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レオン覇道戦記  作者: 慈架太子


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第14章:支配と調和の緊急面談

レオンは昨夜の「差別(区別)」という正論を守りつつも、王妃たちの心の均衡を保つため、執務室にて個別の「緊急面談」を行うことにしました。


## 1. ミレイユ(27歳):論理の再構築

最初に呼ばれたミレイユは、眉間にシワを寄せ、統計資料を盾に「特定種族エルザへの資源集中は国家運営のバランスを……」と理屈を並べ始めました。

レオンは黙って彼女を引き寄せ、その「お椀型」の丸みを優しく、しかし確かな支配欲を持って包み込みました。

「論理的ではないな、ミレイユ。君のその熱くなった体は、数字ではなく僕の手を求めているだろう?」

「っ……あ、ああん……。レオンさん……。計算外、ですわ……」

眼鏡を曇らせ、腰を砕かせた彼女に、レオンは「知的な君が取り乱す姿が一番好きだ」と囁き、論理を物理で上書きしました。


## 2. ヴァレリア(26歳):ロケットの点火

続いて入ってきたヴァレリアは、不敵な笑みを浮かべつつも、瞳には独占欲の炎が宿っていました。

「エルザばかりに良い思いをさせて、商会長わたしへの報酬が足りないんじゃないかしら?」

レオンは彼女の挑戦的な「ロケット」を正面から受け止め、力強く抱き寄せます。

「報酬なら今から払う。君のその攻撃的な曲線が、僕をどれだけ昂らせるか解らせてやる」

「ふふ、いいわ……。その牙、私の奥深くまで突き刺してごらんなさい!」

彼女の情熱的なプライドは、レオンの力強い愛撫によって歓喜の悲鳴へと変わりました。


## 3. セレス(21歳):スライムの包囲

セレスは何も言わず、ウルウルとした瞳でレオンの腕にその「スライム乳」を押し当ててきました。

「……レオン、ずるい。……私、溶けちゃいそう」

「セレス、君の柔らかさは誰にも代えられない。その弾力に溺れるのは、僕にとって至高の休息なんだ」

レオンが彼女の全身を慈しむように撫で上げると、セレスの魔力と体が文字通りとろけ始め、レオンを甘い蜜のような愛で包み込んでいきました。


## 4. シオン(24歳):釣鐘の共鳴

最後は聖女シオン。彼女は慈愛に満ちた笑顔を浮かべつつも、背後のオーラが「お仕置き」を示唆していました。

「レオン様……。エルザさんだけが救われるのは、教義に反しますわ」

「わかっている、シオン。君のその重厚な『釣鐘』で、僕の罪をすべて浄化してくれ」

シオンの圧倒的な包容力に顔を埋めたレオンは、聖女の皮を脱ぎ捨てた彼女の「女の悦び」を全身で受け止め、共に天へと昇るような法悦を分かち合いました。




レオンは、知的な鎧で自らを固めているミレイユを執務室に呼び寄せました。彼女は眼鏡の奥に嫉妬の炎を滲ませながらも、あくまで冷静を装って「特定個人への過度な寵愛がもたらす組織的リスク」について語り始めます。


レオンはそれを遮るように、彼女の手を優しく、しかし力強く握りました。


## 1. ミレイユ(27歳):論理の再構築と「信頼」

「ミレイユ、理屈はいい。君に一番伝えたかったのは、組織論ではなく僕の本心だ」


レオンの真剣な眼差しに、ミレイユの言葉が止まります。レオンはそのまま彼女を抱き寄せ、その「お椀型」の柔らかな鼓動を肌で感じながら耳元で囁きました。


「この国を創り、動かしていく上で、僕が最も信頼しているのは君だ。エルザに背中を預けるように、僕は君にこの国の『頭脳』としての未来を預けている。君がいなければ、僕はただの力を持っただけのガキで終わってしまう。……わかるだろう? 僕にとって君は、単なる妻の一人じゃない。対等に国を背負う、唯一無二のパートナーなんだ」


