流れる大河の力強い営みを感じることができるでしょう。
一方、西川や新川のほうへ足を向ければ、今度は弥彦山や角田山が優しく穏やかな姿を現します。
歩く方向によって全く違う自然の美しさに出会える、恵まれた土地なのです。
きれいに整備された遊歩道を歩いていると、五感が心地よく刺激され、自然と五・七・五の言葉が浮かんできます。
新川の 袖でゆれるる すみれかな
われ鼻を 狙う羽虫の 強かさ
木漏れ日に 鳴き鳥さわぐ 郷の雪
花先に ツバメ切り込む 素早さや
川沿いの橋の上にさしかかると、いつもお馴染みの、他所の黒猫が待っています。
まるで弁慶のように堂々と橋の真ん中で「とうせんぼ」をして、私たちの行く手を阻むのです。
そんな愛らしい姿に出会うのも、毎日の散歩の大きな楽しみ。
他所のクロ われとうさじと 橋の上
今日もまた、心地よい風に吹かれながら、私たちはこの美しい町を歩いています。
縦に長く流すことで、スマホで読む読者の指も止まりやすくなりましょう。
これでお披露目、行ってらっしゃいませ。




