データ型 一覧表
それぞれのデータ型について解説します。
### char:
`char` データ型は、1バイトの整数を表現します。通常は文字を格納するために使用されます。符号なし整数でもありますが、一般的に文字を表現する際に符号なし整数として扱われることが多いです。
```c
char myChar = 'A'; // 文字'A'を格納
```
### int:
`int` データ型は整数を表現します。通常、32ビットまたは64ビットの範囲内の整数を格納できます。符号ありとして、正負の整数を表現します。
```c
int myInt = 42; // 整数42を格納
```
### float:
`float` データ型は、単精度浮動小数点数を表現します。32ビットの精度を持ち、小数点以下の桁数が有効数字に影響します。
```c
float myFloat = 3.14; // 浮動小数点数3.14を格納
```
### double:
`double` データ型は倍精度浮動小数点数を表現します。通常は64ビットで、`float` よりも高い精度を持ちます。
```c
double myDouble = 3.14; // 倍精度浮動小数点数3.14を格納
```
### void:
`void` データ型は、何も値を持たないことを示します。主に関数が何も返さないことを宣言するために使用されます。
```c
void myFunction() {
// 何も返さない関数
}
```
### short:
`short` データ型は、通常は`int`よりも小さい範囲の整数を表現します。具体的なサイズは環境により異なりますが、通常は16ビットです。
```c
short myShort = 32767; // 短い範囲の整数を格納
```
### long:
`long` データ型は、通常は`int`よりも大きい範囲の整数を表現します。具体的なサイズは環境により異なりますが、通常は32ビットまたは64ビットです。
```c
long myLong = 1234567890; // 長い範囲の整数を格納
```
### signed:
`signed` データ型は、符号つき整数を表現します。通常は `int` と一緒に使用され、符号あり整数であることを明示します。`signed` 修飾子は省略可能です。
```c
signed int mySignedInt = -10; // 符号つき整数を格納
int anotherSignedInt = -20; // signedを省略しても同じ
```
### unsigned:
`unsigned` データ型は、符号なし整数を表現します。通常は `int` と一緒に使用され、非負整数であることを明示します。
```c
unsigned int myUnsignedInt = 42; // 符号なし整数を格納
```
これらのデータ型は、プログラム内で様々な種類のデータを表現するために使用されます。選択するデータ型は、プログラムの要件とデータの範囲に依存します。