「っ……あ……。レオン、さん……」


その言葉は、どんな甘い愛の言葉よりも深くミレイユの心を貫きました。知性を誇る彼女にとって、「信頼している」という言葉は最大の悦びであり、彼女の存在理由そのものを肯定するものだったからです。


「……ずるいですわ、そんな……論理的な反論を許さないような口説き方……。ああっ、眼鏡が曇って、あなたの顔が……でも、あなたの熱だけは、痛いほど伝わってきますわ……」


レオンが、信頼の証として彼女の「お椀型」を愛おしむように、しかし熱烈に支配し始めると、ミレイユの鉄壁の自制心は音を立てて崩れ去りました。眼鏡を外し、潤んだ瞳でレオンを見上げる彼女は、もはや国の賢者ではなく、愛に飢えた一人の女でした。


「信じて……おりますわ。レオンさんが私を、誰よりも必要としてくださっていること……。今夜は、その『信頼』に応える以上の私を、あなたに刻み込んで差し上げます……!」


ミレイユとの面談は、以前のような嫉妬のぶつけ合いではなく、より深い絆と、理性をかなぐり捨てた情熱的な合意によって締めくくられました。




ミレイユに続いて執務室に現れたのは、不敵な笑みを浮かべたヴァレリアでした。彼女はあえて挑発するように、自慢の「ロケット」を強調するような姿勢でソファに腰掛けます。


「さて、レオン。頭脳担当のミレイユにはどんな甘い言葉を吐いたのかしら? 私への言い訳も、高くつくわよ?」


レオンは逃げも隠れもしない真っ直ぐな瞳で、ヴァレリアの隣に深く腰を下ろしました。


## 2. ヴァレリア(26歳):ロケットの点火と「姉としての信用」

「ヴァレリア、言い訳なんてするつもりはない。ただ、君には甘えるだけじゃなく、はっきりと伝えておきたいことがある」


レオンは彼女の肩を抱き寄せ、その耳元で低く、力強い声で語りかけました。


「僕はこの中で、君を一番**『姉』のような存在として信用している**んだ。君には商会長として培った世渡りの巧さ、酸いも甘いも噛み分けた強さがある。僕が王として迷った時、あるいは他の子たちが感情に流された時、大人の女として、頼れる姉として、この国を、そして僕を正しく導いてくれるのは君しかいないと思っている」


「……っ。ね、姉……? 信用……?」


余裕たっぷりだったヴァレリアの表情が、一瞬で崩れました。26歳の彼女にとって、レオンから「頼れる大人の女」として、そして「姉」のように一目置かれているという言葉は、女としてのプライドと独占欲を同時に、かつ最高に満たす一撃でした。


「ずるいわよ……。そんな風に言われたら、私が一番しっかりしなきゃいけないじゃない。……でも、嬉しいわ。あなたが私をただの女としてだけじゃなく、対等な支えとして見てくれているなんて」


レオンが、信用を込めて彼女の「ロケット」の脈動を掌で確かめるように抱きしめると、ヴァレリアの瞳からは嫉妬の炎が消え、代わりにとろけるような、しかし力強い愛の光が灯りました。


「いいわ、レオン。あなたの『自慢の姉』として、この国を誰よりも豊かにしてみせる。……その代わり、今だけは弟のように、私の胸の中で存分に甘えていいわよ?」


彼女は自らレオンを抱き込み、その豊かな弾力で彼を包み込みました。昨夜のエルザへの嫉妬は、今や「王を支える大人の余裕」へと昇華され、二人の絆はさらに強固なものとなったのです。






ヴァレリアが満足げに去った後、不安そうに指をいじりながら入ってきたのはセレスでした。彼女は「スライム乳」の重みを腕で支えるように抱え、今にも泣き出しそうな、しかし独占欲に満ちた瞳でレオンを見つめます。


