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貴女など、あのお方に相応しくありませんわ
なぜ!わたくしでは駄目なのですか…
わたくしの方が未来の母国に相応しくてよ!
誰に言ってるのかしら?
あら?わたくしに言ってるのですか?
煩いですわ。
わたくしはモブですのよ。
わたくしも貴女方の方が相応しいと思うわ
はぁ…どうして、わたくしに皆様仰るのかしら?
そう思い顔を上げると、ジル殿下がわたくしに手を伸ばす。
えっ?わたくし?
「今日、この場に皆が集まってくれた事感謝する。陛下が仰っていた春が来た。春に宣言していた通り私の婚約者が決まった事をここに宣言する」
わたくしは手を引かれ、大勢の前に…
わたくしは…モブがいいのです!!!!!!!!!!!!!!
そう叫ぶと、当たりが一面、白くなり、光が開けた
光が収まり、目を開けると、そこにはジル殿下がいた。
「くっ…あはは…なんだい、そのモブとは?」
「えっ?あれ?夢?」
「夢じゃないよ、僕の可愛い婚約者殿、待たせたかな?」
「ジル…殿下?」
ジル殿下はわたくしに微笑みます。あれ?さっきのは夢?
それにしても…
「何故わたくしはまた殿下の膝で寝ているのでしょうか?」
「僕が来た時には、アイリーンは寝ちゃってて、あんな事があったから寝かせてあげようと思ってね。
僕がいると安心すると思って横に居たんだ、そしたら、こっちに倒れて来るから、膝枕したんだよ。
あっ!安心して、君付きのメイドも一緒だよ、僕はベットに運ぼうとしたんだけど、流石にマズイと思ってね」
「はぁ…殿下ありがとうございます」
わたくしはウトウトしながら聞きます。
「それで、殿下?どうなったのですか?犯人はわかりましたか?あの、2人は今どこに?」
「詳しい話は明日にしよう。アイリーンはこのまま、また寝なよ」
「いいえ、聞きますわ。ケント、アヤがどうなったか気になりますもの」
「あの2人は無事だよ、今この屋敷で保護してる、だから安心しておやすみ」
殿下はそう言うとわたくしをポンポンと小さい子にするようにあやす。
2人が無事で良かったですわ…
わたくしは、また夢の中へ…
今度はあの可笑しな夢は見なかった。