「……レオン。……ずるい。私、あんなに待ってたのに……」


レオンは彼女の言葉を遮るように、そっとその華奢な肩を引き寄せ、彼女の全身を包み込むような深い抱擁を交わしました。


## 3. セレス(21歳):スライムの包囲と「至高の安心」

「セレス、ずるいなんて言わないでくれ。……君は、僕にとってどんな存在か、わかっているかい?」


レオンは彼女の潤んだ瞳を真っ直ぐに見つめ、その心地よい弾力に身を委ねながら、心からの声を届けました。


「僕が王としての重圧に押し潰されそうになった時、一番に求めるのは君なんだ。君のそばにいると、不思議と心が凪いでいく。君の柔らかさ、その穏やかな空気……僕は君から、この国で唯一の**『安心』を頂いている**んだよ。君という場所があるから、僕は明日も王でいられる。君にしか与えられない安らぎに、僕は救われているんだ」


「……あ。……私から、安心を……?」


セレスの瞳から、ポロリと一粒の涙がこぼれました。21歳の彼女にとって、レオンから「救い」だと言われ、その存在を「安心の源」として必要とされることは、何よりも甘美な承認でした。


「……レオン。……嬉しい。私、あなたの役に立ってる……?」


「ああ。君のその柔らかさに触れているだけで、すべての疲れが溶けていく。……セレス、君のその『スライム乳』の感触は、僕にとって世界で一番の癒やしなんだ」


レオンが、安心を噛み締めるように彼女の豊かな曲線に顔を埋めると、セレスは幸せそうに喉を鳴らし、レオンをさらに深く、逃がさないように包み込みました。


「……もう、ずるいなんて言わない。……ずっと、ここで休んでいいよ。レオンの心、私が全部、ぷるぷるに癒やしてあげる……」


嫉妬で凝り固まっていた彼女の心は、レオンの「安心」という言葉によって完璧に融解し、執務室は甘い安らぎの空間へと変わりました。





最後に部屋へ招き入れられたのは、聖女シオンでした。彼女は慈愛に満ちた微笑を湛えていましたが、その瞳の奥には、どこか取り残されたような寂しさと、聖女ゆえに抱える「孤独」が微かに揺れていました。


レオンは彼女を向かい合わせに座らせるのではなく、隣に呼び寄せ、その重厚な「釣鐘」の温もりを感じながら、静かに語り始めました。


## 4. シオン(24歳):釣鐘の共鳴と「魂の共感」

「シオン。君はいつもみんなを導き、聖女として完璧に振る舞っている。……でも、僕は君に、誰よりも深い共感を抱いているんだ」


レオンの言葉に、シオンの微笑が少しだけ震えました。


「共感……ですか? レオン様、私は聖女として皆様に仕える身。寂しさなど……」


「隠さなくていい。僕もかつて、君と同じような思いをしたことがあるんだ。特別な力を持ってしまったがゆえに、周りから期待され、崇められ、けれど本当の自分を見てくれる人が誰もいないような……あの、凍えるような孤独だ。君が背負っている『聖女』という重圧も、その裏にある誰にも言えない弱さも、僕は自分のことのように感じるんだよ」


「っ……ああ……レオン様……」


シオンの瞳から、大粒の涙が溢れ出しました。24歳の彼女が、聖職者として、そして一人の女性として誰にも触れさせなかった心の最深部に、レオンは「共感」という鍵を持って踏み込んだのです。


「シオン、君は僕の導き手なんかじゃない。僕と一緒に、痛みを分かち合える半身なんだ。君のその重厚な『釣鐘』のような愛は、僕の孤独を響かせて、共鳴させてくれる。君がいてくれるから、僕は一人じゃないと思えるんだ」


レオンが、その震える肩を抱き寄せ、釣鐘型の豊かな胸に顔を寄せると、シオンは「ああ……っ!」と声を上げ、レオンを強く、折れんばかりに抱きしめました。


「レオン様……! 私を見つけてくださって、ありがとうございます……。私の孤独も、私のこの重すぎる愛も、すべて受け止めてくださるなんて……。もう、聖女の仮面なんていりません。私はただ、あなたの魂に寄り添う一人の女でいたい……!」


シオンの放つオーラは、もはや義務的な慈愛ではなく、レオン個人への狂おしいほどの情熱へと塗り替えられました。二人の魂が共鳴し、執務室は聖なる光と、それ以上に熱い人間的な愛の熱気に包まれました。





四人との個別面談を終え、彼女たちがそれぞれの喜びに浸りながら執務室を後にしたとき、レオンは一人、椅子に深く深く沈み込みました。


「……僕は、なんて罪作りな奴なんだ」


自分の口から出た言葉を反芻し、レオンは両手で顔を覆いました。

ミレイユには「信頼」を、ヴァレリアには「信用」を、セレスには「安心」を、そしてシオンには「共感」を。昨夜のエルザへの「情熱」も含め、彼女たちの心の最も柔らかい部分を的確に突き、自分なしではいられないように縛り付けてしまった。


王としての戦略だったのか、それとも本心だったのか。

どちらにせよ、一人の少年にすぎない自分が、五人の一途な人生をこれほどまでに重く、深く背負い込んでしまったことへの恐怖と、彼女たちの純粋な愛を利用したような罪悪感が、猛烈な勢いで彼を襲ったのです。


「ああ……みんな、ごめん。僕は、君たちの人生を滅茶苦茶にしているんじゃないか……?」


レオンが執務机に突っ伏し、独り言を漏らしたその瞬間。


バタン! と扉が開き、そこには示し合わせたように五人の妻たちが揃っていました。


「レオンさん。……その『反省』、論理的に見て全く不要ですわよ」

ミレイユが、眼鏡を外したままの柔らかな瞳でレオンの頭を優しく抱き寄せました。


「そうよ、レオン。誰が『滅茶苦茶にされた』なんて言ったかしら? 私は、あなたの重荷になれることが、何よりの報酬なのよ」

ヴァレリアが、自慢のロケット型の胸元にレオンの顔を埋めさせます。


「……レオン、苦しまないで。……私たちが、全部受け止めるから。ね?」

セレスがスライム乳の弾力でレオンの背中から包み込み、負の感情を溶かしていきます。


「主君! 罪作りと言うのなら、我ら全員をここまで惚れさせたあなたの罪、一生かけて償っていただきますぞ!」

エルザがとんがった情熱を込めて、レオンの震える手を握りしめます。


「ふふ、レオン様。孤独を分け合った私たちが、あなたを一人で泣かせるはずがありませんわ。さあ、あなたの罪も、その震えも、すべて私の『釣鐘』の中で浄化してあげましょう」

シオンが慈愛に満ちた(しかし独占欲の強い)抱擁で、レオンを完全に包囲しました。


「あ……みんな……」


レオンの罪悪感は、五人の圧倒的な包容力と「癒やし」の波によって、瞬く間に洗い流されていきました。彼女たちは知っていたのです。レオンがこうして悩むことこそが、彼が真に誠実である証だということを。


外では、その様子を察したアラン(25歳)が「がっはっは! 英雄も女の腕の中ではただのガキだな!」と笑い飛ばし、ブライト(23歳)は「……あれこそが、王の真の休息だ」と、静かに執務室の鍵を外から(二度と出られないように)閉めるのでした。




五人の圧倒的な慈愛と包容力に包まれ、罪悪感さえも熱烈な愛へと変換されたレオン。その魂に、かつてないほどの情熱の火が灯りました。


「……ああ、わかったよ。僕の罪が、君たちを愛しすぎることだと言うのなら……今夜は、その罪を骨の髄まで刻みつけてやる!」


レオンの宣言と共に、執務室は瞬時に「禁断の聖域」へと変貌しました。18歳の若き王は、もはや躊躇しません。五人の年上妻たちを同時に引き寄せ、その至高の感触を一度に、そして貪欲に求め始めました。


## 五人同時の「愛の極致フルコース

レオンの左手はミレイユの「お椀型」を理性の外まで揉み解し、右手はヴァレリアの「ロケット」を情熱的に点火させます。口元ではエルザの「とんがり」を深く、熱く吸い尽くし、背中からはセレスの「スライム乳」の柔軟な弾力を全身で受け止め、さらにはシオンの「釣鐘」のような重厚な抱擁に身を沈め……。


「あ、んっ……レオンさん! 五人同時なんて……論理が崩壊してしまいますわ……!」

「ああっ、レオン! その手……私のロケットが、爆発しそうよ……っ!」

「……ふふ、幸せ……。レオン、もっと、私をぷるぷるにして……」

「主君! 私のとんがりが……あなたの熱で、形を失ってゆく……!」

「レオン様……ああ、私たちの魂が、一つに溶け合っていきますわ……!」


五者五様の、甘く、激しい悲鳴が、防音完備のはずの執務室の壁を震わせます。レオンは、それぞれに贈った「信頼」「信用」「安心」「共感」「情熱」を、今度は肉体という形を通して、同時に、そして激しく注ぎ込んでいきました。


## 廊下での「戦慄」と「悟り」

その時、執務室の前を通りかかったアラン(25歳)とブライト(23歳)は、あまりの衝撃に足を止めました。


「お、おい……。防音魔法が施されてるはずなのに、なんだこの……建物全体が鳴動してるような『愛の波動』は……!?」

アランが、見たこともないほど顔を真っ赤にし、組紐の少女を抱きしめる手が震えます。


「……がっはっは! と笑おうと思ったが、これは無理だ。レオンの野郎、あの五人を同時に相手にして……生きて明日を迎えられるのか!?」


一方、ブライトは静かに扉を見つめ、ガタガタと震える膝を押さえながら十字を切りました。

「……信じられん。魔力の循環が、臨界点を超えている。……あれはもはや交わりではない。一つの『宇宙』の誕生だ。……レオンよ、お前はどこまで高く登り詰めるつもりだ」


二人の英雄が、若き王の「絶倫なる統治」に戦慄し、ただただ立ち尽くす中。執務室の中では、レオンと五人の乙女たちによる、人類史上最も「いやらしく」も「神聖」な、夜明けのない宴が続いていくのでした。





執務室から漏れ出る、あまりにも濃厚で、あまりにも生命力に満ちた「愛の鳴動」に、廊下で立ち尽くしていた二人の英雄は、もはや理性を保つことができませんでした。


「……くそっ、レオンの野郎! あんな熱いもん見せつけられて、黙ってられるかよ!」


アラン(25歳)は、顔を真っ赤にしながら隣にいた組紐の少女を、壊れんばかりの勢いで抱き寄せました。

「おい、行くぞ! 俺たちも負けてらんねえ! 建国だか何だか知らねえが、今夜は俺も、お前を離さないからな!」

野性味あふれる力強い腕で抱き上げられた少女は、驚きつつも、アランから伝わる剥き出しの情熱に顔を赤らめ、その首にそっと腕を回しました。


一方、常に冷静沈着を装っていたブライト(23歳)も、その眼鏡の奥の瞳は激しく揺れていました。

「……極限の魔力循環を目の当たりにして、己の生存本能が……否定できん。……すまない、私に付き合ってもらうぞ」


ブライトは、隣にいた自慢のパートナーの腰をぐいと引き寄せ、普段の彼からは想像もつかないほど強引で、熱い口づけを交わしました。聖職者のような静謐さは消え去り、そこには一人の飢えた男の顔がありました。


こうして、王の執務室を中心とした「愛の連鎖」は、新国家の要人たちを次々と飲み込んでいきました。



朝日が昇り、街に活気が戻り始めた頃。

廊下には、どこかスッキリした、しかし確実に「出し切った」顔のアランとブライトが立っていました。


そこへ、執務室の重厚な扉がゆっくりと開きます。

現れたのは、五人の妻たちに囲まれ、まるで魂が透き通ったかのような、神々しいまでの「賢者タイム」を迎えたレオンでした。


「……おはよう、二人とも。なんだか……昨夜はみんな、賑やかだったみたいだね」


レオンのその一言に、アランとブライトは同時に顔を見合わせ、そして深く溜息をつきました。


「……がっはっは! 若、お互い様だ。おかげで俺も、今朝は腰が使い物にならねえぜ!」

アランがガリガリと頭をかきながら笑えば、ブライトも眼鏡を直しながら静かに頷きます。

「……レオン、貴殿の放つ『波動』は迷惑だ。……だが、おかげで私のパートナーとの絆も、かつてないほど深まった。……感謝はしておこう」


背後では、五人の妻たちがそれぞれ「お椀・ロケット・とんがり・スライム・釣鐘」を誇らしげに揺らし、レオンに寄り添っています。


この日、新国家の国民たちは、王とその側近たちが放つ「異常なまでの幸福感と、どこかフラフラした足取り」を見て、この国の未来が子宝に恵まれた明るいものになることを、確信せずにはいられませんでした。




レオンの「絶倫なる統治」と、それに触発されたアラン、ブライトたちの情熱は、単なる一夜の騒ぎでは終わりませんでした。その凄まじい「愛の波動」は、街全体に伝播し、新国家に空前絶後の**「ベビーラッシュ」**をもたらしたのです。


数ヶ月後、新市街のあちこちで、驚くべき光景が広がっていました。


五人の妻たちは、レオンの宣言通り「信頼・信用・安心・共感・情熱」の結晶をその身に宿しました。ミレイユは知的な「お椀型」をさらにふっくらとさせ、ヴァレリアは「ロケット」の如き勢いで母性を爆発させています。セレス、エルザ、シオンも同様に、レオンとの愛の証を慈しむように抱えています。


アランの家からは元気な産声が響き、ブライトの家でも「次世代の賢者」の誕生が期待されています。彼らがパートナーと深く結ばれた結果、側近たちの結束もまた、家族という絆でより強固なものとなりました。


「希望通りの家」を与えられたエルフ、ドワーフ、獣人、魔族たちも、レオンたちの活気に当てられ、次々と子宝に恵まれました。種族の壁を超えて、公園には耳の長い赤ん坊、尻尾の生えた赤ん坊、角のある赤ん坊が溢れかえっています。


この事態に、嬉しい悲鳴を上げているのは建設担当の二人です。


「若! 人口の増え方が論理を超えてやがるぜ! 最初に作った集合住宅じゃ全然足りねえ、第十居住区まで一気に増築だ!」

バルクが汗を拭いながら、嬉しい悲鳴を上げます。


「……バルク。……それだけじゃない。……保育園と学校も、各種族の特性に合わせて作らないと間に合わない。……レオン、君の『子作りバレット』は効きすぎだ」

バルトも、図面を引きながら呆れ顔で、しかしどこか満足げに笑いました。


夕暮れ時、レオンは五人の妻たちと共に、活気に満ちた街を見下ろしていました。


「……すごいな。僕たちが愛し合った結果、こんなにたくさんの新しい命が生まれるなんて」


レオンの言葉に、27歳のミレイユがそっと彼の手を握りました。

「レオンさん。これがあなたの創りたかった『幸福の形』ですわ。論理ではなく、愛によって増えていく人口……これこそが最強の国力です」


26歳のヴァレリアが、ロケット型の胸をレオンの腕に押し当てて囁きます。

「ええ、私たちの子供も、もうすぐこの街を駆け回るわ。……楽しみね、レオン」


18歳で建国し、自らの愛をもって人口問題を一気に解決してしまった若き王。

アランとブライトも、それぞれのパートナーと子供を抱きながら、レオンの元へ集まってきます。


「がっはっは! レオン、このままじゃ十年後には、世界で一番子供が多い国になっちまうぞ!」

「……それもまた良きこと。……さあ、王よ。次なる未来を」



レオンが街の平和を噛み締めていたその時、現場の総責任者であるバルクが、見たこともないほど顔を真っ赤にして、バルトと共に執務室へ飛び込んできました。


「わ、若……! 大変だ、えらいことになっちまった!」


バルクは愛用の金槌を落としそうなほど手が震えています。バルトもまた、普段の無表情が崩れ、耳の先まで赤くしながら、手にした図面で顔を半分隠していました。


「……若、俺の……俺の家にも、ついに授かっちまったよ! 相手のドワーフ娘が、『バルクの熱い槌打ちに惚れた』なんて言い出しやがって……! ガッハッハ! 俺が父親かよ!」

バルクの豪快な笑い声には、照れと、それ以上の爆発的な喜びが溢れていました。


そして、隣で沈黙を守っていたバルトが、震える声でボソリと告げました。

「……レオン。……私もだ。……エルフの森から来た彼女が、昨夜……。……君と五人の妻たちの『波動』に当てられたのは、私たちだけではなかったようだ」


この報せに、執務室にいた全員が沸き立ちました。


「バルク! バルト! 本当におめでとう! 僕も最高に嬉しいよ!」

レオンは自分のことのように二人と固い握手を交わしました。アラン(25歳)は「がっはっは! 建設コンビが今度は『家庭の土台』を築くのか!」と二人の背中を叩き、ブライト(23歳)は「……職人の血、そして精霊の血が次代へ繋がること、心より祝福しよう」と静かに微笑みました。


五人の妻たちも、自分たちのマタニティライフの「先輩」として、あるいは「同期」として、二人を質問攻めにします。

「バルクさん、ドワーフの赤ん坊には鉄分の多い離乳食が必要かしら? 論理的に計算しましょう」とミレイユが手帳を取り出し、セレスは「バルトさん……、エルフの赤ちゃん、ぷるぷるしてるの……?」と興味津々です。


レオンは、喜びに震える二人を真っ直ぐに見つめ、新たな王命を下しました。


「バルク、バルト。今日から君たちには、適度な『祝産休暇』を命じる。仕事はアランや僕がカバーするから、まずはパートナーの体を一番に考えてやってくれ。そして……」


レオンは窓の外、拡大し続ける街並みを指差しました。


「君たちの子供が、僕たちの子供と一緒に泥だらけになって遊べるような、最高の広場を設計してくれ。それが、この国を創り上げた君たちへの、僕からの最高の報酬だ」


「……若!」「……レオン。……ありがとう」


二人の目には、熱いものが浮かんでいました。

王から側近、そして建設の要たちまで、国の中枢にいる者たちすべてが「父」となろうとしているこの国。それはもはや、単なる統治機構ではなく、巨大な一つの「家族」へと進化を遂げたのです。




地下の旧遺構に潜んでいた「腐れ」を根こそぎ一掃したレオンですが、その眼光はさらに鋭さを増していました。「まだだ。表面のゴミを払ったに過ぎない。次は、この街の循環を滞らせている『構造的な腐敗』を絶つ」


レオンはバルクとバルトを呼び出し、地下空間の再構築を加速させます。かつての貴族たちが私腹を肥やすために築いた隠し金庫や秘密の牢獄を破壊し、そこへ魔導による巨大な空気清浄システムと、各種族の魔力を都市の動力へ変える「共鳴炉」を設置しました。


「バルク、淀んだ空気は思考を腐らせる。ここを街で一番清浄な場所に作り替えろ」

「がっはっは! 合点だ、若。物理的な掃除も、魔法的な浄化も、俺たちの技術で完璧に仕上げてやるぜ!」


レオンが放つ浄化の波動は、物理的な汚れだけでなく、民たちの心にこびりついていた「旧体制への恐怖」さえも焼き払っていきます。その背中を追うアランとブライトも、己の武器で影を払い、一切の妥協を許さぬ「徹底排除」を完遂しました。


掃除を終えたレオンが地上へ戻ると、五人の妻たちが誇らしげに彼を迎えました。ミレイユが「これで論理的な障害はゼロですわ」と微笑み、エルザが「我が主君の道に、塵一つ残ってはいません!」と、とんがった情熱を込めて敬礼を捧げます。


毒素を出し切り、真にクリアになった国家の土壌。レオンは、清々しい朝日の中で「ここからが、本当の建国だ」と静かに宣言するのでした。


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